6月2日(日)に神戸ワールド記念ホールで開催される『RIZIN.16』で、女子スーパーアトム級タイトルマッチ(49kg契約・5分3R・ヒジあり)浜崎朱加(王者/AACC)vs ジン・ユ・フレイ(挑戦者/米国)が行われることが5月1日、都内ホテルにて発表された。
浜崎は、2016年9月の「Invicta FC 19」でInvicta FC世界アトム級王座の2度目の防衛戦としてフレイと対戦。2Rに浜崎の右のパンチにフレイが左目尻をカットし、ドクターストップとなり、浜崎が王座防衛に成功している。
Photo by Dave Mandel, Invicta FC
その後、浜崎が返上した同王座を、2018年7月にフレイが王座決定戦でミナ・グルサンデルに判定で勝利し獲得。現Invicta FCアトム級王者となった。フレイは2018年12月の前戦では同じグルサンデルをスプリット判定で退けて初防衛に成功している。
新旧Invicta王者対決にして、現RIZINとInvicta王者の対決にもなる今回の再戦に向け、浜崎は会見冒頭で「前回はカットで勝ちましたが、1Rは危ない場面もあって拮抗していました。次は差を見せて、一本かKOで勝ちたい」と意気込みを語った。
また、2016年の初対決でのドクターストップから2年9カ月ぶりの再戦となることで「フレイ選手もベルトがかかっていて、リヴェンジマッチということで特別な気持ちで挑戦してくると思います」と警戒しながらも、「こっちも初めての防衛戦なので、しっかりKOか一本を狙って“もう戦いたくない”と思われるくらい圧倒して勝ちたいと思います」と返り討ちに遭わせることを予告した。
フレイがInvicta王座の防衛に成功していることについては「同じ相手に連戦して勝っているので、私と戦ったときより力をつけてきていると思います」と評価する浜崎だが、「それは私にも言えることなので、お互いの成長を試合で見せられるのが楽しみです」と再戦に自信を見せた。
対するフレイは主催者を通じて「この時が来るのを2年半、待ちました。次こそ真の決着をつけたいと思います」とのコメントを寄せている。
パンチでのカットによるTKO勝利に当時は、ケージのなかで「しっかり5R、カットでなくて勝負がつくまで戦いたかった」と涙声で語っていた浜崎。「1Rは良かった。何が起きたのか分からなかった」と悔しさを滲ませていたフレイ。両者の再戦は「Invictaの全面協力のもと」(榊原委員長)、リングで行われる。