2020年4月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.113』の対戦カード第一弾が、2月14日(金)都内で行われた記者会見で発表された。
フェザー級のワンマッチで桝本翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs鷹大(WSRフェアテックス西川口)が決定。
桝本は現K-1フェザー級王者・江川優生や芦澤竜誠、朝久裕貴から勝利を奪っている実力者だが、スーパー・バンタム級に階級を下げてからは4連敗。フェザー級に階級を戻してからは10月と12月に連勝。戦績は15勝(7KO)14敗2分。
鷹大はムエタイで活躍し、これまでWMC世界スーパー・バンタム級王座、WPMF日本同級王座、WPMF日本フェザー級王座と3つのタイトルを獲得。2018年からはKrushを主戦場とし、2019年6月にはK-1初参戦を果たしたが小澤海斗に敗れた。11月の再起戦では森坂陸から勝利を奪っている。戦績は22勝(8KO)11敗1分。
会見で桝本は「2020年一発目、4月からまたタイトル戦線へ向けて勝ちにこだわって戦いたいと思います」、鷹大は「今年一発目でいきなり強い相手とできてワクワクしています。王者を狙っているのでここは落とせない」とそれぞれコメント。
お互いの印象を聞かれると、鷹大は「ゴリゴリのフィジカルファイター。圧力に気を付けないといけないのはもちろんだし、あのパンチはもらったらやばい。もらわないように気を付ける」、桝本は「ムエタイジムの選手でタイトルも持っていて、蹴りが上手いかと思っていたら映像を見たらパンチがしっかり打てているのでパンチの上手いムエタイ選手だと思います」と、それぞれ評した。
現在、Krushフェザー級王座は前王者・江川優生が返上したため空位となっている。この試合の勝者が今後ベルト争いに絡んでくる可能性は高く、鷹大は「もちろん狙っていくけれど、先を考えると足元を掬われるのでこの試合で勝つことを考えていく」とし、桝本は「プロデビューからKrushなのでKrushのベルトが欲しい。今年はフェザー級の強い人とやっていきたいです」との想いを口にした。
勝ち方に関しては、桝本が「勝ち方はこだわらず、KOできたらいい。とりあえず勝つことです。でもKOにはこだわない」と勝つことが最優先だとし、鷹大は「もちろんKrushらしいアツい試合をしたい。さすがにあのパンチはもらったらやばい、考えながら戦っていきます」と激闘ながらもパンチはもらわないようにするという。
桝本は昨年の反省点として「階級をフラフラしないこと」をあげ、「中国でもやって3階級でやったので、今年はフェザー級一本にしたいと思います。フェザーが調整もしっくりくるので」と苦笑い。「一戦必勝で。僕は現K-1王者にも勝っているので自分がトップ戦線に上っていってKrushのベルトは今年中に獲ります」とタイトル獲得を2020年の目標に掲げる。
鷹大は「去年は良くも悪くもK-1に出させてもらって小澤選手とやって、それが終わったら声をかけられること多くて、凄いなって改めて思いました。でも負けて声をかけられるのは嫌なので、強い人や名前のある人に勝って知名度をあげて行きたい。ウィラサクレックジムと言えばゲーオ、ゴンナパー、そして会長じゃないですか(苦笑)。その3人が先行しているので、鷹大がいると思って欲しい」と、今や選手より目立っているウィラサクレック会長への対抗心を燃やす。
「格闘代理戦争のエンディングでビックリしました。2度見しましたよ(ウィラサクレック会長出演のミニドラマが放映された)。さすが会長、と思いました。でも僕は試合で目立っていければと思います」と、試合で目立つことを2020年の目標に掲げた。