10勝無敗の強打者・鈴木(左)がWBCムエタイ日本王者・葵と王座決定戦
2019年6月9日(日)東京・後楽園ホールで行われる『REBELS.61』の全対戦カード&試合順が発表された。
今大会のメインイベントを飾るのはREBELS 60kg級王座決定戦、WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者・葵拳士郎(マイウェイジム)vs鈴木宙樹(クロスポイント吉祥寺)に決まった。
REBELS 60kg級王座決定トーナメントは「鈴木宙樹vs旭野穂」「才賀紀左衛門vs浅川大立」の4人で2月から始まったが、旭野の欠場で鈴木の相手が急遽代打のタイ人に変更。浅川との激戦を制した才賀は諸事情により決勝戦を欠場。そのため鈴木が浮いてしまう形となったが、今回、王座決定戦として認定するのに相応しい相手として、2月にWBCムエタイ日本統一王者になったばかりの葵に白羽の矢が立った。
葵は5歳で空手を始め、大会優勝68回の経歴を持つ。キックボクシングでも蹴り技を得意とし、2017年6月にはINNOVATIONスーパーフェザー級も獲得。今回の試合が決まり、「3本目のベルトです。こんなチャンスを頂いて感謝します。必ず自分がベルトを巻きます! 楽しみで仕方ないです。自分も楽しんで会場も盛り上げて勝ちます」とSNSに意気込みを綴っている。
対する鈴木は往年の名ボクサー・高橋ナオト氏からパンチの指導を受け、10戦10勝(7KO)無敗のREBELSが誇るホープ。右ストレートに必殺の威力を秘めており、4月大会ではSB日本ライト級3位・上田一哉をKOした。
セミファイナルでは、REBELS-MUAYTHAIフェザー級王座決定戦として、元WPMF日本スーパーバンタム級王者・浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉)vs栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)が決定。
栗秋はREBELS 57.5kg級王者・古谷野一樹、 REBELS-MUAYTHAIフェザー級王者・八神剣太と2人の王者を破った実績が光る。4月大会で栗秋にKOで敗れた八神がその場でベルトを返上したため、今回王座決定戦が行われることになった。衝撃手なKO劇を生み出す強打が持ち味。
浜本はラウェイに挑戦して2017年6月に勝利を収め、同年大晦日にはRIZINで行われたキックトーナメントに参戦。1回戦で那須川天心と対戦した。ヒザ蹴りとボディブローを得意とする。
山口元気レベルス代表は「鈴木は20歳、栗秋は24歳と若く、今回はレベルス新世代の台頭を象徴する試合順にしました。若くてパンチャーの2人にセミとメインを任せます」と、抜擢の理由を語っている。
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