2021年4月17日(土)東京・後楽園ホール『RISE 148』の前日計量&記者会見が、16日(金)都内にて14:00より行われた。
第6試合のスーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで対戦する、同級8位・水落洋祐(エイワスポーツジム)は65.0kg、同級5位・伊藤澄哉(戦ジム)は64.8kgで計量をパス。
その後の会見で伊藤は「RISEは今回で3戦目になりますが、こんなベテランの名前のある選手を当てていただきありがとうございます。今回もKOしか狙ってないので倒せるファイターとして注目してください」と、堂々の挨拶。 水落の印象は「自分は妹(伊藤紗弥)の試合の応援で行った時に生で見たことがあります。パワフルでアグレッシブで、なにより根性があることが一番イメージが強いです。初対面してみて身体が自分よりデカいと思いました。リーチは自分の方が長いと思うけれど、力負けしないように自分もアグレッシブにガンガン行きたい」とし、「この一戦で皆さんが期待しているのは打ち合いだと思う。打ち合いもできる自信あるし、打ち合いに付き合わずテクニックで戦う想定もしています」と、どちらでも戦えるとした。
対する水落は「明日は自分らしい試合をしてKOで勝てればいいなと思っています」と、いつも通りの“激闘”で行くと宣言。伊藤の印象は「凄い仕上げてきていると思います。明日の試合が楽しみです」と、相手にとって不足はなさそう。
そして「自分はいつも通りのスタイル。ファイトスタイルを変えるつもりはありません。倒しに行こうと思います」と、誰が相手でも倒しに行くと語った。
第5試合のミドル級(-70kg)3分3R延長1Rで対戦する、同級6位・宮城寛克(赤雲會)は69.95kg、第2代ZSTフェザー級王者・森興二(FJ KICKASS)は70.0kgで計量をパス。
その後の会見で森は「元々総合格闘技をやっていたんですがキックもやって、勝った試合は全部KOできているのでKO決着が期待出来るような試合を見せます」と言い放つ。宮城も「相手は元総合の選手だと聞いているので、KO率もありますが自分がしっかり倒してKOで勝ちたい」と、こちらもKO宣言。
互いの印象を聞くと森は「凄く真っ黒だなと」と笑い、「仕上がっていて明日が楽しみ。アウトボクシングしないでインファイトしてくれると盛り上げられる。楽しみにしています」と宮城にインファイトを要求。それに対して宮城は「全然仕上がってない感じがしました。減量がキツかったのかなと思いました」とカウンターパンチを浴びせる。
この一戦は今年開催が内定している賞金トーナメント『DEAD OR ALIVE』ミドル級の査定試合の意味合いもある。森は「自分は総合の試合でも判定決着がなく、勝っても負けてもフィニッシュなので盛り上げられる。もちろん勝って盛り上げたい」、宮城は「自分は70kgでは小さい方で仕上がってないですが、70kgに対応できるように鍛えて挑んで盛り上げたい」とそれぞれ出場アピールした。
第4試合の-53.5kg契約3分3R延長1Rで対戦する、RISEスーパーフライ級9位・金子梓(新宿レフティージム)は53.4kg、MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者&WMC日本バンタム級王者の二冠王・鳩(=あつむ/TSKjapan)は53.2kgでそれぞれ計量をパス。
会見で鳩は「やっとRISEルールに慣れてきたので、次はバッチリやっていろいろアピールしていきたいと思います」と、ムエタイルールからRISEルールに変わったことに対応できて来たと自信をのぞかせる。対する金子は「53kgが盛り上がっているので、いい勝ち方をして存在感をアピールしたいと思います」とお互いにアピールしたいという。
互いの印象を聞くと、鳩は「頑丈そうで試合もバチバチ来る選手なので、面白い試合になるんじゃないかと思っています」、金子は「今日計量で見て感じたことはないですが、KO率が高くて僕にないものを持っている。試合展開は僕が倒されるか、僕が3R削っていくかの試合になると思う。面白い試合になると思います」と、かなり具体的に見どころを自ら語った。
前日には53kgトーナメントについての発表もあったが、今回この試合で勝ち方がよければワンチャンスある。鳩は「めちゃくちゃ羨ましいと思ったので、いい勝ち方をしてアピールできたらなと思う。頑張ります」、金子は「自分の階級で大きなトーナメントをやるので出たい気持ちはあります。でも最近の戦績を見ると出れないのは妥当かと思います。今回いい勝ち方をして存在感をアピールすれば今後につながってくると思っています」と、両者とも“ワンチャン”を狙うと意気込んだ。