2月16日(土)後楽園ホールにて「Krush.98」が開催された。
メインでは、第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント決勝戦が行われ、バンタム級からの2階級制覇を目指す軍司泰斗と、Krush無敗で王座戴冠を目指す玖村将史が対戦。
試合は、前傾姿勢でパンチを狙う軍司がアグレッシブに攻めるが、玖村は的確なディフェンスで打たせておいてかわして打つカウンターで有効打をヒット。中盤から「軍司が蹴りを警戒しているのが分かったので、パンチでのやりとりでパンチで大丈夫と思い、パンチで行く作戦に変えた」という通り、左フックも的確にヒットさせ、判定勝利でベルトを巻いた。
3月10日の「Krush.99」後楽園大会でタイトルマッチが行われるスーパー・フェザー級では、レオナ・ペタスvs 朝久泰央、剣闘士“俊”vs里見柚己の2カードが行われた。交通事故からの復帰戦となるレオナは、1Rにヒザ蹴りからの左ストレートでダウンを奪っての判定勝利。里見は粘る剣闘士を振り切り、延長判定で勝利した。
また、初代クルーザー級王座決定トーナメント・一回戦では、植村真弥がOD・KENを豪快な右フックでKO。RUIは跳びヒザ蹴りで愛鷹亮をマットに沈め、準決勝に進出している。◆「Krush.98」2019年2月16日(土)東京・後楽園ホール(※リンクは試合動画)
▼第9試合 メインイベント 第6代Krushスーパー・バンタム級(55kg)王座決定トーナメント決勝 3分3R延長1R×軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)[判定0-3] ※29-30、28-30×2○玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)※玖村が第6代王者に。
◆玖村将史「これがゴールじゃなくスタート」
「軍司選手はもともと53kg(バンタム級)のチャンピオンで強い選手なのは分かっていたので、この試合の前はずっと不安で怖かったんですが、ジムで練習を見てもらってだんだん自信になってこういう結果に繋がってよかったと思います。僕たち兄弟は兄の修平とずっと大阪でやっていて、こういうKrushという舞台に出られるとは思っていなくて。それでチャンピオンになれたのが夢のようです。でも僕はこれがゴールだと思っていなくてスタートなので、Krushには戦いたい選手がいないので、もっと強い選手が他の団体から集まって来るような強いチャンピオンになっていきます。これからもチームキングスはじめ、僕たち玖村兄弟の応援をお願いします」
◆玖村将史(試合後)「打ち合っても負けないと思った」
「(試合を振り返って)課題はいっぱいあったんですけど、とりあえずチャンピオンになれたことにホッとしています。(軍司の印象は?)パンチが想像以上に強かったです。(今後の目標は?)全然まだまだチャンピオンとして、今日の試合内容ではダメだと思うので。もっと他団体や世界中から強い選手がKrushに集まってくるような選手になりたいと思います。(バッティングやローブローの影響は?)影響が無いと言ったら嘘になるんですけど、それで集中力が切れるのはダメだと思ったので、そこは意識して戦ってました。(軍司のボディ攻撃について)来るのはわかっていたので想定内でした。逆に打ち合っても、普通に来られても負けないなと思ったので、パンチでいきました。(スーパー・バンタム級で戦いたい選手は?)K-1でダントツで強い武居由樹選手と、Krushチャンピオンとして戦わないといけないなって思っています」
【一夜明け会見コメント】▼第8試合 セミファイナル スーパー・フェザー級(60kg)3分3R延長1R○レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)[判定3-0] ※30-28、29-28×2×朝久泰央(朝久道場)※1R、レオナがヒザ蹴りからの左ストレートでダウンを奪う
▼第7試合 スーパー・フェザー級(60kg)3分3R延長1R×剣闘士“俊”(K-1ジム総本部チームペガサス)[延長R 判定0-3] ※9-10×3[本戦判定1-0(29-29、30-29、30-30)]○里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)
▼第6試合 初代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント一回戦Bブロック 3分3R延長1R×愛鷹 亮(力道場静岡/Bigbangヘビー級王者)[3R 2分31秒 KO] ※跳びヒザ蹴り○RUI(K-1ジム蒲田チームキングス/RISING ROOKIES CUP 2014ミドル級優勝)※RUIが準決勝へ進出。「5月準決勝、もっと強くなったRUIを観に来てください。今日のメインイベント、玖村将史がベルトを巻くと思いますので、熱い応援お願いします」
▼第5試合 初代Krushクルーザー級(90kg)王座決定トーナメント一回戦Bブロック 3分3R延長1R×OD・KEReBORN経堂/2018年K-1初代クルーザー級王者決定トーナメント3位)[2R 1分41秒 KO] ※右フック○植村真弥(ウィラサクレック・フェアテックス幕張/WMC日本ヘビー級王者)※植村が準決勝に進出。「トーナメントで優勝するために一生懸命に練習してきました。みんな応援してくれるのが嬉しくて頑張れます」
▼第4試合 フェザー級(57.5kg)3分3R延長1R×佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/Bigbangフェザー級王者)[判定0-2] ※29-29、27-30、28-30○TETSU(月心会チーム侍)
▼第3試合 スーパー・バンタム級(55kg)3分3R延長1R×林 勇汰(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)[判定0-3] ※29-30、28-30×2○佐々木洵樹(POWER OF DREAM)
※プロボクシング19勝(7KO)4敗の佐々木が、林のインローをもらいながらもサウスポーからの右ジャブ、左ストレートからボクシングの距離でパンチコンビネーション
▼第2試合 スーパー・バンタム級(55kg)3分3R延長1R○亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)[判定3-0] ※30-27×2、29-27×出貝泰佑(TEAM GYAKUSAN)※3R、亀本が左ハイキックでダウン奪う
▼第1試合 スーパー・ライト級(65kg)3分3R延長1R○竹内悠希(K-1ジム五反田チームキングス)[1R 2分58秒 KO] ※3ノックダウン×眞暢(TEAM ONE LINK)※1Rに竹内が左フックでダウン奪取後、右フックで2度のダウン追加
▼プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・フェザー級(60kg)3分3R×ソルデティグレ・ヨースケ(Team Yosuke)[判定0-2] ※28-29×2、28-28○聖也(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
▼プレリミナリーファイト第2試合 バンタム級(53kg)3分3R×橋本裕也(K-1ジム五反田チームキングス)[判定0-3] ※29-30×3○藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)
▼プレリミナリーファイト第1試合 ライト級(62.5kg)3分3R×川上浩平(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)[1R 1分05秒 KO]※右ストレート○安田学登(K-1ジム蒲田チームキングス)