2021年6月18日(金)東京・後楽園ホール『RISE 150』の前日計量&記者会見が、17日(木)都内にて14:00より行われた。
今大会で引退式を行う初代RISE QUEENアトム級王者・紅絹(NEXT LEVEL渋谷)は、同門の後輩で初代RISE QUEENフライ級王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)と2分2Rのエキシビションマッチを行う。
エキシビションとはいえ、本気で行くと宣言している2人。小林は「紅絹さんの引退式の相手に選んでもらえたことは重要な役割だと思っているので。しっかり自分を仕上げてきました。明日は“愛”を思い切りぶつけたいと思います」と本気モード。紅絹も「明日はエキシビションですが、会見や公開練習などいろいろ用意してもらってありがたいと思っています。愛三は愛をぶつけると言っていますが、痛そうな愛ですよね。無事に済むのかな(苦笑)。もっとしんみりすると思っていましたが、なんでこんな必死なんだろうって。試合前と変わらないドキドキ感があります。勝敗はないし、相手は愛三だし、思い切り自分らしい戦いをして会場を盛り上げられたらと思います」と、試合前と変わらない心境だとした。
小林もまた「普段の試合前と変わらない気持ちです。試合以外の部分では紅絹さんのラストファイトなので寂しい気持ちもありますが、真正面からぶつかっていくとの心境です」とする。
会見では伊藤隆RISE代表より「2人の控室を別にしてくれとの申し出がありました。無事に送り出せるか心配です。どんだけバチバチなんだと」とのエピソードが明かされたが、紅絹は「知らなったです。誰の意図か分かりませんが、試合をする選手たちは命をかけて身体を絞って試合に臨むと思うので、私たちがキャッキャッしていても失礼なので。必死にやりたい」と、他の選手たちに失礼のないように全力でやると改めて宣言。
引退式を明日に控えての心境を聞かれた紅絹は「最後だからしっかり締めたいと思いましたが、いつも通りチケットの準備が終わっていないし、ちゃんと睡眠とれるのかなって。出来てないのは私っぽい。最後になってしまうので後悔がないように私のエキシビションのために飛行機や新幹線を使って来てくれる人もいるので、その人たちに来てよかったと思わせるようにと思っています。セミ、メインが残っているので、より盛り上がれる状況にしたいと思っています」と、熱を覚ますことなくセミとメインにつなげたいという。
これだけは決めたい技があるかと聞かれると小林は「ヒジって言いたいですが」と、RISEでは禁止されているヒジ打ちと答え、紅絹が「絶対にやるなよ」と答える場面も。小林は「紅絹さんなら許してくれるかと思ったんですが(笑)。私は気持ちをぶつけたい」とし、紅絹は「別にヒジが当たったらしょうがないですし、ごめんと言われたらしゃあない。後輩ですしね。私はパンチも強くないし、蹴りも上手くないので、2分2Rの中で自分らしさ、紅絹らしい動きを表現できればと思います。全体の動き、これが紅絹って動きを見せたい」とした。
また、紅絹はこのエキシビションに備えて「緩い生活をしていて太っていたんですが、ピークから4~5kg落としてきました。動くのに支障がないように準備してきました」と、本気の姿勢を見せていた。