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【K-1】年間MVPの木村“フィリップ”ミノル、強さの秘密を魔裟斗が明かす「世界と戦うのが楽しみ」

2021/02/10 21:02
 K-1 JAPAN GROUPの年間表彰式『K-1 AWARDS 2020』が2021年2月10日(水)都内にて開催された。  K-1 AWARDS(ケイワン・アウォーズ)」はK-1 JAPAN GROUPが開催したプロイベント(K-1・Krush・KHAOS)とK-1アマチュアのすべての大会と出場選手を対象にした年間表彰式。今年で4年目の開催となり、2017年は武居由樹、2018年は武尊、2019年は江川優生が最優秀選手賞(MVP)を獲得している。  魔裟斗から発表された今回2020年のMVPにはK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/PURGE TOKYO)が輝いた。木村は2020年は4試合行い全試合KO勝ち。2019年3月から続く連続KO勝ち記録は「10」となった。文句なしの受賞だ。  木村は「凄く光栄に思います。この競技を追及して格闘技の面白さをもっと広げていける活動をしたいと思います」と受賞の喜びを語る。プレゼンターも務めた魔裟斗は「負けなしの10連勝、10連続KOと素晴らしい戦績を残しています。いま一番面白いアツい試合をするのが木村ミノルだと思っています。12月のアビラル戦でも壮絶な打ち合いになって目尻をカットしてのTKO勝利。あの会場中が沸いた試合を解説席で本当に興奮させてもらいました。またアツい試合を会場で、みんなに勇気と元気とパワーを与えてもらいたいと思います」とのメッセージを送った。  授賞式終了後の囲み取材では「小さい時からK-1を見て育ってきて、たくさん夢が出来て必死に戦っているうちにこうやって評価されたり、魔裟斗さんから言葉をいただいて幸せです。これからまだまだ頑張っていこうと思います」と、改めて喜びを語った木村。自分がMVPだという確信はあったかと聞かれると「確信ありました。嬉しいです。ホッとしています」と自信満々に答える。  魔裟斗からは「凄いところは誰もが分かる一発のパワー。新生K-1が始まってからずっと見ていますが、今が心・技・体が充実している。全てにおいて向上していると思います」と木村の成長を話し、「僕の想像ですが精神的に大人になったと感じています。彼女がいて、毎回会場にその彼女がいるのがいいんじゃないかと思っていますね。守るもののパワーとか精神が安定しているんじゃないかなと思います」と、木村の強さの秘密は“彼女”の存在だと指摘した。  同時に「そろそろ女の子に言い寄られてくるんじゃないですか」との心配も。木村は「それは見えない敵ですね」と言い、魔裟斗から「そっちのディフェンスも磨かないと」と言われると「でも、そこもオフェンススタイルでいきたいところです」と笑った。  自身も戦っていた-70kg級で現在K-1王座に就く木村に、魔裟斗は「新生K-1が始まった頃は軽量級が盛り上がっていて、70kgは世界で勝てなかった。でも木村が出てきて外国人選手たちをバタバタと倒してくれて。僕は70kgが好きなんですよ。迫力があって。軽量級にはない迫力、ヘビー級にはないスピードがある。最高の階級だと思っているので、コロナが明けて外国人選手が来れるようになったら凄く強い世界の選手たちと木村が戦う試合を見たい。それを楽しみにしています」とエールを送った。  その魔裟斗の言葉を受けて木村は「魔裟斗選手…あ、魔裟斗さんの試合を見て僕は夢が見れたんですよね。K-1を見ている時が楽しかった。でも魔裟斗さんはK-1の中の人だったからプレッシャーを感じていたと思います。だから今度は、僕が魔裟斗さんにK-1面白いなって思わせたいと思っています」と、魔裟斗が自分を楽しませてくれたように今度は魔裟斗を楽しませるような試合がしたいと意気込みを語った。
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