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【K-1】初参戦のイラン人ファイター・サッタリ「K-1のベルトを獲るために日本に来た」

2021/03/11 13:03
 2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.1~』にて、スーパーファイトのK-1クルーザー級3分3R延長1Rで、加藤久輝(ALIVE)と対戦するサッタリ・ウィラサクレック(イラン/WSRフェアテックス・イラン)が公開練習を行った。  サッタリはWAKOアマチュアムエタイ世界ミドル級王者、ムエタイ・プレジデントカップ2012優勝、ムエタイ・アジアンビーチゲーム2014優勝、ムエタイ・アジアインドア&マーシャルアーツ2017優勝などの実績を持ち、プロ戦績は10勝(3KO)1敗。2020年10月のKrushに初参戦を果たすと谷川聖哉を右フックでKOし、強烈なインパクトを残した。  イランから来日して、これが日本で3戦目、そしてK-1初参戦となるサッタリは、ウィラサクレック・ウォンパサー会長のミットに素早いパンチや重い蹴りを叩き込んでいった。  特に目を引いたのが、ウィラサクレック会長が最大に伸ばした手に握られたミットを目がけてのハイキック。しかも回転しての蹴りを3回連続で放ったり、ジャンプしてさらに高いところを蹴ったりとバリエーションも披露。そのポテンシャルを存分にアピールした。  まずはコンディションを聞かれると「非常にコンディションはいい。ウィラサクレック会長と、毎日多い時で3回練習をしているので、試合に向けて仕上がっていると思う。会長だけでなくゴンナパーたちとも練習していて、日々強くなっていることを実感している」と、ウィラサクレックジムでの練習の手応えをアピール。  対戦する加藤については「本当に強くて経験も豊富で、手強い選手だと思う。でも、自分はチャンピオンを目指していて、ベストを尽くすのみなので誰が相手でも関係ない」と問題にしていない様子。  日本での初戦となった谷川戦については「結果的にKOできたが、全然満足していない。その前の試合から2年近く間が空いていたし、日本に来て最初の試合だったということもあって、コンディションもそこまで整っていなかった」と振り返った。その上で「今回は日本で3戦目でもあり、日本の環境にも慣れてきてトレーニングもしっかりできているので、全て出し切れるように準備するだけだ」と、やはり次戦に向けて自信満々だ。  公開練習で見せた多彩な蹴りについては「先ほど見せたハイキックや回転蹴りもそうだが、毎日会長と試合に向けて厳しい練習をしているので、試合の中でもそういった技を出せるようにベストを尽くしたい」とコメント。ハイキックは高すぎて加藤の頭も軽々と越えそうだったがと問われると、「練習だからね。実際、試合になれば目の前の敵に照準を絞って、ベストなキックを見せるよ」と笑った。 「自分はK-1のベルトを獲るために日本に来た。K-1には自分の力を示す機会をもらって、感謝している。今回勝ったら改めてベルトに向けて進んでいきたい」との言葉の後、日本語で「皆さん、愛してます。ありがとうございました!」と締め括ったサッタリ。多彩かつ豪快な技を決めて、クルーザー級に新風を吹かせることができるか。
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