2021年5月23日(日)東京・大田区総合体育館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて行われる、「K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」に出場する池田幸司(ReBORN経堂) のインタビューが主催者を通じて届いた。
池田は幼稚園で空手を始め、中学からは陸上部にも所属。一時は空手の練習から足が遠のき、大学入学後に「飲んだくれて遊んでいた」日々を過ごしていたが、一念発起してReBORN経堂に入門。アマチュアでは無敗を誇り、2019年にはK-1カレッジ優勝。同年10月にKrushでプロデビューしたが大学卒業後、一度は就職したものの、K-1ファイターの道を諦めきれずに退職。2020年10月の第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント一回戦では吉岡ビギンと延長までもつれる接戦を演じた。同年12月のKrush後楽園大会で鵜澤悠也を下すと、2021年3月のK-1で倉田永輝にKO勝利。戦績は4勝(2KO)2敗。
他の選手にはない殺傷能力ある蹴り技、あと攻撃力あるパンチ
――K-1に新設されたバンタム級の日本最強決定トーナメントへの出場が決まりました。オファーを受けた時の心境を聞かせてください。
「自分は実力とセンスは本当にどの選手よりもあると思っていて、でも今まであまり注目されてこなかったので、早く自分の実力を証明したいと思って、反骨心で今まで練習してきました。なのでこういった大舞台でやっと自分の実力を証明できるチャンスが来て、すごいワクワクしてますし、“やったろう”っていう気持ちになってます」
(写真)1回戦では黒田斗真(左)と対戦――今回初めて池田選手を見る人もいると思います。自分の武器・アピールポイントはどこですか?
「今K-1で活躍している選手はパンチとローの選手が多いですが、自分は多彩な蹴り技を使って試合を組み立てていくタイプです。他の選手にはない殺傷能力ある蹴り技、あと攻撃力あるパンチを見てもらいたいです」
――池田選手が自信を持つセンスというのはどういった部分なのでしょうか?
「練習していてすぐできちゃうっていうのもありますし、試合での対応力だったりにも自信があります。そこまで試合で緊張もしないですし、試合中に技がひらめいたり、他の選手にはできないような技だったりができるので、試合では“ひらめき”を出していきたいです」
――準決勝・決勝の勝ち上がりはどう予想していますか?
「準決勝は松本日向選手とやりたくて、決勝は橋本実生選手とやりたいです。僕はその2人と一緒の代で『格闘代理戦争』に出たんですけど、自分は試合にも出れず活躍もできないまま終わって…。その自分とは真逆で彼らは『代理戦争』ですごく活躍して、プロになった今でも注目されているじゃないですか。僕は自分の方が2人より実力があると思っているし、そういう悔しさを持って練習してきたので、ここで2人を倒してスッキリしたいです」
――「格闘代理戦争」で抱いた悔しさが反骨心の源になっているのですね。
「あの時の悔しい思いは今でも残っているし、橋本選手・松本選手をきっちり倒して、K-1ファンのみなさんにも自分の実力を分かってもらいたい。今回のトーナメントは自分の実力が十分証明できるメンバーだと思うし、繰り返しですが待ちに待っていたトーナメントです。しかもそれがK-1の大きい舞台で、K-1の本戦で活躍している選手は自分の憧れだったので、すごくテンションが上がってます」
――今までは他の選手が注目されてきましたが、今回でそれを引っくり返す?
「はい、全部ひっくり返して自分の方に持っていきます。まさに下剋上です。優勝してその先でK-1バンタム級のベルトを獲って、K-1最軽量を引っ張る存在になっていきたいと思ってます」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「自分が一番強いので、それを見てもらえたらいいなと思います。センスと実力はこのトーナメント8人の中で一番あると思うので、それをK-1ファンのみなさんに見せつけてやりたいです」