水抜きに臨む朝倉カンナ。表情から余裕がなくなっていくのが分かる(浅倉カンナチャンネルより)
2020年8月9日(日)に横浜みなとみらいの神奈川・ぴあアリーナMMにて開催される『RIZIN.22-STARTING OVER-』の前日計量が、8日(土)に行われた。
第7試合で古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)と対戦する浅倉カンナ(パラエストラ松戸)は48.80kgで契約体重の49.0kgを無事パス。
その後、午後7時には浅倉の計量前日に密着した動画が浅倉の公式YouTubeチャンネル『浅倉カンナチャンネル』で公開された。計量前後に密着した動画を公開する格闘家は多いが、これほど早いのは珍しい。
(写真)ジムワークの前。まだ表情は明るい(浅倉カンナチャンネルより)
計量前日、浅倉はジムへ行き中学生時代から愛用しているという通称“地獄のサウナスーツ”を着て動く。「なんか動いていないと、嫌なの」と動いて汗を出したいとし、打ち込みなどを行う。
1時間ほど動き、バッタリと大の字になって倒れる浅倉。「カンナの場合は減量すると心臓がここからお腹にいくの」と意味不明なことを言って笑いつつ、リミットまではあと1kg。朝の体重測定からは約700グラム落ちた。
夜は自宅のお風呂で半身浴しての水抜き。先輩であり、10日のメインイベントで朝倉海(トライフォース赤坂)とRIZINバンタム級王座を争う扇久保博正(パラエストラ松戸)から勧められたという塩を浴槽に入れ、汗だしクリームを全身に塗り、さらに浴室暖房をつけての半身浴。
(写真)水抜き終了後、さすがにぐったりとした表情に(浅倉カンナチャンネルより)
最初は笑顔だった朝倉も徐々に苦しそうな顔つきに。インターバルでは携帯電話を浴槽の中に落とすアクシデントがありつつ、思ったよりも落ちが悪いと険しい表情。
それから2時間40分後、浴室を出た浅倉は「ヤバかった。なめてた」とのコメント。思ったよりも落ちるスピードが遅かったとのことだが、49.20kgでリミットまであと200グラム。「あとは寝て、基礎代謝で大丈夫」との確信を得て、再び笑顔を見せる浅倉。最後には「頑張りました、応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。