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レポート

【Fighting NEXUS】 滝田J太郎、須貝秋彦、鈴木淑徳、山本空良、バン・ジェヒョク、佐々木郁也が1回戦突破。一本勝ちの渡部修斗は「RIZINバンタム級目指す」

2020/02/28 01:02
【Fighting NEXUS】 滝田J太郎、須貝秋彦、鈴木淑徳、山本空良、バン・ジェヒョク、佐々木郁也が1回戦突破。一本勝ちの渡部修斗は「RIZINバンタム級目指す」

(C)Fighting NEXUS

2020年2月23日(日)東京・GENスポーツパレス4Fにて、「Fighting NEXUS vol.19」が行われ、初代フェザー級王者決定トーナメントが開幕した。

Aブロック1回戦では、山本空良(POD/PFC)、バン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM/TFC)、佐々木郁也(T-Pleasure/GFG)が勝ち上がり、Bブロック1回戦では、滝田J太郎(和術慧舟會/キングクラフト)、須貝秋彦(ピロクテテス新潟)、鈴木淑徳(K-PLACE)が勝ち上がり。滝田はトーナメント枠により準決勝進出を決めている。

また、Fighting NEXUSバンタム級王者の渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)がグラップリングマッチで藤田成保(T-Pleasure/GFG)と対戦。29秒マジカルチョークで一本勝ちし、リング上で「この先、バンタム級で盛り上がっているRIZIN目指して頑張っていこうと決めたので、実力を証明してそこに上がれるように頑張りたいと思います」とRIZIN出場を目指して、5月大会に「覚悟を決めてケージの中で待っています」と、意中の選手にメッセージを送った。

▼第11試合 NEXUSグラップリングルール 5分2R フェザー級 65.8kg契約
〇渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)
[1R 0分29秒 リアネイキドチョーク]
×藤田成保(T-Pleasure/GFG)

グラップリングマッチ。NEXUSバンタム級王者の渡部は、藤田の組みをすぐに頭を落としてがぶるとバックへ。シングルバックからすぐにマジカルチョーク。29秒でタップを奪った。

一本勝ち後、マイクを握った渡部は、「対戦相手は二転三転して無くなるところでしたが、藤田選手、受けていただきありがとうございました。僕はこの先、バンタム級で盛り上がっているRIZIN目指して頑張っていこうと決めたので、実力を証明してそこに上がれるように頑張りたいと思います。応援、よろしくお願いします。僕が尊敬する選手、まだ正式決定してないけど、僕も覚悟を決めて5月ケージの中で待っています」と語った。

▼第10試合 初代フェザー級王者決定トーナメント Bブロック1回戦 MMA 5分2R(延長1R)フェザー級 65.8kg契約
×木村 豊(nico mma dojo)
[判定0-3] ※18-20×3
〇滝田J太郎(和術慧舟會/キングクラフト)

1R、サウスポー構えの滝田はフェザー級挑戦。オーソドックス構え木村。滝田のローに合わせて木村はシングルレッグ。そこにギロチンを合わせる滝田だが、頭を抜いた木村。ブレーク。ダブルレッグからリフトしてテイクダウンは滝田。ハーフガードから細かい鉄槌。

2R、今度は先にシングルレッグを仕掛ける木村。クラッチをヒザで潰して切る滝田は腹固め門脇チューク狙い。左腕を両足で挟んでのチョーク狙いから背後から鉄槌。返されそうになるも亀で凌ぐ木村。滝田がバックからコントロールし、判定3-0の横綱相撲で1回戦を突破。いつもの「1、2、3、J!」で締めた。滝田はトーナメント枠により準決勝に進出。

▼第9試合 初代フェザー級王者決定トーナメント Bブロック1回戦 MMA 5分2R(延長1R)フェザー級 65.8kg契約
×秋山佑史(FREEDOM@OZ)
[判定0-3]18-20×2, 17-20
○須貝秋彦(ピロクテテス新潟)

1R、ダブルレッグテイクダウンは須貝。インサイドからパウンドを入れる須貝は右で脇差してパスガードしサイドに。細かいパウンド入れる須貝はマウントへ。秋山は亀になると須貝はリアネイキドチョークへ。パーウトゥパームで絞めるも極めきれず。

2R早々に右を振ってダブルレッグテイクダウンする須貝。金網際で立つ秋山になおもボディロックでテイクダウン奪う須貝。今度は背中を着かせるとすぐにサイドを奪取。アメリカーナを狙い、細かくパウンドする。足を戻して蹴り上げから立つ秋山。すぐに須貝はダブルレッグからボディロック、小外がけでテイクダウン。パウンドに立ち上がる秋山に左右を打ち込みホーン。判定は3-0で須貝が勝利。「俺はここに番狂わせにやってきました」と宣言した。

▼第8試合 初代フェザー級王者決定トーナメント Bブロック1回戦 MMA 5分2R(延長1R)フェザー級 65.8kg契約
-駿太(HIDE'S KICK)
[1R 4分23秒 反則→ノーコンテスト]
-鈴木淑徳(K-PLACE)

※駿太のグランド状態での頭部へのキック攻撃により、鈴木が試合続行不可能に

1R、オーソドックス構えの駿太に、サウスポー構えの鈴木。左ローを当てる駿太。左ハイはかわす鈴木はオーソドックス構えに。左ミドルを当てる駿太。左ジャブを突く鈴木。駿太は左の中足蹴りを腹に当てる。じりじりと詰めて右ローを当てる鈴木。駿太のワンツーもバックステップでかわす。駿太の左ローの戻しにシングルレッグは鈴木。それをがぶる駿太は引き落とすが亀の鈴木は立ち上がる。駿太の左ハイに右ストレートを合わせる鈴木。駿太は構わず左ハイ、左ジャブで前進。かわす鈴木はワンツーで前に出るも駿太も左にかわして回る。右ハイは鈴木、左ハイは駿太。互いにブロックし、圧力をかける鈴木が金網に詰めてダブルレッグテイクダウン。

金網背に立つ駿太にボディロックから崩す鈴木に倒れない駿太。鈴木から打撃を入れて離れる。金網に詰めて右ストレートで飛び込む駿太に、ダッキングでかわしながら金網際でバランスを崩す鈴木。すぐに立ち上がるも左のヒザを突いたところに駿太の左の突き放しで尻餅。その立ち際に駿太はサッカーキック。さらにダウンした鈴木にパウンド1発。左目を腫らしドクターチェックを受ける鈴木は試合続行不可能。駿太の蹴りがグランド状態での反則の蹴りとアナウンスされ、鈴木の反則勝ち(※)となった(→駿太セコンドの異議申し立てにより審議に。

※【審議の結果】(※2020年3月4日「Fighting NEXUSコミッション」発表)

(1)駿太がキック攻撃を始めた瞬間、鈴木はスタンドポジション状態であった。しか鈴木が顔面にキック攻撃を受けた時には右ヒザが着いておりグラウンドポジションン状態であった。

(2)駿太の行った攻撃は反則攻撃とは言い難いが、結果としてグラウンドポジション状態の鈴木の顔面へキック攻撃が当たってしまった。

(3)両選手ともに過失が認められず、偶発的に起こってしまったアクシデントと判断する。

試合結果は鈴木淑徳の「反則勝ち」から「ノーコンテスト」に変更。トーナメントの2回戦進出に関しては、後日改めて発表される。

▼第7試合 MMA5分2R(延長1R)バンタム級 61.2kg契約
〇福島啓太(K-PLACE)
[1R 4分59秒 TKO]
×澤田 良(T-Pleasure/GFG)

1R、オーソドックス構えの福島にサウスポー構えの澤田。圧力をかける福島は澤田の左にカウンターのダブルレッグテイクダウン。クローズドガードの澤田が足を解いたところで右で脇差しパスガード。マウントから肩固め狙う福島がサイドからヒザを突き、立ち上がり際の澤田に連打をまとめてTKO勝ち。

▼第6試合 初代フェザー級王者決定トーナメント Aブロック1回戦 MMA 5分2R(延長1R)フェザー級 65.8kg契約
×上田厚志(骨法烏合會矢野卓見道場)
[2R 3分05秒 腕十字]
○山本空良(POD/PFC)

1R、ともにオーソドックス構え。山本の左前蹴りにスリップする上田。廻し蹴りで牽制し、右ハイから左サイドキックで詰めてダブルレッグテイクダウンは山本。ギロチンチョーク狙いの上田に頭を抜いた山本。小手投げを潰された上田は潜ってヒザ十字を狙うが、足を引いた山本はアームロック狙いの上田に背後からボディロックしリフトしテイクダウン。しかしなおも腕を離さない上田はキムラで後方に回してトップを奪取。肩固めを狙い、トップから三角絞めを狙うが、リバーサルした山本にオモプラッタ狙い。しかし外してがぶった山本がバック狙いに。落とした上田に山本は腕十字狙い。足を戻す上田に山本はパスガードへ。

2R、サウスポー構えを見せる山本。オーソドックス構えに戻すと前足を挙げて前蹴りの牽制。上田は右ストレートを当てると、山本が押し返して右スーパーマンパンチ、かわす上田に右ロー、右ハイ。その蹴り終わりを掴んだ上田がテイクダウン。そこにギロチンを合わせる山本に頭をすぐに抜く上田が上に。しかし山本はすぐに脇を差して立つ。亀から腕を巻き込んでアームロック狙いの上田にカウンターの腕十字は山本。腕を伸ばしてタップを奪った。

▼第5試合 初代フェザー級王者決定トーナメント Aブロック1回戦 MMA5分2R(延長1R)フェザー級 65.8kg契約
×青井太一(心技舘)
[判定0-2] ※20-18×2, 19-19
○バン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM/TFC)

1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブ、右ストレートのワンツー、右ハイで前に出るジェヒョクに、心技舘ジュニア育ちの青井も序盤はもらうもワンツーから連打で応戦。ジェヒョクのアゴを浮かせる。バックフィストも狙うジェヒョク。青井はワンツーの右で飛び込む。近い距離で打ち合い、組みにはいかない両者。手数はジェヒョク。

2R、ともにワンツーを強振。バックフィストから後ろ蹴りも見せるジェヒョク。青井の打撃は若干、軸がブレるようになる。後ろ手に組んでノーガードで挑発するジェヒョク。左ジャブのダブルを当てるジェヒョクに、右ストレートを返す青井は左ハイもジェヒョクはキャッチ。ジャブを当てて青井の打ち返しをスウェイでかわすジェヒョク。OFGのケージキックボクシングで、有効打を決めたジェヒョクが判定2-0で勝利した。

▼第4試合 初代フェザー級王者決定トーナメント Aブロック1回戦 MMA 5分2R(延長1R)フェザー級 65.8kg契約
×健吾(CLUB F3)
[1R 2分32秒 三角絞め]
〇佐々木郁也(T-Pleasure/GFG)

1R、ともにオーソドックス構え。佐々木の左ローに左ストレートを合わせて前進する健吾。そこにシングルレッグは佐々木。健吾は鉄槌を落とすが、佐々木はテイクダウン。首を抱え袈裟固めの健吾に、佐々木はバックを狙い糸通しからバックテイク。崩してテイクダウンもその際で捨て身となりマウントを奪われるも、シングルレッグで立ち上がると佐々木が上に。健吾の立ち際をダブルレッグテイクダウン。マウントを奪うと、そこにリバーサルしてきた健吾に下から三角絞めを極めた。佐々木は「このままチャンピオンになります」と優勝宣言。

▼第13試合 メインイベント MMA5分2R(延長1R)フライ級 56.7kg契約
〇村田純也(鈴木道場)
[延長R 1分37秒 TKO]
×野沢零羽(和神会)

▼第12試合 プロキックボクシング 3分3R 58kg契約
〇杉山豪基(鹿浜 TOP TEAM)
[1R 1分08秒 TKO]
×グリム・リーパーヒロポン(フリー)

▼第3試合 MMA 5分2R(延長1R)バンタム級 61.2kg契約
×井上皓平(ポゴナクラブジム)
[判定0-3]
〇唐沢タツヤ(GRABAKA)

──────────

▼第32試合 フライ級プロ昇格1dayトーナメント決勝戦 MMA 3分2R フライ級 56.7kg契約
〇小林了平(SONIC SQUAD)
[1R 0分25秒 KO]
×馬場壮一郎(GRABAKA)

▼第31試合 MMA 3分2R バンタム級 61.2kg契約
〇アオキング一輝(T-BLOOD)
[1R 0分51秒 ネルソン]
×葛西大樹(グロリアMMAジム)

▼第30試合 MMA 3分2R ライト級 70.3kg契約
△松原誠吾(坂口道場)
[判定0-0]
△小貫光慶(T-BLOOD)

▼第29試合 MMA 3分2R ウェルター級 77.1kg契約
△ヨシナリKJハットリ(TURNING POINT MMA)
[判定1-0]
△輝也(TEAM LET IT BE)

▼第28試合 アマチュアキックボクシング 2分2R 75kg契約
×村山敏之(k-clann)
[判定1-2]
〇松澤拓也(GONG-GYM坂戸)

▼第27試合 MMA3分2R 73kg契約
△阿部晶人(ストライプル新百合ヶ丘)
[判定0-0]
△松崎 栄(ダムファイトジャパン)

▼第26試合 MMA 3分2R フェザー級 65.8kg契約
△齋藤(SONIC SQUAD)
[判定1-0]
△吉崎塁(総合格闘技ジムmove)

▼第25試合 MMA 3分2R フライ級 56.7kg契約
〇木村圭翔(フリー)
[判定3-0]
×葛西大樹(グロリアMMAジム)

▼第24試合 アマチュアキックボクシング 2分2R 無差別級
〇グラップラー眞木レオパルドン(坂口道場)
[判定3-0]
×新井真一郎(禅道会入間道場)

▼第23試合 MMA 3分2R フェザー級 65.8kg契約
〇林健太(フリー)
[判定3-0]
遊魔(三河幕府)

▼第22試合 MMA 3分2R ウェルター級 77.1kg契約
〇竹上航平(MMA空手道場 鷹)
[判定3-0]
山市雄太(グロリアMMAジム)

▼第21試合 フライ級プロ昇格1dayトーナメント1回戦 MMA 3分2R フライ級 56.7kg契約
×宮國斗希弥(坂口道場)
[判定0-3]
〇馬場壮一郎(GRABAKA)

▼第20試合 フライ級プロ昇格1dayトーナメント1回戦 MMA 3分2R フライ級 56.7kg契約
〇小林了平(SONIC SQUAD)
[2R 0分34秒 チョークスリーパー]
×リョウタ(チームフォレスト)

▼第19試合 MMA 3分2R バンタム級 61.2kg契約
〇奥村歩生(パラエストラTB)
[1R0分06秒 TKO]
×汰華(BATTLE ARTS ACADEMY)

▼第18試合 MMA 5分2R(延長1R)バンタム級 61.2kg契約
〇須藤拓真(X-TREME EBINA)
[1R 1分29秒 ヒザ十字]
×谷育磨(ゼロ戦クラブ)

▼第17試合 MMA5分2R(延長1R)バンタム級 61.2kg契約
〇森永ユキト(ストライプル新百合ヶ丘)
[判定3-0]
×大高幸平(オーガフィスト)

▼第16試合 MMA5分2R(延長1R)フライ級 56.7kg契約
-曾我英将(ALLIANCE)
[ノーコンテスト]
-城戸泰介(ゼロ戦クラブ)

※城戸が規定体重を1.25kgオーバーのため、曾我が勝利した場合のみ公式記録とし城戸が勝利した場合はノーコンテスト

▼第15試合 MMA5分2R(延長1R)ライトヘビー級 93.0kg契約
〇関野大成(三河幕府)
[1R 4分08秒 TKO]
×佐々木亮(ALAVANCA柔術)

▼第14試合 MMA 5分2R(延長1R)ミドル級 83.9kg契約
〇チョン・セユン(KOREAN TOP TEAM / TFC)
[判定3-0]
天間(マジン会)

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▼第2試合 ジュニアMMA 3分1R
×横田唯奈(心技舘)
[1R1分31秒 腕十字]
〇河野大樹(X-TREME EBINA)

▼第1試合 ジュニアキックボクシング 1分30秒 2R
×本郷竣士(心技舘)
[判定0-3]
〇横田一心(k-clann)

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