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【RISE】初黒星を付けられた北野克樹に王座を懸けてのリベンジマッチに臨む山田洸誓「絶対にKOです」

2021/06/07 20:06
 2021年6月18日(金)東京・後楽園ホール『RISE 150』にて、RISEスーパーライト級(-55kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで、挑戦者同級1位・北野克樹(誠至会)の挑戦を受ける王者・山田洸誓(正道会館KCIEL)が公開練習を行った。  シャドーの後、K-1で多くの名選手を育てた湊谷コーチが持つミットにパワフルかつスピードのある右ストレートを叩き込んだ山田。「総本部の練習で1週間くらいですが、湊谷先生にバランスを見てもらってちょっとずつ修正していく形です。今は2日目なのでまだ完璧じゃないですがしっかり詰めていきます」と、正道会館総本部で細かい修正をしている最中だという。  生まれたばかりの我が子と離れ離れの単身赴任生活となるが、「夜になると恋しくはなっています(笑)。今はフェイスタイムができるので少しだけ娘の顔を見ていました。こっち(娘)で癒されてこっち(北野)でムカついて」と、オンラインで娘の顔を見て練習の疲れを癒している。  その一方、北野に対して「そんなにイライラすることもないですけれど、今回ばかりは1回負けている相手なので倒してやるって気持ちも出るし、いろいろな想いが重なってという感じです」と特別な感情があるとし、北野の「何回やっても結果は同じ」との挑発に対して「冷静に受け止めているのもあるし、久しぶりにムカついているのもあります。年下にそんな言われる人生を送ってきたことがなかったので、久しぶりに燃えています」と火が着いている。  オープンフィンガーグローブでやってもいいくらいの気持ちか、と聞かれると「いいですよ。素手でもいいです。向こうが良ければ。僕は何でもいいので。OKが出れば全然やります」と、オープンフィンガーグローブ戦も辞さない。相手が北野でなくても「お許しをくれるなら全然やります。チャンピオン初のオープンフィンガーグローブ戦になりますよね」とオープンフィンガーグローブ戦自体にも興味があるようだ。  今回はプロ初黒星を付けられた相手との初のリベンジ戦となるが、「空手では何回も試合があるので、結構な確率で3~4回同じ相手と当たります。リベンジ戦も1回も負けたことがない相手との再戦もあるし、慣れているので初めてではない感覚ですね」と、特に意識するところはない。  再戦に関しては「すぐにでもと思っていました。あの時は気持ちから何からミスっていた。そこを修正したら全然勝てる」と、すぐに再戦しても勝つ自信があったという。前回の反省点は「気持ちと相手の蹴りの距離で戦ったことと、意外と蹴りが長いなって自分の中で思っていたところと相違があったことです。もう分かっているので。一番はメンタルだと思います」と分析が済んでいる。 「前回は試合に臨む姿勢、絶対にやったるって気持ちが足りなかった。気持ちが前面に出ている感じですね」と言い、「前回のタイトルマッチ、実方選手とやった時は思うような形でできたので、少し変えつつ、いいところを出していけたらと思います」と、理想の形に近付けたいとする。  前回とは「真逆の結果になるでしょう。それを皆が望んでいると思う。なります。2Rくらいで、ピシャッと」と2RでのKOを予告。北野は山田がパンチで来ると予想しており、山田も「そうでしょう。でも蹴れるんですよね、僕も。前回はそこに付き合ってしまっておもろない試合をしたし、向こうもおもろない試合したと思っているか分からないけれど、今回は一緒に盛り上げてくれたら」と、今回は相手に付き合わず、面白い試合をしたいとする。北野の蹴りに関しては「上手い人はいっぱいいますから。その中の一人で特別な感じはないです」とした。  逆に北野の弱点はと聞くと「パンチは打てないでしょう」ときっぱり。「でもナメてはいないですよ。僕よりは打てないと思うので、僕の距離でいかに戦えるか。そこだけだと思います」とパンチがカギになるとしたが、「他にも潰せる技があるのでそれも出していけたら」と別の技も用意していると話した。  そして、決着は「KOです。はい。メインにふさわしい試合をします。絶対にKOです」とKO決着は必至だと断言した。
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