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レポート

【修斗】内藤頌貴が劇的KO勝利、小野島恒太がリーグ戦勝ち点獲得、ダイキ・ライトイヤーが剛腕で破壊勝利=3.21「FIGHT&MOSH Vol.2」

2020/03/21 15:03
2020年3月21日、渋谷TSUTAYA O-EASTにて「FIGHT&MOSH Vol.2」が開催された。新型コロナウイルス感染拡大の影響で選手・観客・関係者全員が入場時に検温、手の消毒がなされ大会はスタート。ラウンドガールも一部マスクを着用するなか、大会は休憩を入れず長時間にならないようコンパクトに進行した。   メインでは2018年にベストバウトを獲得し、MOBSTYLESのサポートを受けている内藤頌貴(パラエストラ松戸)が大阪の渡辺健太郎(TK68)と対戦。両者ともに試合開始から前進を止めずにアグレッシブに打ち合い、サウスポー構えから右・左ストレートを当てた内藤が1R終了と同時にTKO勝ち。劇的な勝利でメインを締めた。 ▼第6試合 メインイベント フライ級 5分3R○内藤頌貴(同級世界4位/パラエストラ松戸)[1R 5分00秒 TKO]×渡辺健太郎(同級世界8位/TK68) 2019年10月のONE WSで初の国際戦でアレックス・シルド(米国)を相手に判定勝利した内藤。対するは“浪速の爆弾小僧”渡辺。怪我で約2年間のブランクから復帰し、2019年5月に仲宗根武蔵にKO勝ち。9月に福田龍彌にTKO負けも、大阪から今回の久々の関東進出に燃えている。 1R、右利きサウスポー構えの内藤は右ロー、左ミドル。さらに左ストレートを狙うが、そこに渡辺も右のカウンターを狙う。右フックから左ハイは内藤。打ち合いに持ち込み左から右を当てた内藤に、渡辺はダウン。立ち上がった渡辺にさらに右から左! 再び立ち上がり打ち合いに応戦した渡辺をケージに詰めた内藤が、最後は左ストレート! ホーンと同時に渡辺が頭から崩れ、レフェリーがストップした。 1R終了と同時にTKO勝ちを決めた内藤は、ケージのなかで「パラエストラ松戸の内藤頌貴です。渡辺選手、ありがとうございます。そして来場した皆さん、こんな状況ですけどありがとうございます。少しでも発散していただけましたでしょうか。あと、冠は外れましたけど田原(洋)さん、(Mobstyles)20周年おめでとうございます。また修斗で会いましょう」と元気に挨拶した。 ▼第5試合 インフィニティリーグ2020 バンタム級 5分2R○小野島恒太(CombatWorkoutDiamonds)[判定3-0] ※20-18×2, 20-17×よしずみ(HAGANE GYM) 修斗最激戦区といわれるバンタム級で「インフィニティリーグ2020」が開催。参加メンバーは元ランカーの石井逸人(※2月に一條に勝利し勝ち点2獲得)、小野島恒太を筆頭に2016年新人王の一條貴洋、2019年新人王の野尻定由と、二人のタイトルホルダーに昨年負けなし絶好調のよしずみと最激戦区に相応しいメンバーが集結している。 今大会では小野島恒太とよしずみが対戦。参加選手中、最もキャリアが豊富な小野島は打倒極のバランスに優れている。よしずみは不器用ながら屈強なフィジカルと気持ちの強さを誇る。 1R、ともにオーソドックス構え。右オーバーハンドで先にダウン奪う小野島。パウンドにシングルレッグで立つよしずみ。小野島のダブルレッグにギロチンを合わせて引き込むが、頭を抜いた小野島はバック狙い。よしずみは正対する。 2R、よしずみのシングルレッグを切る小野島は腹固めパウンドから、ダブルレッグテイクダウン! 立とうとするよしずみのバックをうかがいボディロックから尻下でクラッチし、リフト&スラムで再びテイクダウン! サイドを奪ったところでホーン。判定3-0でドミネートし勝利した小野島は勝ち点2を獲得した。 [nextpage] ▼第4試合 バンタム級 5分2R○ダイキ・ライトイヤー(修斗GYM神戸)[1R 0分29秒 TKO]×榎本 明(リバーサルジム東京スタンドアウト) 3連勝中のダイキと2連勝中の榎本の対戦。ともにオーソドックス構え。榎本の右にダイキは右を合わせると、その右同士がぶつかり榎本が右ヒジを脱臼。ダウンしてすぐにレフェリーが試合を止めた。 ダイキはケージのなかで「神戸から応援、ありがとうございます。これで東京の修斗ファンに少しでも名前覚えてもらえるかなと思います。これからは東京でも強い選手と、オチオチしている選手をひきずり下ろそうと思います」とマイクで語った。 ▼第3試合 ライト級 5分2R○宮路智之(パラエストラ松戸)[1R 3分54秒 リアネイキドチョーク]×ヨシ・イノウエ(パラエストラTB)※2019年度同級新人王 2019年ド新人王イノウエと修斗2戦目を迎える宮路が対戦。王座が空位となったライト級に存在感を示せるか。サウスポー構えの宮路はシングルレッグからイノウエを前方に送り出してバックへ。ケージウォークするイノウエに胴を両足で三角クラッチし、リアネイキドチョークを極めた。一本勝ちした宮路は「2連勝で決着つけてるんで、自分の名前、覚えて帰ってください」とマイクで語った。 ▼第2試合 ストロー級 5分2R ○新井 丈(キングダム立川コロッセオ)[判定3-0]※20-18×2,20-17 ×牧ヶ谷篤(和術慧舟會群馬支部)     2月のニューピアホール大会直前で試合が流れた牧ヶ谷篤(和術慧舟會群馬支部)の出場が決定。ストロー級でお馴染みのストライカー・新井丈(キングダム立川コロッセオ)との対戦が決定した。組みの牧ヶ谷と、打撃の新井。対照的な両者は以前に他プロモーションで一度対戦。その時は牧ヶ谷が一本勝ちを収めており、今回が2度目の対戦となる。 1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブ&右ローの新井。牧ケ谷の組みの際を回してテイクダウンで上を取る。下からの牧ケ谷の腕十字を切り、鉄槌を落とし、牧ケ谷が出血。2R、左ジャブ、フック、右アッパーを当てる新井。牧ケ谷はダブルレッグテイクダウンも、ケージまで這う新井は立つと、左をヒット。出血する牧ケ谷にドクターチェック後、再開。頭下げて左右振る牧ケ谷に右アッパー、左ヒザも突く新井が判定3-0で勝利した。 ▼第1試合 フライ級 5分2R○秋山 翼(毛利道場)[判定3-0] ※20-18×3×輝龍(roots) 山口・毛利道場から参戦の秋山。対するは2019年に躍進した小田原rootsの輝龍。ともにオーソドックス構え。1R、左を振り、左ミドルも当てる秋山の四つを切り返して上になる輝龍。2R、左フック、右ローを当てる秋山。右で差して小外テイクダウンからバック回るが、輝龍も前に落として首相撲ヒザ。判定で秋山が勝利。
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