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【K-1】不可思との対戦を待ち望んでいた平山迅「アツくぶつかっていきたい」

2020/07/28 11:07
【K-1】不可思との対戦を待ち望んでいた平山迅「アツくぶつかっていきたい」

不可思(左)との対戦を待ち望んでいたという平山

2020年9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)にて開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の記者会見が7月28日(火)都内で行われ、対戦カード第2弾が発表された。

 スーパーファイトのスーパー・ライト級3分3R・延長1Rで、KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者・不可思(クロスポイント吉祥寺)と平山迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が対戦する。


 不可思は様々な団体で試合を行い、合計5本のベルトを獲得。2019年6月にK-1へ初参戦、佐々木大蔵に流血TKO負けを喫して初陣を勝利で飾れなかったものの、10月の『Krush』では喧嘩屋・堀井翼にTKO勝ちして再起。2019年12月には大和哲也にKO勝ちし、2020年3月にK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也に挑戦したが判定で敗れ王座奪取ならなかった。


 対する平山はパンチを武器に真っ向勝負を展開。戦績は16勝(9KO)15敗3分だが、渡部太基、塚越仁志、牧平圭太、木村“フィリップ”ミノルといった歴代KRUSH王者たちと拳を交えてきた。2019年4月に大阪から上京してシルバーウルフ所属となり、4月のKrushで竹内悠希にKO勝ち。しかし、8月のK-1では山崎秀晃に判定で敗れ、12月のK-1では中野滉太にKO負けして連敗中。

 平山は「実は去年のK-1大阪の記者会見で、山崎選手とやった後に勝ったらやりたい相手がいると言っていて、それが不可思選手でした。2連敗して結果が出ていない自分ですが、このタイミングでこのオファーが来るのは何か意味があると思っているのでアツい試合をしたいと思っていて。大宮司代表もアツい話をしてくれたので、平山はやってくれるんじゃないかと自分の可能性を信じて応援してくれる人たちにもそういう姿を見せたい」と、不可思との対戦を望んでいたとする。


 不可思は「3月に試合をしてずっと試合がしたかった。大阪に呼んでもらえて感謝しています。再びベルトに向かってしっかりやっていきたいし、個人的には今度の試合はベルトに向って行けるようにしっかりぶっ倒して勝ちたい。この状況の中で試合を見てくれる人たちがK-1、格闘技は最高だなと思ってくれる試合を見せたい」と意気込み、平山の発言には「そう言ってもらえるのは選手としてありがたいと思います」とした。

 すると平山はニヤリと笑い、「不可思選手と戦いたかったのはなぜかと言うと、他団体からK-1に喧嘩を売りにきたと聞いたので、俺はKrushとK-1でやってきたのでその喧嘩を受けたいと思った」と、“侵略者”としてK-1参戦を表明した不可思を迎え撃ちたかったのだという。

 しかし、不可思は「そんなに燃えてくれていて嬉しいです。アツい試合ができると思います」と平山の姿勢を嬉しく思うとし、今もK-1に喧嘩を売りに来た姿勢は変わらないかと聞かれると「今も変わらず楽しくやっています。好きにやっているだけです」と答えた。

 これに平山も「人生一回なので自分が思ったようにやってるだけじゃないですか。それは俺も一緒です」と同意。そして「元々やりたい相手だったのでやるしかない。その気持ち一本です」とした。

 相手の印象を聞かれると平山は「コックさんかな」と冗談を言い(不可思はK-1の公式YouTubeチャンネルで料理の腕前を披露している)「気持ちでぶつかってくる選手だと俺は思っています」。不可思は「ガンガン行くし、いつでも分かりやすい試合をするいい選手だなと思います」と評する。


 平山は「去年の試合から、ジムを移籍してからゲームを組み立てるのがテーマの試合運びをしていましたが、今回はアツくぶつかっていきたい」と原点に戻ると言い、不可思は「この前の試合からこれまでの期間で環境が変わって、自分の今までのキャリアで一番い練習ができている。この前の試合より強くなっているし、K-1に向けて完成度を上げた姿を見せられる自信があります。強さを見せたいのとK-1により適応した姿を見せたい。練習場所が新しいところに行くようになって、新しいトレーナーが自分のやりたい動きと凄くハマって。今まではK-1の動きでやりたい練習ができるトレーナーがいなくて、やっと自分が本当に試合でしたい動きを練習できるとトレーナーがこの期間で見つかったので、めちゃくちゃ強くなっていると思います。トータルで完成度が上がっている感じです」と、練習環境がよりよくなって完成度が高まった姿を見せたいとした。

 神戸が地元の平山は「自分が関西の時からずっと応援してくれる人もいるし、俺だったら何かやってくれると思って応援してくれる人がいるので、それを見せたいですね」と地元の応援団の前で“やってやる”との意気込み。

 不可思は「もちろんKOでスカッとするところを見せたい。大阪の人たちがまた試合してくれと思うような試合をしたいですね」と、KOで終わらせると宣言した。

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