2021年4月25日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.2』の対戦カード発表記者会見が、3月8日(月)都内に行われた。
KNOCK OUT-BLACKライト級タイトルマッチ3分3R延長1Rで、王者バズーカ巧樹(菅原道場)vs挑戦者・大谷翔司(スクランブル渋谷)が決定。
バズーカはMA日本キックボクシング連盟をホームリングに様々な団体で活躍。特にKrushやK-1では6勝(4KO)1敗という好成績を残した。2020年2月の無法島GPでは1回戦で二冠王・橋本悟からダウンを奪い判定勝ち。準決勝では古村匡平から2度のダウンを奪い判定勝ち。決勝では西岡蓮太に判定負けを喫するも大きなインパクトを残して“覚醒”。8月大会では丹羽圭介に判定勝ちして王座を奪取し、今回が初防衛戦。戦績は22勝(8KO)8敗2分。
大谷は陸上自衛隊出身。2016年にデビューし、2019年1月にはREBELS-MUAYTHAIライト級タイトルへの挑戦を経験(ドロー)。他団体の王者クラスと試合経験を積み、2020年8月にはJAPAN KICKBOXING INNOVATIONで紀州のマルちゃんを破り、INNOVATIONライト級王座に就いた。そして12月にバズーカとノンタイトルマッチで対戦し、3Rに右フックでダウンを奪って判定2-0(29-28、28-28、28-27)で勝利を収めている。当初は2月のREBELSに出場が決まっていたが、怪我で欠場した。
新生KNOCK OUTで行われる初の王者vs挑戦者によるタイトルマッチ(3月13日大会の小笠原瑛作vsKING強介は王座決定戦)に臨む大谷は「前回は勝ったつもりではいないし、今回もチャレンジャー。バズーカ選手は絶対にリベンジしてやろうというアツい気持ちで来ると思うので、僕も負けないようにベルトへのアツい想いを見せたい。気持ちのぶつかり合いを見せたいと思います」と意気込む。
王者の立場ながらリベンジを懸けるバズーカは「今回はしっかり火薬を満タンにしたいと思います」と、いつも通りのコメント。
前回対戦した印象を聞くと大谷は「攻撃のリズムがよくて、テンポが良かった。皆さんが言っていたようにいい選手でした。あと、試合が終わって一言くらいしか喋っていませんが、いいヤツオーラが出ていました」と、バズーカのキャラを崩壊させるような印象も。
バズーカは「粘り強さくらいですかね」といつも通り口数は少なく、敗因については「油断したということもあった。3Rに集中力が切れたというのはありました」と話す。
前回から強化した部分はと聞かれると「特にやっていることは変わりない。いつも以上にしっかり仕上げて100%で臨む」と、万全の状態で再戦に臨むとした。
一方の大谷も「自分もやっていることに変わりはありません。前回の試合で僕に期待している方々には厳しい言葉もいただきました。そこを修正して今回勝って、そういった人たちに喜んで欲しいと思っています」と修正を加えて臨むとし、「単純にベルトが欲しい。REBELSのベルトがずっと欲しかったんですが、今はこのKNOCK OUTのベルトが一番欲しいので確実に手にしたいです」と王座奪取を宣言した。
最後に大谷は「今回2回目の試合になりますが、ベルトも懸かって前回よりアツい試合になると思うので、2人の倒し合いに注目してください」、バズーカは「前回結果として負けてしまったので、今回は倒してリベンジします」と、互いに激闘を誓い合った。