2021年4月11日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールにて2部制で行われる『BOM WAVE04 - Get Over The COVID-19 -』の全対戦カードが発表された。
第1部(11:00開始)には名高・エイワスポーツ(=吉成名高/エイワスポーツジム)が登場。フォーウィン・シット・ジャルンサップ(タイ/SIT.JARAENCHAP)とWBCムエタイ世界フライ級(-50.80kg)王座決定戦3分5Rを争う。
“ハマの神童”名高は2018年12月、ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王座を奪取し、日本人として7人目の同スタジアム王者になり、2019年4月15日にはルンピニースタジアム認定同級王座も獲得。日本人初のルンピニー王者になると同時に、ムエタイの2大殿堂であるルンピニーとラジャダムナンの王座を同時に保持した史上2人目の外国人(タイ人以外)選手となった。
また、2017年4月にWMC世界ピン級王座、2018年4月には日本人4人目の快挙となるWBCムエタイ世界タイトル(ミニフライ級)を獲得。さらに同年9月にはIBFムエタイ世界ミニフライ級王座もKOで獲得し、日本人初のIBFムエタイ世界王者となっている。2019年12月のBOMではBOMフライ級初代王座決定トーナメントを圧倒的な強さで制した。2020年は8月のRIZINで優心に2R3分8秒、ヒジ打ちでTKO勝ち。RIZIN大晦日にも参戦し、ペットマライを1R2分20秒、ヒジ打ちでKO。榊原信行RIZIN CEOが「名高選手は化け物ですね」と評した。
フォーウィンはオーソドックススタイルのフィームー(ミドルキックを主体にして離れて戦うテクニシャンタイプ)。しかし、パンチも得意でKO率が高い選手だという。元True 4Uの108ポンドのチャンピオン(石井一成の対戦相手のペッシラーが返上したベルトを獲得)で、20歳の名高よりも若い18歳の選手。タイのテレビマッチで活躍する現役バリバリの選手であり、かなりの強豪のようだ。
3連続KO勝ち中の名高が日本人初のWBCムエタイ世界王座の2階級制覇を達成するか、それともフォーウィンが名高の快進撃をストップするのか。
同じく第1部には、元ラジャダムナンスタジアム認定ミニフライ級王者の竜哉・エイワスポーツジム(エイワスポーツジム)も登場する。
竜哉は小学4年生でムエタイを始め、アマチュア時代は約100戦を経験して9本のベルトを巻いた。中1の時にタイでプロデビューを飾り、タイで試合(約20戦)・練習経験を積んで2018年4月に満を持して国内プロデビュー。いきなりWMC世界ピン級王座を獲得して世界王者となった。
2019年7月にはタイでIBFムエタイ世界ミニフライ級王座決定戦を制して日本人3人目のIBFムエタイ世界王者となり、9月には同じくタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目のラジャダムナンスタジアム王者に。凱旋試合となった12月のWPMF世界ライトフライ級王座決定戦では判定2-0で惜敗したが、2020年2月にKO勝ちでWPMF世界ミニフライ級王座を獲得した20歳。2月の『RISE ELDORADO 2021』でRISEルールに初挑戦し、渡邊愼一から判定3-0(30-29、30-28×2)で勝利を収めた。
今回対戦するのはMASA BRAVERY(BRAVELY GYM)で、九州地区で活躍するムエタイ選手。元WMC日本スーパーフライ級王者、スックワンキントーン同級王者の二冠王で、2020年11月の『KODO』ではアマチュア5冠王に輝いた石渡悠真からKO勝ちを奪っている。タネヨシホ、大崎孔稀、片島聡志らと拳を交え、2018年2月に仲山大雅から勝利を収めた1勝が光る。
また、HIROYUKI(RIKIX)と小嶋・Nor Nakusin(ノーナクシン ムエタイジム)のテクニシャン対決、BOMスーパーライト級(63.00kg)王座決定トーナメント3分3R延長1Rで健太(E.S.G.)vs晃希(Team SRKも決定している。