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【RIZIN】朝倉未来が榊原CEOに直談判「マクレガー、メイウェザーとやりたい」

2020/04/13 12:04
 朝倉未来(トライフォース赤坂)がRIZINの事務所に突撃して、榊原信行CEOにメガイベントについて訊ねる動画が、YouTubeにアップされた。  本誌のインタビューにもある通り、“格闘技五輪”として真夏の格闘技の祭典を新・国立競技場で開催したいと語っている榊原CEOに、朝倉未来が直に自身のファイト、希望のカードなどを訊いたもの。  今回の“メガイベント”構想に未来は、「これは俺の出番だと思いまして。世界的に有名な選手とやらせてもらえるチャンスかなと」と語り、RIZINの事務所で榊原CEOに直談判をしている。  榊原CEOは、2月の横浜アリーナ大会で組まれていた未来と朴光哲との試合を「ナンバーシリーズで組む」ことを前提に、メガイベントでは、「スペシャルな試合を組みたい。BellatorやRISEは協力してくれると思う」と構想を語ると、未来は「UFCはどうですか。僕はマクレガーとやりたいです」と、元UFCフェザー級&ライト級二階級制覇王者のコナー・マクレガーとの対戦を希望した。  仰天プランに榊原CEOは、「アプローチはしてみよう。UFCの協力が前提だね」と、独占契約が基本のUFCにもメガイベントへの協力を仰ぐとした。  その意図について未来は、「こうしてお話を聞いていると、100%無理というのはない。(那須川)天心君とメイウェザーの試合だってそう」と語ると、榊原CEOから「ほかに戦いたい選手は?」と問われ、「メガイベントなので、日本人が挑戦する試合がいいんじないかと。だから、あの天心君とやった……」と、マクレガー戦に続けてフロイド・メイウェザーとのドリームマッチをリクエスト。  これには榊原CEOも「メイウェザー? スタンディングバウトだよ? 総合では絶対無理だよ?」と驚きの表情。未来はすかさず「いいですよ」と返答。「天心君、体重差がひどい中でやらされてたじゃないですか。僕の方が(メイウェザーより)ちょっとデカいですしね」とボクシングルールでも対戦したいことを榊原CEOに伝えた。  続けて、「前例で天心君がやっているんで想像はしやすいですね」と、得意の分析力でメイウェザーの特徴をつかむことも可能だと話すと、榊原CEOは「全力で交渉してみる」と語っている。  2002年8月28日の「Dynamite!」ではPRIDEとK-1、INOKI BOM-BA-YEが手を組み、国立競技場で真夏の格闘技の祭典を実現させた。 「7月24日から8月9日の東京オリンピックの期間に何かやれたらいい」と語る榊原CEOは、当時について、「フィールドの上が芝生なので機材を持ち込むのが大変だった。芝生を殺さないように、パラペットという空気が通る板を全面に組んだから、それだけで何千万かかかっている」と、91,107人を集めた大会を振り返った。  さらに「2002年のときは、吉田秀彦とホイス・グレイシーという柔道と柔術のトップ同士が、顔面打撃無しの特別ルールで戦ったんだよ。いまも(五輪競技の)世界チャンピオンクラスに声をかけている」と未来に説明すると、未来は「そういうのも見たい。吉田沙保里さんとかメガファイトで」と、ファン目線でカードを提案。  続けて未来は、「ファンの人の声も大事だと思うんです。というのも、ファンはほんとうにこんな試合が見たいのっていうカードを言ってくることがある。平本蓮君が僕とやりたってつぶやいたらしくて、こっちからしたら何を言っているのって感じなんですけど、もしそんな試合を組んでもらえたら、打撃は強いですけど、ほんとうにイージーなんで。でもそれを逆に観たいっていう人が多いんだろうなと」と、選手本人が想像もしないカードでもファンの声に耳を傾けるべきと話した。 「でも、(平本戦は)社長としては無いですよね」と続けた未来に、榊原CEOも「そうだね、ファイト感が無い。若くていいポテンシャルを持っているけど、総合ではキャリアを積む必要がある。やるなら打撃を活かして早く総合格闘技一本でトレーニングする必要がある。目指すは朝倉未来でもいいと思う」と今後のMMAファイターとしての成長次第とした。 「ファンが何が見たいか。妄想を聞いた上で、交渉に俺が動く」と語る榊原CEOは、未来にどんなカードが見たいかも逆質問。  未来は「海は堀口選手が間に合えば、やはりもう1回。(マネル)ケイプとも見たかったですけどね。ケイプは僕にまで喧嘩を売ってきましたからね」と弟の海には堀口恭司との再戦がいいと答えている。  さらに、「コロナでみんな落ちているなかで、こうしてデカいイベントが行われるなら、日本の選手が挑戦する試合をした方がいい。みんな無理でしょって思える相手と日本の強さがどれくらいなのか。最悪全敗もあるようなカードを組んで、そういう相手じゃないとモチベーションが上がらないんですよ。そういう相手と組めるような大会が出来たら、メチャメチャ盛り上がると思う。ファンの方々も協力してくれる思うので、クラウドファンディングもやるべき」と榊原CEOに提案した。  両者ともに「今こそ団結してやるべき」と語ったメガイベント。新型コロナウイルスの終息の先に、どんな格闘技の未来が待っているか。
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