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【UFC】3月6日、バンタム級王座戦ピョートル・ヤンvs.アルジャメイン・スターリングで「UFC 259」が3大王座戦に。ヤンはATTで調整

2021/01/10 13:01
 2021年3月6日に開催予定の「UFC 259」(会場未発表)で、王者ピョートル・ヤン(ロシア)と挑戦者アルジャメイン・スターリング(米国)の「UFC世界バンタム級選手権試合」が行われることを「MMA Junkie」ほか米国複数メディアが報じた。  同大会では、「UFC世界ライトヘビー級選手権試合」ヤン・ブラホヴィッチ(ポーランド)vs.イスラエル・アデサニャ(ナイジェリア/ニュージーランド)、「UFC世界女子フェザー級選手権試合」アマンダ・ヌネス(ブラジル)vs.ミーガン・アンダーソン(豪州)も決定しており、ヤンvs.スターリングが加われば、3大タイトルマッチが組まれることになる。 “NO MERCY”の異名を持つヤンは、2020年7月11日の「UFC 251」でヘンリー・セフードが返上した王座をジョゼ・アルドと争い、5R TKO勝ちでベルトを獲得。UFC7連勝中(MMA10連勝中)で今回が初防衛戦となる。 “FUNK MASTER”スターリングは、2020年6月6日の「UFC 250」で強豪コリー・サンドハーゲンに1R、わずか88秒リアネイキドチョークで一本勝ちして以来の試合で、UFC5連勝中。佐々木憂流迦や井上直樹の練習仲間としても知られている。  両者は当初、2020年12月13日の「UFC 256」で対戦予定も、ヤンのビザの問題により中止となっていた。  3月の試合に向け、ヤンは現在、米国入りしフロリダのアメリカントップチーム(ATT)で練習を重ねており、格闘技ファンの間では、同じバンタム級の堀口恭司とのスパーリングへの期待が高まっているが、堀口は現在、日本に滞在中。さらに、ATTでは同階級でタイトルマッチ等で同門対決になる場合は、完全にチームを分けて練習を行っており、堀口は同じチームメイトとは戦いたくない、と本誌にも話している。  RIZINで朝倉海を1R TKOに下し、ベルトを奪還した堀口は、返上したもう一つのベルト=Bellator世界バンタム級王座(現王者はフアン・アーチュレッタ)を取り戻し、再びダブルチャンピオンになることを「スタートラインに戻る」と表現している。現時点で交わることはないヤンとのスパーリングをチームが回避することは、すなわち、堀口が3本目のベルト=UFC世界王座も視野に入れていることを表している。  2021年のバンタム級ワールドは、どのように動いていくか。まずは3月6日のヤンvs.スターリングに注目だ。  また、今後、UFCで元RIZINファイターの試合は、2021年2月6日に開催予定の「UFC Fight Night: Overeem vs. Volkov」で、元RIZINバンタム級王者のマネル・ケイプ(アンゴラ)が、フライ級でアレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル・5位)と対戦。  2021年2月27日の「UFC Fight Night: Reyes vs. Prochazka」で、元RIZINライトヘビー級王者イリー・プロハースカ(チェコ)が、UFC同級2位のドミニク・レイエス(米国)と対戦することになっている。 「UFC 259」2021年3月6日 ▼UFC世界バンタム級選手権試合 5分5Rピョートル・ヤン(ロシア)アルジャメイン・スターリング(米国) ▼UFC世界ライトヘビー級選手権試合 5分5Rヤン・ブラホヴィッチ(ポーランド)イスラエル・アデサニャ(ナイジェリア/ニュージーランド) ▼UFC世界女子フェザー級選手権試合 5分5Rアマンダ・ヌネス(ブラジル)ミーガン・アンダーソン(豪州)
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