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インタビュー

【K-1】沈黙破ったMIOが語る今までとこれから「まずは一発目でしっかり進化したところを見せる」

2020/06/05 03:06

試合は「いつでも大丈夫」、目標は「K-1のベルトを巻きたい」

――スタイルチェンジは出来つつありますか?

「そうですね。組みが全くないので…と言いつつも、時々癖で蹴り足のキャッチとかやってしまうんですけれど。今までは組んでいた距離でパンチと蹴りをまとめられるかもしれないし、逆に私が倒されるかもしれないし。どうなるのか自分でも楽しみです」

――K-1ルールにアジャストできる自信は?

「どうなんですかね。私、投げで勝ってきましたからね(笑)。よくいろいろな人にも言われるんです。投げがなくなって大丈夫? って。でもアマチュア時代はK-1ルールに近いルールでやっていたので、そんなに意識することはないかなと思っています。こればかりはやってみないと分からないですけれどね」

――階級はどうしますか?

「ちょうど48kg(ミニマム級)があるので、今まで通り48kgで行きたいと思います」

――意識する選手はK-1、Krush内にいますか?

「Krush女子アトム級のベルトを持っている高梨knuckle美穂選手だったり、K-1女子フライ級チャンピオンのKANA選手だったり。特にKANA選手は女子を引っ張っていってくれているので意識はしています」


――将来的にKANA選手の52kgでやる可能性も?

「いつか筋肉がめっちゃ付いて体重が重くなったら面白いですよね。めっちゃ強いので戦ってみたいとは思います。あれだけ強いと試合を見ていても燃えます。でも現実問題として体重差は厳しいかも」

――まだミニマム級が本格的にスタートしていないので、どの選手がライバルになるかは分かりませんが、初代王者になる自信はありますか?

「みんな強いですけれど…勝つ自信はもちろんあります。長年やっているので(笑)。しっかりそこは差を見せたいなと思って試合を見ています。でも私が入ることによって、そこまでずば抜けているわけでもないので“MIOなら倒せるわ”って子たちが集まって来てくれればいいなって思います。そうなったらミニマム級が盛り上がって来るんじゃないですかね。実力的にちょうどいいくらいなので(笑)。頑張れば倒せそうじゃないですか。もちろん、私ももっと頑張るので、みんなで盛り上げていけたらなと思います」

――キャリアでいえば最年長になるんですね(2011年にプロデビューして42戦)。

「私、めちゃめちゃ戦ってますよね。最初はこんなにやるはずじゃなかったんですけれど(笑)」

――リングネームはどうするんですか?

「MIOのままでいくと思います。でも漢字で『澪』にしようかな…ちょっと考えます」


――新天地ということで不安よりもワクワク感の方が強い?

「めちゃめちゃワクワク感あります。一発目が大事なので、いろいろちゃんとしないといけませんね」

――試合に関してはいつでも行けるような状態になっているんですか?

「はい。ずっと練習をしてきたのでいつでも大丈夫だと思います」

――新しく生まれ変わったMIOを見せられそうですか?

「見せられると思います。見せないといけないですね。本当に、強くなっている気がしています。戦ってみないと分かりませんけれどね。パーソナルにも通って、身体作りもしていこうと思っています」

――当面の目標は?

「まずは初戦で“魅せる”ということに懸けます。常に試合で魅せることを意識してきたので、まずは一発目でしっかり進化したところを見せて、その先のことはそこから考えます。もちろんベルトしか見てないので欲しいですね。KANA選手のトーナメントを見たんですが、めちゃめちゃカッコ良くて。私もあんなトーナメントを制してK-1のベルトを巻きたいですね」

――最後に、お待たせしているファンへ向けて一言お願いします。

「多分、いろいろな方が心配してくださっていると思いますが、次にお会いできる時は進化した姿を見せられると思うので、今まで以上に期待していただければと思います」

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