2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』の一夜明け会見が、23日(月)都内にて行われた。
第17試合でデンサヤーム・アユタヤファイトジム(タイ)を判定3-0で破り、連勝記録を「20」に伸ばしたK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の武居由樹(POWER OF DREAM)が出席。前夜の試合を振り返った。
「たくさんの人に応援してもらって、つまらない試合をして申し訳なかったと思います。でデンサヤーム選手は強くて上手い選手でした」
真っ先に問われたのは、その坊主頭。武居は「昨日はああいうぱっとしない試合をしてしまい、それが2戦も続いて(12月のスリヤンレック戦=判定勝ち)会長に怒られたので気合いを入れ直すため坊主にしました」と苦笑い。
丸刈りにしたのは「Krushでオープニングファイトに出ていたくらいぶり。5年ぶりくらいになると思います」(2014年11月ぶり)と言い、「こういう頭にならないように、もう次からしっかりやりたいと思っています」と反省しきり。
ムエタイの独特のリズムにまだ対応しきれなかったのかとの質問には、「デンサヤーム選手のリーチの長さがやりにくかったのはありました。ムエタイのリズムは何となく分かっていましたが、自分自身が対策してきたことが出せなくて、メンタルの部分ができていなかったのかなと思います」と、実力を出し切れなかった理由を話す。
そうなった原因は「自分が仕上げ切れていなかったのが原因かなと。デビューした時の方がいい動きだったんじゃないかと思うくらいでした。もう一度自分のことをよく考えて次に臨みたいと思います」と、自分を見つめ直すという。
今後もタイ人選手とやりたいかと聞かれると「タイ人と3人やって、明確に勝ち切ったと言えるかと言うと言えないので、それができるまでタイ人とやる必要があるのでやるならやりたいと思います」と、明確な勝ち=KOできるまでやりたいと望んだ。
同日には、昨年のスーパー・バンタム級最強決定トーナメントの決勝戦を争ったKrushスーパー・バンタム級王者の玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)が、無敗の金子晃大(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)に土をつけ、武居との再戦をアピール。
「次の試合はまだ考えていないけれど、そこも会長と相談して。玖村選手はこの前倒したばかりなので、やるなら他の選手かなと思っています」と、再戦するのはまだ早いのではないかとの見解を示した。