2020年9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)にて開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の記者会見が7月28日(火)都内で行われ、対戦カード第2弾が発表された。
スーパーファイトのライト級3分3R・延長1Rで、朝久泰央(朝久道場)と弘輝(team ALL-WIN)が対戦する。
朝久は福岡在住で、兄・朝久裕貴と共に兄弟で活躍するファイター。現Krush王者のレオナ・ペタスには2敗を喫しているが、大沢文也、大岩龍矢、安保璃紅、山本直樹らを撃破し、2020年3月には現K-1ライト級王者・林健太から番狂わせの勝利を奪った。これを機にスーパー・フェザー級からライト級に転向して今回の試合を迎える。無尽蔵のスタミナから繰り出す攻撃と変幻自在のファイトスタイル。
弘輝は2020年6月にKrush初参戦を果たしたサウスポーで、初陣ではSEIYAを3Rでマットに沈めた。その試合では打ち合いでの強さを見せつけている。
会見ではまず会見を欠席した朝久からのコメントが読み上げられた。
「みなさん、こんにちは! 朝久道場の朝久泰央です。今日は会見に出席することができずにすみません。9月22日の試合当日はK-1ファンのみなさんの前で激しいファイトをお見せすることをお約束します。それから対戦相手の弘輝君も6月28日の『Krush.113』で、いいスタートを切れて燃えていることと思います。その、ほのかに燃えはじめた炎を消すことになるのは心苦しいのですが、9月22日はキッチリと今まで味わったことのない痛みと絶望をリングの上で教えてあげようと思っています。まぁ、せいぜい頑張って! とにかく、俺が勝つ! 押忍」
会見に出席した弘輝は「格上なのでめちゃくちゃ美味しい試合なので燃えています」と不敵な笑みを浮かべ、朝久のコメントに対して「教えて欲しいですね。味わったことがないので。向こうが逆に味わうことになるんじゃないですか」と太々しく返答。
今回がK-1初参戦になることについては「K-1に出られるのはめちゃくちゃデカいこと。地元・大阪でやってもらってスーパーファイトに出られるのでだいぶやる気があります」と張り切り、「朝久選手は落ち着きがない子ですよね。手出し足出しでやかましい系かなって。印象はそれくらい。ウチのボスやトレーナーは『挑戦だけどいけるやろ』って感じです。自分のことを信じてくれているので」と自信たっぷりだ。
キャリア(朝久が23戦目、弘輝が9戦目)も実績もかなり上の選手との対戦になるが、「キャリアとか実績は彼ずっと戦ってきているし、僕もそれを見とったので『朝久選手と出来るのか』って感じですが、これからずっとキャリアが上の人とやっていくので。みんな僕とやってないってだけです」と、キャリアも実績も関係ないと言い放つ。
また、同大会でK-1ライト級タイトルマッチ(林健太vsゴンナパー)があることは意識するかと聞かれると「タイトルマッチがあるとかじゃなく、僕は僕のやることやって次につなげるだけ。どっちともやることになると思うので」と、すでに林とゴンナパーとの対戦も見据えていた。
そして「倒せるのは6月に見せたので、今回は何でもできるところをみんなに見せたいですね。普通に失神KOを見せてやりたいと思います」と、朝久をKOすると宣言した。