2019年3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される、年に一度のビッグマッチ『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K’FESTA.2』の記者会見が12月27日、都内にて行われた。
タイトルマッチとして、村越優汰vs卜部弘嵩、卜部功也vs林健太、久保優太vs城戸康裕、ジナ・カリミアンvs加藤久輝の4カードが決定。
日本vs世界・7対7の対抗戦として、武居由樹vsアレックス・リーバス、野杁正明vsジョーダン・ピケオー、そして、K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊が、ムエタイの殿堂ラジャダムナンスタジアムの現フェザー級王者ヨーキッサダー・ユッタチョンブリーと激突することが発表された。
▼日本vs世界・7対7 59kg契約 3分3R・延長1R
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(タイ/ユッタチョンブリージム/ラジャダムナン認定フェザー級王者)[Yodkitsada Yuthchonburi]
ヨーキッサダーはオーソドックスのムエカオ。屈強な身体と武骨に攻め続けるファイトスタイルで、2018年11月7日にラジャダムナン認定フェザー級王座に就いたばかり。身長167㎝で戦績は108勝(21KO)38敗4分。中村拓己・新K-1プロデュサーは「現役ラジャダムナン王者がプライドを持って乗り込んでくる。武尊選手にとって過去最大の試練となる」と大一番を語った。
ヨーキッサダーの動画を確認した関係者は、「ひとめ動きを見ただけで身体の強さが分かる。常に圧力をかけてくる選手。オーソから中間距離では右ミドルとローで相手を下がらせて前に出る。近距離では強い首相撲からのヒザを得意としている」と現役ラジャ王者の実力を評する。
首相撲はK-1ルールでは使用できないが、「組み際にこかされることも頭に入れておいた方がいい。ヨーキッサダーと対戦した相手を見る限り、いかにも硬そうなパンチと重い蹴りを前に、武尊はいかに下がらず近い間合いで戦えるか。両手を前にムエタイ流のアップライトで構えたところに、かつての魔裟斗のようにアッパーも有効かもしれない」と展開を予想した。
そのヨーキッサダーについて武尊も「スピード、パワー、テクニック、全部兼ね備えていて、プラス、フィジカルの強さを感じました」と警戒。「年明けからまたアメリカに行ってフィジカル面を強くして、また技術的にもムエタイの選手とやったり、すべての能力を上げるためにアメリカで合宿をやろうかと思っています」と、米国で身体づくりから取り組む考えを明かしている。
両者のコメントは以下の通り。
◆武尊「相手に合わせるんじゃなく、自分の持っているものを上げて相手にどうぶつけるか」
「今回ムエタイ、ラジャのチャンピオンと試合を組んで頂いて、僕は昔からK-1最強を証明したいということをずっと言っていて、日本格闘技界にとってムエタイの殿堂、ラジャの王者(に勝つ)というのは永遠のテーマだと思います。そこを超えるというのは日本人格闘家として避けては通れないところだと思っていたので、今回こうして試合をすることができて本当に嬉しく思います。
今回本当に久しぶりに試合が楽しみというか、自分がやりたい試合を久しぶりにできるなと思っています。必ずラジャのチャンピオンに勝ってK-1最強を証明したいと思います。
(ヨーキッサダーの)映像を見ましたが、スピード、パワー、テクニック、全部兼ね備えていて、プラス、フィジカルの強さを感じました。ラジャのチャンピオンになることは、そう簡単なことじゃないと思うので自信があることも感じていますが、でも僕もずっとK-1で戦ってきて、K-1の看板、全体を背負っている自負もあります。K-1最強を証明するには、ここはほんとうに避けては通れない壁だし、逆に言ったらここを超えたら、K-1最強を証明することができると思うので、全力でぶつかるだけかなと思ってます。絶対勝ちます。
(さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナでやることに関しては)前回、今年の3月やっとメインアリーナに辿り着けたんですけど、僕のゴールはそこじゃないと思っていて、もっと先を見ているので、通過点かなと思っているので、今回もいつも通りっていう感じです。
(ドリームマッチに向けて、対タイ人でも強さを見せておきたい?)それを踏まえてというのもあるけど、今回の試合も本当にこの試合に全身全霊をかけないと勝てない試合だと思っているので、今回『先を見ている』のは会場の話で、さいたまスーパーアリーナのメインアリーナがゴールじゃないっていう意味です。今回の試合に向けて、本当にすべてをかけて、身体作りから練習から、精神的な準備から、すべてをかけないと勝てない相手だと思っているので、勝ってから次のことは考えたいと思います。
(どんな対策を立てる?)僕は毎回そうなんですけど、相手選手に合わせる練習はほぼしないので、相手選手のテクニックや技術は研究するんですけど、相手に合わせるんじゃなくて自分の持っているものを相手にどう使えるか、自分の持っているものを出すための練習をやります。
ムエタイの選手とも練習しようと思うんですけど、対策というより自分の能力を上げて相手にそれをぶつけるための練習をしようと思っているので、年明けからまたアメリカに行ってフィジカル面を強くして、また技術的にもムエタイの選手とやったり、すべての能力を上げるためにアメリカで合宿をやろうかと思ってます。(応援シートも決定したが?)応援シート、ぜひ買ってください!」
◆ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー「タケルに怖さは全く感じなかった」
「今回はタイの代表として日本にやってくることになった。K-1のチャンピオンと戦って、チャンピオンとしてタイに帰りたいと思っています。
(武尊の印象は?)タケルの試合ビデオを見ましたが、まあ、怖さというものは全く感じなかった。今回の試合にも自信を持っているので、勝利をタイに持って帰りたいと思います。武尊に勝ってムエタイの強さを証明したい。
(K-1のリングで何を見せたいか)できればムエタイの技の強さのすべてをお見せしたい。
(K-1のルールの中ではムエタイの技で使えない技もあるが)残念ながら首相撲もヒジも使えないけど、自分はパンチと蹴りだけでもタケルを倒せると思っているので、ムエタイの強さをぜひお見せしたい。ムエタイの全部の武器を使えればタケルにはほんとうに簡単に勝てると思う。でもパンチと蹴りだけでも十分勝てると思っているのでえ、ぜひリングの上の試合を楽しみにしていてほしい」
(※下記選手のコメント追記あり)
▼K-1 WORLD GPフェザー級(57.5kg)タイトルマッチ 3分3R・延長1R
村越優汰(王者/湘南格闘クラブ)
卜部弘嵩(挑戦者/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
◆村越優汰「蹴りでは特に上回りたい」
「前回、チャンピオンになって『しっかり強さを見せる』と言って、1発目で強さを見せられずに負けてしまって、結構落ちてた部分もあったんですけど、今回はベルトがかかって落とせない試合なので、1からやり直してしっかり鍛えていって、3月にはバッチリ仕上げて防衛したいと思います。
(卜部弘嵩の印象は?)前から試合は拝見していて、蹴りもパンチもどっちも、何でもできる選手かなと自分は思っていて、卜部選手も言いましたけど僕も蹴りを得意としているので、そこは自分のいいところであると思うので、蹴りでは特に上回りたいと思います。K-1の大きな大会に、しかもタイトルマッチ、防衛戦で出るということはすごく光栄なことだと思ってます。しっかりインパクトを残したいと思います」
◆卜部弘嵩「僕も蹴りが得意なので、そういう対決ができれば」
「今回タイトルマッチが決まって、ずっとアピールしていたのでそれが形になって、より気合いが入りました。(村越優汰の印象は?)6月に過酷なトーナメントで優勝していて、実績もある強敵だと思ってます。今まで以上に仕上げた身体でいきたいと思います。(相手で気をつけるべきことは?)特に蹴り技には気をつけたいと思っています。でも僕も蹴りが得意なので、そういう対決ができればいいなと思ってます」
▼K-1 WORLD GPライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R・延長1R
卜部功也(王者/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
林 健太(挑戦者/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG)
◆卜部功也「僕にとっては同門で後輩。でも譲る気はない」
「前回の大阪大会(https://youtu.be/rmXRoh7ckMc)で後輩の林健太が優勝して。本当だったら僕もそこに出場するはずだったんですけど、怪我で出られずに悔しい気持ちでトーナメントを見ていました。健太は3試合とも素晴らしい試合をして勝ち上がって優勝して、挑戦者として相応しいと思っています。でも絶対に負けられないですし、(ベルトを)譲る気はないので、ドッシリ構えて横綱相撲をしたいと思います。
(林は卜部を「同門という感じはしてない」と言っているが?)そうですね……。まあ、僕にとっては同門ですね、後輩です(笑)。KRESTの前のジムから一緒ですし。結構長いですね、健太のことを知って。健太のお兄ちゃんの林将多も僕と同世代ですし、そこはK-1甲子園の世代ですし。お兄ちゃんも昔から知ってたんで、やっぱり気持ちとしては複雑ですけど。まあ、今のK-1ジム総本部の梶原龍児代表とも戦ってますし、なんと言ったってウチの兄とも2回戦ってますし、それがマックスで、もうそれ以上のことはないかな、と。慣れたかなという感じです。なので、普通に試合できるかなという感じです。
(林 健太の印象は?)いち対戦相手として、気持ちが強くて、覚悟を持っていて。本当に素晴らしいファイターだなと思っています。僕も3月でデビュー10年になります。ずっとトップ戦線を走ってきたという自負もプライドもありますし、何が何でも勝ってやるっていう気持ちは本当にあります。いまの現状に満足してないので、もっともっと強くなりたいし、こんなとこにいちゃダメだなと思っているので。自分の理想に近づけるように頑張るだけです。(メインアリーナという)大きな会場での2回目の大会に出られることも嬉しいです。しっかり勝っていい10周年を迎えたいと思います。
(怪我の状況は?)怪我はだいぶよくなりました。通っている治療院の先生に頑張ってもらって、本当に丁寧にやってもらって。ふくらはぎの状態もだいぶよくなって、スパーリングもやって思いっきり蹴りも蹴れますし。あとは1月くらいにちょっと海外に行ってスイッチ入れて。今回のタイトルマッチに向けて追い込もうと思います」
◆林 健太「僕の拳は相当怖いと思います」
「K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTのあとに、今回から『FSG』がつくことになりました。これはいま自分が練習しているフライスカイジムの略で、今は2つのジムに所属して頑張っています。今回、功也くんとタイトルマッチが決まって。まあ、昔から先輩ですけど、大阪の一夜明け会見でも話したとおり、今はあまりKRESTには行ってなくて、同門という感じはしてないので全力でベルトを取りにいきたいと思います。
(対戦相手としての卜部功也の印象は?)功也くんはパーフェクトな相手だなって思います。みんな『9割勝てない』とか、『勝てるイメージがしない』とか言われるんですけど、ファイターとしてだけじゃなく一人の男として悔しいですよね。、そんなこと言われるのは。自分は奥さんと子どもがいて、仕事しながら練習していて、家族となかなか会う時間もなくて、子どもに『パパ、ずっと家いないね』って言われるので、そこまで言わせといて負けたら子どもにあわす顔がない、アカンやろという気持ちでやっています。こないだもホンマに頑張って結果が出たので、ホンマに頑張る男は強いんやぞっていうのを功也くんにリングの上で見せてやりたいですね。
(トーナメント優勝でいまの自信は?)もちろん、自信にはなりましたけど、トーナメントで3試合やったメンバーと功也くんとではレベルが違うと思っているので。でも、マジ、ホンマに頑張るんで。たぶん、僕の拳は相当怖いと思います。さいたまスーパーアリーナのあの長い花道を歩くのも楽しみです。みんな何考えて歩いてるんだろう(笑)」
▼K-1 WORLD GPウェルター級(67.5kg)タイトルマッチ 3分3R・延長1R
久保優太(王者/K-1ジム五反田チームキングス)
城戸康裕(挑戦者/谷山ジム)
◆城戸康裕「試合前に(久保が運用している)株が暴落してくれないかな(笑)」
「やっと来ましたね、久保きゅん! 事故ってる場合じゃないからね! 安全運転してよ。(久保が連れてきた猿のマルちゃんを見て)変なの仕込んでるしさ(笑)。とにかくベルト獲りますよ。ここはさすがに獲らないといけないので。
そういえば……11月のK-1さいたま大会の試合後のジョーダン・ピケオーと久保くん(※ピケオーが試合後、場内の久保に対戦をアピール。久保もリング上で受託)、あれ、ズルくないですか? 僕、あれにもの言いたいんですよ。ジョナサン(・トゥフ)ムチャクチャ強くて足も腫れてて、シャワー浴びてたら、久保選手がリングに上がってるって聞いて、そのまま(裸で)出て行ってやろうかと思いましたよ。
本当はここ(vs城戸)が裏で決まっていて、そこにピケオーが出てきて。試合が決まってるからピケオーとはやらずに済むわけじゃん? それであれはズルくない?(笑)あれ、俺も言いたいわ。俺もピケオーとか(チンギス・)アラゾフとやりたい! とかカッコイイこと言いてぇもん! メッチャ逃げてるけど(笑)。
(久保と比較して)株では勝てないですね、絶対。1年前、取材で預金通帳見せてもらって。対戦相手の預金通帳……なかなか見ることないですよね。なに、このマルの数! みたいな。そこは勝てないなと(笑)。3月10日あたりに(株が)暴落してくれれば。
勝ってるところは……面白さですかね。(久保は)マルちゃんを巻いてるわけじゃないですか、俺は次はサラちゃん(久保の妻)を巻いてきます(笑)」
◆久保優太「負けてないところはメンタル!」
「久保優太です、それと(ペットの)マルちゃんって言います。ホテルに連れてきて大丈夫かなと思ったんですが、(妻の)サラちゃんに『せっかくだから連れて行きなさいよ』って言われて。迷惑かけないんですよ、空気だと思って扱ってください(笑)。
(試合については?)試合ですね(笑)、言いたいことは城戸選手に言われちゃったから、あんまり僕から語ることないんですけど。1年ぶりのさいたまスーパーアリーナですけど、僕もあと何戦できるかわからない状況の中で、格闘技人生をかけて毎試合やっているので、絶対にベルトを防衛して、いい2019年最初の試合にしたいと思います。
(自分が勝ってる点、勝てない点は?)僕はあんまり人と比べないというか、ゴーイングマイウェイなんで……謎(笑)。
(株価は試合に影響する?)と思ってですね、今年の12月からちょっとポジション減らしてたんですよ。そうしたら回避できて良かったなと思って。毎回の試合の前は減らしたりして、メンタルに影響しないようにしてるんですけど。やっぱり人間なんで『何百万も減ってるのに今日も練習行かなきゃいけないのは辛いな』みたいな感じになるわけですよ……。あっ、ありました! 負けてないところ、メンタル!(笑)。
(城戸「じゃあ、3月9日あたりに大暴落してもらえば」)そうしたら試合に来ない可能性ある(笑)。(城戸「オイ、そこは来いよ!」)
(野杁正明が「久保選手よりピケオー選手の方が強い」と発言していることについては?)僕もそう思っているので、だからこそピケオーと対戦したかったなって。格闘家魂を感じましたね。自分が勝てるかわからない選手とちょっとやってみたいなと、対戦アピールされたときに『やってやる!』と思って。よし、やっぱ自分は格闘家だなって、あの瞬間思いましたね。(城戸「その中に俺、いないんですけど」)城戸選手に質問してあげてください(笑)。
(城戸「俺もそうだなぁと思いながら聞いてました(笑)。野杁くんは強いですからね。とりあえず70kgに早く行ってくんねえかなって(苦笑)、あとはサラちゃん、巻くだけです)サラちゃん、どこにいるかわからないから、帰ってツイッターで探そうかなと(笑)」
▼K-1 WORLD GPクルーザー級(90kg)タイトルマッチ 3分3R・延長1R
シナ・カリミアン(王者/イラン/WSRフェアテックス・イラン)
加藤久輝(挑戦者/ALIVE)
◆シナ・カリミアン「彼(加藤)はよく喋るが、私はあまりお喋りする人間ではない」
「ここにいる皆さんに、こんにちはと言いたい。この試合について特に何も思っておらず、他の試合と同様に全力を尽くして頑張りたいと思っています。(トーナメントが)終わった後、後悔しない練習をしてきました。
(対戦相手の印象は?)私自身、他の試合と同様に全力を尽くして戦って、王者の魂を持って、またベルトを守るだけ。だから次の試合に関してはあまりコメントしないと決めている。私はあまりお喋りではないので、リング上を見てもらいたい。彼(加藤)はよく喋るようだが、私はあまりお喋りする人間ではない」
◆加藤久輝「プレッシャーに負けずに前に進むことが鍵になる」
「前回(勝利後、タイトル挑戦を)アピールしてよかったです。効果がありました。これから毎回やろうかと思ってます(笑)。そしてチャンピオン、オファーを受けて頂き、ありがとうございました。いつも通りアグレッシブさ全開で激しい試合をしようと思っているので、よろしくお願いします。
(対戦相手の印象は?)カリミアン選手はドラマあチックな展開が好きそうな感じで、たぶん面白い試合になると思います。(前回のトーナメントで)攻撃をもらっても、目が腫れても前に出て3試合こなしたので、気持ちが強い選手だと思ってます。そのプレッシャーに負けずに前に進むのが(勝利への)キーじゃないかと思ってます。(王者から「加藤は喋るが自分は試合前に多くは語らない」と言われ)1人でこの試合が売れるように頑張ります(笑)」
▼日本vs世界・7対7 59kg契約 3分3R・延長1R
武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級(60kg)王者)
ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(タイ/ユッタチョンブリージム/ラジャダムナン認定フェザー級王者)[Yodkitsada Yuthchonburi]
▼日本vs世界・7対7/K-1スーパー・バンタム級(55kg)3分3R・延長1R(※ノンタイトル戦)
武居由樹(POWER OF DREAM/K-1 WORLD GP同級王者)
アレックス・リーバス(スペイン/Team Jesus Cabello)
◆アレックス・リーバス「スーパー・バンタム級の方が合っている」(※コメント代読)
「前回はフェザー級での試合だったが、スーパー・バンタム級の方が自分には合っていると思う。タケイはスピードも速く、経験豊富で頭のいい選手だと思うが、特別に恐れる相手ではない。自分はタケイよりも速く、よりスマートに拳を打ち込んで、タケイをKOするつもりだ。K-1のビッグマッチで、前回以上のビッグサプライズを起こす!」
◆武居由樹「自分のほうがスピードが速いし、しっかり倒せるパワーもある」
「こんにちは、足立区から来たPOWER OF DREAMの武居です。12月の試合で自分は結構、反省していて、すぐにでも試合をしたくて。こうして3月、一階級上の王者に勝った強い選手と試合が決まって気合も入って楽しみです。
(リーバスが村越に勝った試合の印象は?)リングサイドで観ていました。結構、ハンドスピード、パンチの回転かも速くて。そのときはあまり気にして観てなかったんですけど、強いなと。
(指名してきたことについては?)全然、いや、嬉しいです。(どう戦う?)自分のほうがスピードが速いし、しっかり倒せるパワーもあるので、圧倒的な差を見せたいなと思います。
(12月の判定勝利で得たものは?)判定になったのが久しぶりで、延長も初めてで経験値は凄くついたのかなと思います。でも、倒せなかったのは凄く悔しくて。次は倒せるように、もっとパワーとスピードをつけて進化した武居を見せたいなと思います」
▼日本vs世界・7対7 ウェルター級(67.5kg)3分3R・延長1R
野杁正明(K-1 GYM EBISU FREE HAWK)
ジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike's Gym/Krushスーパー・ウェルター級(70kg)王者)
◆ジョーダン・ピケオー「俺は今までノイリが戦ってきた相手とはレベルが違う」
「ノイリは日本で“怪物”と呼ばれているそうだが、それは俺のような相手と戦ったことがないからだ。俺は今までノイリが戦ってきた相手とはレベルが違う。俺がノイリをボコボコにして、俺の方が上だということを証明してやる。『K'FESTA.2』を俺の特大花火で最高に盛り上げるから、みんな楽しみにしていてくれ!」
◆野杁正明「1発で相手が立ち上がってこれないようなものを見せたい」
「今回、ピケオー選手と決まって。僕もやりたかった対戦相手ですし、皆さんも見たかったカードだと思うので、素直に嬉しいです。『ボコボコにする』って言われたんですけど、ボコボコにされるつもりもないですし、ブッ倒して無事にオランダに帰れるような状態では済まさないので、しっかり僕が倒します。今年は4戦4勝4KOという結果だったんですけど、来年は5戦5勝5KOを目指して頑張っていきたいなと思っています。
(ピケオーをどう攻略したい?)僕は新しくなった部分もあり、まだ見せられていない部分があるので、それを試しながら。一撃で倒したいなとは思っていますね。連打とかで倒すというよりも、パンチ1発でKOを目指してやっていきたいなと。(パンチがいまのテーマ?)そうですね。僕は蹴りのイメージが強いと思うんですけど、蹴りだけじゃなくパンチでも倒せるというのをここ最近は見せることをテーマにしているので。前回も結局2回目のダウンでKOだったんで、今回は1発で相手が立ち上がってこれないようなものを見せたいと思っています」