2020年8月23日(日)東京・新木場スタジオコーストで開催される「Owltech presents PANCRASE 317」にて、中島太一(ロータス世田谷)と堀江圭功(ALLIANCE)によるフェザー級 次期挑戦者決定戦が決定した。
▼フェザー級 次期挑戦者決定戦 5分3R中島太一(ロータス世田谷)#4位・14勝11敗1分 堀江圭功(ALLIANCE)#5位・9勝2敗 2017年NBT同級優勝&MVP
現フェザー級王者ISAO(NEVER QUIT)への挑戦権を賭けた戦い。同級4位の中島太一は、2018年9月に強豪・田村一聖に判定勝ちも、2019年は4月に現在RIZIN参戦中のカイル・アグオンとのフェザー級正王座次期挑戦者決定戦にスプリット判定で敗れ、7月にはユータ&ロックのテイクダウン&コントロールにも苦杯を舐めて2連敗。
しかし、2020年2月にロシアパンクラチオンハバロフスクのボリス・フェドロフを判定で破り、今回、次期挑戦者決定戦にこぎつけた。
同級5位の堀江圭功(ALLIANCE)は、2017年ネオブラッドトーナメント同級優勝&MVP。PANCRASE8勝1敗後、UFCに参戦。ハキーム・ダオドゥ(カナダ)に3R 左ハイキックでKO負けでわずか1戦で無情のリリース。2020年2月の「PANCRASE 312」で内村洋次郎に判定勝利し、UFC復帰への再出発を遂げた。
堀江がオクタゴンに戻るためには、強豪相手に連勝すること。UFCで堀江が3Rで敗れたダオドゥは現在UFC4連勝と活躍しており、緊急参戦した堀江の評価が下がるものではないはず。今回、ロシアACBでも活躍した実績を持つ中島を破り、ISAOが持つ王座を奪取し、UFC復帰が25歳の堀江が描くプランであろう。31歳の中島としてみれば、堀江の突き上げを阻止し、今度こそ「挑戦者」の権利を獲得したいところだ。
フェドロフ戦でリーチを活かした組みとジャブ、右ストレートと打撃の進化も見せた中島と、内村戦で右の強打とともに力強いダブルレッグテイクダウンも印象深かった堀江。どちらが絶対王者ISAOへの挑戦権を得るか、注目の3R戦だ。
▼ライト級 5分3R松岡嵩志(パンクラスイズム横浜)#9位・10勝7敗松本光史(フリー)修斗・第12代世界ライト級王者・20勝9敗2分
当初、4月12日(日)「PANCRASE 314」で予定されていたカードが8月23日大会にスライド。「強い選手と戦い続け、PANCRASEのベルトを狙う」──そう語った修斗・第12代世界ライト級王者・松本。
視線の先には2019年10月のONE日本大会で6年ぶりにMMAで日本人に敗れた相手で現王者・久米鷹介がいる。
その第一関門となるのは北岡悟率いるパンクラスイズム横浜の松岡嵩志だ。元々はストライカーだったが、北岡指導の下、トータルの力が増し、2019年は2戦2勝でコブラ会・岸本泰昭にも勝利している。松岡がパンクラスイズムの意地で止めるか? 松本が修斗王者の実力でデカゴン初戦をクリアするか。
【プレリミナリー】▼バンタム級 5分3R工藤修久(禅道会 小金井道場)9勝9敗2分粥川吏稀(マーシャルアーツクラブ中津川))※2勝/初参戦
※かゆかわ・りき 1998年3月10日生 168cm 愛知県出身