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【DEEP】“北の女武芸者”熊谷麻理奈が2戦目に自信「寝ても立っても戦える私を見てもらいたい」

2021/05/04 13:05
【DEEP】“北の女武芸者”熊谷麻理奈が2戦目に自信「寝ても立っても戦える私を見てもらいたい」

MMA本格参戦のデビュー戦でケイトに敗れた熊谷。猛特訓を積んで2戦目に臨む

 2021年6月19日(土)東京・ニューピアホールにて『skyticket Presents DEEP TOKYO IMPACT 2021~1st ROUND~』(昼)、『DEEP TOKYO IMPACT 2021~2nd ROUND~』(夜)が開催される。

 今大会は男子と女子のミックス大会として行われ、夜の2nd ROUNDではDEEP JEWELS58kg以下契約5分2Rで熊谷麻理奈(K-Clann)とta-e(AACC)が対戦する。


 熊谷は“北の女武芸者”と呼ばれるマルチファイターで、元々はアマチュアボクシングで活躍しキックボクシングに転身。さらに2018年5月にはMMAにも挑戦(Road FC 47の女子バンタム級でジン・インチャオに判定負け)、同年9月には素手にバンテージのみを巻いて戦う超過激格闘技ラウェイにも出場し、4R判定無しのドローとなっている。

 2020年8月と9月の『DEEP』でKINGレイナとキックボクシングルールで連戦。初戦はKINGレイナが判定勝ちも物議を醸し、再戦はKINGレイナが計量オーバーのため減点2とイエローカード2枚提示で試合開始。今度は判定3-0(30-26×2、30-25)の大差で熊谷がリベンジを果たして名を挙げた。


 KINGレイナ戦の後、「今後はキックボクシングとMMAの“二刀流”で活動していく」とMMAへの本格参戦を宣言。その第一歩となった12月のDEEP JEWELSではケイト・ロータスと対戦するも1R4分33秒、腕十字で敗れるスタートとなった。

 この敗北に奮起した熊谷は「今回の試合に勝つために、東京へ住み込みでMMAの練習、フィジカルトレーニングをして来ました。人生でおそらく一番練習していると思います。それくらい今回の試合に力を入れています」と、地元札幌から上京して練習漬けの毎日を過ごしてきたという。MMAでの所属もDEEP2階級制覇・横田一則率いるK-Clannとした。


 今回対戦するta-eについては「この前のアマチュアの試合を見ましたが(今回がプロデビュー戦)、アグレッシブでとても良いファイトだったなと思って見ていました。気持ちの強さもあって戦うのがとても楽しみです」と、噛み合う相手と見ている。

 今回の試合に関して「あの熊谷麻理奈がこんなにMMAが出来るようになったんだ! と皆さんををびっくりさせたいと思っています。寝ても立っても戦える私を見てもらいたいです」と意気込む。東京での特訓でかなり自身を付けたことがうかがえる。


(写真)札幌では以前医療関係のところで働いていたということで白衣を着てパチリ

 そんな熊谷に趣味や今興味を持っていることを聞くと、「趣味では無いのですが、最近、時間があれば格闘技のYouTubeを見たりしています。今までMMAの試合を見ても何が何だか分からなかったのが、今は少しずつ理解出来る様になって、見ててとても楽しくて色々見ています。ちなみに今MMAの先生をしてくださっている横田さんの動画も見ています」と、プライベートも格闘技一色だ。好きな格闘技選手はロイ・ジョーンズJr.だという。

 格闘技を始めたきっかけは「元々、格闘技が好きで選手としてやって行きたいと思っていた時に、当時の会社の近くにボクシングジムが出来てすぐに通い、15kgダイエットして試合に出たのがスタートでした」という熊谷。目指すは、まずは1勝。新たなスタートを切ることができるか。

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