2021年4月17日(土)東京・後楽園ホール『RISE 148』の前日計量&記者会見が、16日(金)都内にて14:00より行われた。
メインイベントにてRISE QUEENフライ級(-52kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで対戦する、RISE QUEENフライ級暫定王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)は51.7kg、挑戦者・田渕涼香(拳聖塾)は50.95kgでフライ級リミットの-52.0kgをパス。
伊藤隆RISE代表は「3月、4月と2大会とも女子がメイン。男子に負けない盛り上がりが来ているのでこの2人には頑張ってもらいたい。小林選手はGirls POWERで活躍が最も予想された選手ですが、(前回田渕に敗れて)止まった時間を動かしてしてもらいたいと思います。田渕選手も前回の負け(2月に寺山日葵に判定負け)があるので気持ちを晴らしたいとの想いがあると思います。2人で女子の歴史に残る試合をしてほしい。最終的に女子だけの大会をやりたいと思っており、Girls POWERを後楽園ホールでやりたい気持ちが高まっています」と、この試合を見て女子だけの後楽園ホール大会を開催するかどうか判断したいとした。
タイトルマッチ調印式を終え、会見に臨んだ田渕は「昨年12月にRISE初参戦で小林選手と対戦させていただいて、今回も前回も凄く王者のオーラが出ていて強いイメージがありますが、私は挑戦者なのでしっかりと挑戦者のつもりで倒していきたいと思います」と挨拶。
小林は「この日がやっと来ました。いろいろな気持ちがありますが、アツい気持ち、冷静な頭、感謝の心で明日は自分を出し切りたいと思います」と今回のテーマを話す。
前回の試合から約4カ月、お互いの印象は「特には変わった印象はなくて、前回も今回も自分の戦いをしていこうと思います」(田渕)、「印象は私も変わっていないですし、戦い方も変わっていない。でも今日、田渕選手を見た時にメイクもされててかわいいという印象は変わっています」(小林)とそれぞれ答えた。
田渕は「必ず倒しに来ると思いますが、私は倒される気はないので、しっかりメインを盛り上げて私がベルトを獲りたいと思います」との意気込み。小林は「前回の負けは意味のある負けでした。最後は自分を信じ切って気持ちを乗せて田渕選手にぶつかっていきます。リングに上がって何をするか、攻撃を当てて倒しに行くという目的がある。そこをしっかりと遂行したいと思います」と、前回負けた自分を払しょくしたいとする。
前回ダウンを奪われている小林はダウンを奪い返すつもりはあるかと聞かれると、「何を当てるとかどう動くとかは特に決めてないですが、倒されっぱなしは悔しい。その気持ちがありながらアツい気持ち、冷静な頭、感謝の心、そして最後に“女は度胸”だと思っているのでそこをぶつけていきたいですね」と、先に話したテーマに“女は度胸”を付け加えた。
では、田渕はどう思うかと聞かれると田渕も間髪入れず「女は度胸だと思います」ときっぱりと答えた。
どちらの度胸が上回るか。メインイベントにふさわしい熱戦が期待される。