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インタビュー

【UFC】メキシコ人史上初のUFC世界王者ブランドン・モレノ「諦めないで。本当に実現したいならやり続けること」

2021/06/18 12:06
【UFC】メキシコ人史上初のUFC世界王者ブランドン・モレノ「諦めないで。本当に実現したいならやり続けること」

(C)Zuffa LLC

 2021年6月12日(日本時間13日)、米国アリゾナ州グレンデールのヒラ・リバー・アリーナで『UFC 263』が開催され、メキシコ人史上初のUFC世界王者が誕生した。

 ブランドン・モレノはメキシコのバハ・カリフォルニア州ティフアナ出身。2011年にメキシコでプロ総合格闘技(MMA)デビューを果たした。

 2016年7月に、世界各国からフライ級王者が集められた『The Ultimate Fighter』シーズン24にWFF王者として参加。扇久保博正と同部屋で切磋琢磨するも、1回戦でアレッシャンドリ・パントージャに判定負けした。

 2016年10月、UFC初参戦でルイス・スモルカと対戦。試合前のオッズでは圧倒的不利も下馬評を覆してギロチンチョークで1R一本勝ち。しかし、2018年5月に再びパントージャに判定負けし、2連敗でUFCからリリースされていた。

 ここでモレノはUFC再挑戦を諦めず、2019年6月にLFAフライ級王座を獲得し、2019年9月にUFC復帰を果たすとアスカル・アスカロフとドロー。2020年12月には、UFC世界フライ級タイトルマッチで王者デイブソン・フィゲイレードに挑戦。驚異的な粘りを見せ、テイクダウンを奪うなど善戦したものの0-1の判定ドローで王座獲得に失敗した。

 ダナ・ホワイト代表が「フライ級史上最高の試合」と称賛した前戦を経て、2021年6月、UFC 263のUFC世界フライ級タイトルマッチで王者デイブソン・フィゲイレードとダイレクトリマッチ。1Rから左ジャブでダウンを奪うなど攻勢に立つと、3Rにリアネイキドチョークで一本勝ち。メキシコ人史上初となる王座獲得に成功した。

◆UFC世界王者(※2021年6月18日現在)

ヘビー級(-120.2kg)
フランシス・ガヌー(カメルーン)

ライトヘビー級(-93.0kg)
ヤン・ブラホヴィッチ(ポーランド)

ミドル級(-83.9kg)
イスラエル・アデサニヤ(ナイジェリア)

ウェルター級(-77.1kg)
カマル・ウスマン(ナイジェリア)

ライト級(-70.3kg)
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)

フェザー級(-65.8kg)
アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(豪州)

バンタム級(-61.2kg)
アルジャメイン・スターリング(ジャマイカ)

フライ級(-56.7kg)
ブランドン・モレノ(メキシコ)

女子フェザー級(-65.8kg)
アマンダ・ヌネス(ブラジル)

女子バンタム級(-61.2kg)
アマンダ・ヌネス(ブラジル)

女子フライ級(-56.7kg)
ヴァレンティーナ・シェフチェンコ(キルギス)

女子ストロー級(-52.2kg)
ローズ・ナマユナス(米国)

 UFCデビュー当時は、トレーニングの合間に家族でピニャータ(お菓子やおもちゃなどを詰めた紙製のくす玉人形)を作っていたモレノは、ヒーローは「家族とロッキー・バルボア」だという。

 2014年にUFCメキシコ大会が開催されてから、MMAのレベルが一気に上がったという同地で練習し、オクタゴンデビューを果たすも、いったんはリリースされていたモレノは言う。

「とてもしんどいよ。でも、本当に実現したいならやり続けることだ。諦めないで」と。試合後の会見での一問一答は下記の通りだ。

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