RIZINのリングでISKA世界タイトルに挑むことになった那須川
2019年6月2日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホールにて開催される『RIZIN.16』の対戦カード第一弾が、5月1日(水)都内で行われた記者会見で発表された。
RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)は、今大会でキックボクシングの世界王座認定団体「ISKA」の世界タイトルに挑戦することが決定。
那須川は2016年3月、ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王座決定戦を行い、フレッド・コルデイロに勝利して17歳で世界王座を獲得しているが、今回はフェザー級(-57kg)王座に挑戦する。ISKA世界王座の2階級制覇、そして現在保持するRISE世界フェザー級王座と合わせて世界三冠王を目指す。
ISKAは同じ階級に5つのルールで王座を認定している。那須川が今回挑戦するのは、キックボクシングフリースタイル王者アメッド・フェラージまたはK-1ルール王者ヤンス・グセフ(共にフランス)で、ISKAが近日中に指名した方のタイトルに挑戦することになる。
フリースタイルはパンチとキックのみ攻撃が認められ、ヒジ打ち・ヒザ蹴りとつかんでの攻撃が禁止。K-1ルールはフリースタイルに加えてヒザ蹴りと片手でつかんでのヒザ蹴りが認められる。タイトルマッチは両ルールとも3分5R。
【写真】自分がセンターに立った新しい大会ポスターを見る那須川
那須川は7月21日のRISE大阪大会で、世界トーナメント「RISE WORLD SERIES 2019」の準決勝に出場することが決まっており、関西での連戦となった。
会見では「今回連戦になりますが、ダメージなくサクッとしっかり勝ってRISEのトーナメントにつなげたい。初めての関西での興行ですが、しっかり盛り上げてしっかり勝ちたいと思います」と、自身初の関西での試合に気合い十分。
ルールに関しては「どっちでも何でも大丈夫です。どのルールにも対応できますし、連戦できるのも自分しかいないと思うので問題ないんじゃないですか」と、どちらのルールになっても問題はないとする。
また、元号が変わったことについて聞かれると「令和になったからといって変わることはないですが、毎回毎試合、大きな試合をやりたいです。格闘技界の話題になるだけではなく、スポーツ界や世界中で話題になるような、日本だけではなく世界を巻き込んだ試合をしていきたい」と、スーパーファイトをやっていきたいと話した。