3月9日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『DEEP JEWELS 23』の計量が8日12時30分より都内にて行われ、メインイベントで対戦する、DEEP JEWELSアトム級王者・前澤智(リバーサルジム立川ALPHA)とRIZIN女子スーパーアトム級トーナメント2017優勝・浅倉カンナ(パラエストラ松戸)がともに48.60kgで、契約体重の49.0kgをクリア。計量後、2017年8月以来のDEEP JEWELS参戦となる浅倉に話を聞いた。
──計量は48.60kgと、契約体重の49.0kgをアンダーでクリアしました。減量は順調だったように見受けられます。
「はい。49.0kg(RIZIN女子スーパーアトム級)に慣れてきました」
──今回の前澤戦に向けて、取り組んだことは?
「特に対策という対策はなくて、負けてから悪いところを直したりして、とにかく練習が楽しく出来たので、いつもの自分を出せれば勝てると思います」
──苦しい練習のなかでも「楽しく出来た」というのは、RIZINトーナメントで優勝し、追われる身となったプレッシャーから解放された部分もあったのでしょうか。
「それは……あると思います(笑)。あの時の自分はプレッシャーは関係ないと思っていたんですけれど、やっぱり終わってみたらプレッシャーが少しあったのかなって。それが少し楽になったのはあります。なんて言ったらいいんですかね、ちょっと前の自分に戻れたというか。やっぱり追われる立場って本当に大変なんだってことが分かったし、逆に負けてからのスタートなので、切り替えてすぐに次に行けました」
──格闘技の楽しさを思い出して、今回、どんな試合を見せたいですか。
「そうですね……実力差を見せたいです。一本勝ちなりして、成長した部分を見せるのと、実力差をしっかり見せて、最終的にはRIZINのベルトに少しでも近付けるように。今回は、実力がはっきり分かる試合だと思うので、試合で実力を分かってもらえればいいなって」
──気負いなく語りますが、相手は現DEEP JEWELSアトム級王者です。どのような印象を持っていますか。
「(前澤は)試合で強い選手だと思います。気持ちが入っている分、強いと思うので、簡単な試合にはならないと思っています。そこでしっかり勝って」
──競り勝つ自信はありますか。
「はい。あります。でも(前澤は)チャンピオンなので、ナメてかかったらやられるので。そのなかで自分の出せるものを出して、強さを見せられればいいかなと思います」
──浅倉選手は、2016年7月の修斗まではケージが主戦場でした。ケージレスリングはリングと比べてどのように感じていますか。
「パラエストラでもいつも壁際の攻防は練習してきましたし、ケージは、戦いやすいと思っています!」