ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)の2021年第一弾大会となる2月12日(金)東京・後楽園ホール『NJKF 2021 1st』。今大会のダブルセミファイナルに出場する4選手のコメントが主催者を通じて届いた。
ダブルセミファイナルでは、HIRO YAMATO(大和ジム/NJKFスーパーフェザー級1位)と梅沢武彦(東京町田金子ジム/NJKFスーパーフェザー級2位)のNJKFスーパーフェザー級決定戦、そして日下滉大(OGUNI-GYM/NJKFスーパーバンタム級3位)とリョウ太郎(=リョウは獣へんに尞/DTS KICKBOXING GYM/)の交流戦が行われる。ともに再戦であり、前回は今回赤コーナー側に立つHIROと日下が勝利している。
HIRO YAMATO「お客さんが“レベルが違うわ”って思っちゃう試合になるかなと」
「大和ジムのHIRO YAMATOです。昔はがっつりムエタイスタイルだったんですけど、今はいろんな戦い方ができるようになったかなと思ってます。
去年はキックではボチボチ調子いい感じで、私生活ではスニーカーに出会ってしまって、お金がなくなりました(笑)。今回の試合に向けて特別な練習とかはしてないんですけど、自分と向き合う機会があったので気持ちの面ではもうブレないかなと思います。(梅沢は)1回試合した時は“思ったよリ普通の選手だったな”っていう印象でした。僕と対戦相手とでレベルの差があるので、それを感じてもらえたらいいかなと。漫画だと『幽遊白書』の仙水みたいな、そんなイメージです。特別“こういう試合を”っていうのはありません。試合をしていたらお客さんたちが、“レベルが違うわ”って思っちゃう試合になるかなと。
僕には今の厳しい状況でも応援してくれる人たちがいるので、僕が勝ってその人たちを笑顔にしたいです。まぁ見ててよ」
梅沢武彦「あの時より何倍も強くなっているので負けたら次はないと思って勝ちにいく」
「町田金子ジムの梅沢武彦です。ジムの先輩チャンピオンに憧れて僕もカッコいいチャンピオンになりたいと思いキックを続けてきました。蹴りが得意なのでいろんな蹴り技を武器に戦います。
去年はコロナ禍で2試合しかできず、年末にはWMCのベルト防衛に失敗してしまいました。落ち込みましたが改めて自分を見直す機会にもなり、自分の弱い部分もハッキリ分かってきたので、収穫ありだとプラスに考えています。(今回の試合へ向けては)自分の強い部分はそのまま磨いて、弱い部分は意識して強化してきました。トレーナーとも相談しながらとてもいい練習ができています。HIRO選手は若くて上手くてパワーもある強い選手だと思います。前に一度対戦して、その時は自分の試合ができず負けてしまいましたが、自分はあの時より何倍も強くなっているので今回負けたら次はないと思って勝ちにいきます。
自分から攻めて自分の持ってるものを全部出し尽くす、観ている人も熱くなるような試合にしたいです。NJKFのベルトはずっと欲しかったので今回のチャンスを絶対ものにします! 自分の強さを最大限に発揮して、いろんな人に『梅沢強いな』と思わせたいです。
コロナの影響で試合がなかなかできない中、たくさんの応援の言葉を頂いてます。僕たちキックボクサーは皆さんの応援があってリングに上がれるのだと改めて感じています。恩返しの意味も込めて必ずチャンピオンになるので応援お願いします!」
日下滉大「タフな相手をきちんと倒し切れるかがテーマ」
「自分は軽量級では破格のリーチの長さで、特に左のキックが得意です。去年は3戦3勝と強くなれた年だったと思います。私生活でも大きな変化ばかりでした。今は6月のタイトルマッチを見据え準備しています。今回はその中間テスト的な位置付けです。
対戦相手は頑丈でタフだと思いますが、そんなタフな相手をきちんと倒し切れるかがテーマです。前の試合で初KO勝利ができたので、今回はよりサクッと倒すのが目標です。以前の自分を知っているお客様から『強くなった』と思ってもらえたら嬉しいです。
今回はタイトルマッチに向けて落とせない試合です。勝って当たり前の中できちんと結果を出せる人こそチャンピオンの器。まぁ見ててくれ!」
リョウ太郎「根本的に自分を見直してきたので、もう一皮剥ければ」
「自分は蹴りを中心に組み立てていくスタイルで得意技はミドルキックです。昨年は世間が自粛ムードになり練習ができない期間があったり、想定外のことが沢山あったなぁと思いました。
対戦相手は強敵で、以前戦って負けているのでリベンジしたいです。サウスポーなので、その対策と攻略法を軸に練習を重ねてきました。今回は根本的に自分を見直してきたので、もう一皮剥ければなと思います。バチバチのど突き合いをしたいです。
一緒に熱くなれる、スピリットのある試合をしたいと思いますので応援よしくお願い致します」