メインイベントに決定した王者・浜崎vs挑戦者・浅倉のタイトルマッチ
2021年3月21日(日)名古屋・日本ガイシホールで開催される「RIZIN.27」の対戦カードが2月12日(金)、会見にて発表された。
メインイベントで「女子スーパーアトム級タイトルマッチ」として、王者・浜崎朱加(AACC)と、挑戦者・浅倉カンナ(パラエストラ松戸)が対戦する。
両者は約2年3カ月ぶりの再戦。
2018年の大晦日に「RIZIN女子スーパーアトム級王座決定戦」で戦い、2R 腕十字で浜崎が浅倉に一本勝ち。初代王者に輝いた。
その後、浜崎はジン・ユウ・フライを相手に初防衛に成功。続くアム・ザ・ロケット戦でも一本勝ちしたが、2019年の大晦日にハム・ソヒにスプリット判定負けで、王座陥落。2020年8月に前澤智に一本勝ちで再起を飾ると、大晦日の前戦で、ハムが返上した王座を巡り、山本美憂と対戦。キムラロックからのセンタク挟みでタップを奪い、再びベルトを腰に巻いた。
対する浅倉は浜崎戦後、DEEP JEWELのケージで前澤智に判定勝ちも、2019年6月に同じレスラーの山本美憂に判定負け。2019年8月にアリーシャ・ザピテラ(現Invicta FCアトム級王者)との接戦を制して再起を飾ると、年末のBellator JAPANでジェイミー・ヒンショーにキムラロックで一本勝ち。2020年8月に古瀬美月を105秒パウンドアウトすると、2020年大晦日には、あいを総合力で上回り判定勝ちで4連勝をマークしている。悲願の王座獲得なるか。
浜崎は会見で、「またこうやって名古屋で試合ができるのを嬉しく思いっています。しっかりメインらしい試合を見せたいと思います。アトム級世界一が私だというところをしっかり試合で見てもらいたいと思います」と、防衛戦に向けて意気込み。
対する挑戦者の浅倉は「浜崎さんが持っているベルトにこうして挑戦させていただけることを嬉しく思います。皆さんがどう思っているか分かりませんが、自分だけは絶対に勝てると思っているので、今回しっかりこのチャンスをものにしてベルトを巻いて、女子の格闘技を自分が一番に引っ張っていけるように今後頑張って行きたいと思っています」と王座奪取を誓った。
また、最近の試合について浅倉は、「浜崎さんは年末に(山本)美憂さんと試合をしていてすごかった。ここでビビってもだめだし、越えていかないといけない選手。(差は縮まったか?)試合を見てもらえれば分かります」と険しい表情。
一方の浜崎は、「2年ちょっと前に対戦してから、(浅倉は)正直あまり変わってない印象。テイクダウン能力はあるけど、その先がない。自分がやることをやれば勝てると思います。(差は縮まったか?)差自体は縮まっていない。試合を見てもらえれば分かります」と、きっぱりと語った。