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【RIZIN】群雄割拠のバンタム級でGP開催はあるのか? ケイプを頂点にベルトを巡る主役争い&日本人サバイバル戦に

2020/01/29 14:01
2020年2月22日(土)静岡県・浜松アリーナにて「RIZIN.21」が開催される。同大会では、61.0kg契約のバンタム級でRIZIN初参戦選手を含む、注目の3カードが組まれた。 ▼61.0kg契約 RIZIN MMAルール 5分3R ※ヒジありビクター・ヘンリー(米国/UWF USA)金原正徳(日本/リバーサルジム立川ALPHA) ▼61.0kg契約 RIZIN MMAルール 5分3R ※ヒジあり井上直樹(日本/Serra Longo Fight Team)トレント・ガーダム(豪州/Tiger Muay Thai&MMA) ▼61.0kg契約 RIZIN MMAルール 5分3R ※ヒジあり金太郎(パンクラス大阪稲垣組)加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM/3POUND) 金原正徳は、UFCでマイケル・マクドナルドと歴史に残る激闘を繰り広げたベテラン。朝倉未来・海の兄弟や所英男らファイターたちがその実力に舌を巻く強豪だ。浜松大会では、現DEEPバンタム級王者で大塚隆史、元谷友貴、トレント・ガーダムに勝利しているビクター・ヘンリーと対戦する。 現UFCの魅津希の弟・井上直樹は、2017年に日本人史上最年少の19歳でUFCと契約。オクタゴンでは1勝1敗も“フライ級”戦線を縮小したUFCからリリースとなり、2019年12月に日本マットに復帰。バンタム級に転向し、DEEP王座挑戦経験もある北田俊亮に1R 2分41秒、チョークで一本勝ちを収めている。 対戦相手のトレント・ガーダムは、2019年8月の名古屋大会でビクター・ヘンリーに後ろ三角絞めで敗れたものの、RIZIN初参戦でタイガームエタイジム仕込みの首相撲&ヒジ打ち、さらに変則的なバックスピンキックも繰り出し、DEEP王者に肉薄している。 金太郎は、「THE OUTSIDER」で活躍し、2019年7月のPANCRASEではバンタム王者のハファエル・シウバをあと一歩のところまで追い込んだハードパンチャー。対する加藤ケンジはプロ修斗で活躍する地元・浜松の選手。2019年12月には、かつて佐藤将光に判定勝利の実績を持つ齊藤曜の組み技を凌ぎ、3Rに逆転のKO勝利を収めたばかり。MMA10勝6敗のうち、6KO/TK0を誇るストライカーだ。 GP開催はフェザー級で。バンタムは日本トーナメントの可能性も 浜松大会に参戦するバンタム級6選手に加え、現在RIZINには王者のマネル・ケイプを筆頭に、今春に王座挑戦が決定している扇久保博正、さらに朝倉海、堀口恭司、石渡伸太郎、水垣偉弥、佐々木憂流迦、元谷友貴ら強豪日本人選手が集結。さらに海外勢では、大晦日「RIZIN.20」で元谷にギロチンチョークで一本勝ちしたパトリック・ミックス、8月大会で祖根寿麻からダウンを奪って勝利しているジャスティン・スコッギンスらも名を連ねている。 海外では、RIZINバンタム級GP開催の噂も出ており、RIZINと提携関係にあるBellatorからエドゥアルド・ダンタスや元UFCフライ級ランカーのセルジオ・ペティスや、Road FCからバンタム級王者のキム・ミンウあたりがからんでくれば、非UFCのワールドワイドなトーナメントとなりそうだが、2020年はどうなるか。 関係者によれば、「バンタム級戦線が群雄割拠で活発化しているのは間違いありません。海外からも元谷選手に一本勝ちしたパトリック・ミックスは継続参戦の可能性が高い。でも、2020年は男子でフェザー級GP、女子でフライ級GPが計画されていることもあり、2020年のバンタム級戦線は、ベルトを巡るサバイバルマッチになるでしょう。もしトーナメント的なものが行われるとしたら、2021年のGPを見据えた『日本トーナメント』の可能性はあるかもしれません」という。 日本人バンタム級で世界ランキング常連選手となると、上記のほかにもRIZIN参戦をアピールしている瀧澤謙太、ここ6戦無敗の安藤達也、レスリングエリートで根津優太をジャーマンスープレックスの連発でTKOに下した倉本一真、藤井信樹に勝利した“天才”田丸匠らが名を連ねている。 ほか日本人上位選手としては、田中路教はUFCとの関係が深いLFAとの契約が決定しており、扇久保と同門で安藤とドローの環太平洋王者の岡田遼は修斗世界王座獲得を目指している。また、PANCRASEからDEEPに参戦し、王座戦経験がある石司晃一をTKOに下した米山千隼はUFCが目標だ。 他団体でも、UFCのコンテンダーシリーズのアジア版がスタートし、ONE Championshipは、2020年3月上旬に大阪で人材育成大会「ONE Warrior Series」のトライアウトを開催、LDHも今秋の大会開催に向け、LDH所属格闘家オーディションを行うなど、選手のスカウティングが激化している。 果たして、層が厚い日本人軽量級でどんな選手がRIZINに参戦し、あるいは世界に飛び出すのか。そして、2020年にRIZINで開催が予定されている男子フェザー級GP、女子フライ級GPはどんなメンバーが予想されるのか。フェザー級とフライ級については別項で記したい。
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