シュートボクシング
インタビュー

【SHOOT BOXING】奥山貴大「対策はバッチリなので期待して下さい」vs 坂本優起「勝ち進めばタイトルマッチにたどり着く」=2月11日(月・祝)『SHOOT BOXING 2019act.1』後楽園

2019/02/08 03:02
2月11日(月・祝)東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ開幕戦『SHOOT BOXING 2019act.1』の第4試合で、坂本優起(シーザージム)と奥山貴大(ネックススポーツ/グラップリングシュートボクサーズ)が対戦する。 SB日本ウェルター級1位の奥山貴大は、一つ上の階級の前王者を倒し、現在空位のウェルター級王座挑戦へのアピールなるか。対するSB日本スーパーウェルター級3位の坂本優起は王座奪還に向け再始動し2連勝中。下の階級のトップランカーを相手にどのような戦いを見せるか。 ――奥山選手の格闘技キャリアを教えてください。 「小学1年の時に親に連れられて極真空手を始め、小学6年生の時にSB、柔道を始めました。中学の時にアマチュアSBで何度か優勝経験があります。高校3年間は柔道をメインにやっていたのでその期間はほとんど打撃は練習していません」 ――昨年は4月にチングン新小岩ジム選手に判定勝ち、6月にモンゴルの強豪・忍アマラー選手に勝ち5連勝でしたが、8月のRIZINで松倉信太郎選手に2RKO負けして3戦2勝1敗の戦績でした。ご自身にとってどのような1年でしたか。 「最後に負けて満足した戦績で終われなかったので今年はそうならないようにしたいですね。RIZINの試合を振り返ると、リングに上がる前は緊張しましたが上がってしまえばさほど緊張はしないまま戦うことが出来ました。1R序盤はいい感じで攻めることが出来て気持ち的にイケるなと思ってましたが、2Rすぐに倒されてしまいました。油断したわけではないのですが、気を抜かずにやるべきだったと反省してます」 ――ウェルター級(67.5kg)で普段は戦ってますが、スーパーウェルター級(70.0kg)に階級を上げて臨んだ試合でもありました。動きとかはどうでした? 「いつもより減量が楽な分、いい動きが出来たとは思います。対戦相手は大きくなりますが、ウェルター級での試合でも相手は自分よりも大きいでことが多いのでそこまで気になりません」 ――2019年初戦で坂本優起戦が決まっていかがですか。 「一発目で大きな試合だと思うので絶対に落とせません。上の階級の元チャンピオンで格上の相手ですが、用意された相手は誰であっても倒すだけです」 ――オファーが来たら基本的に相手は選ばないタイプですか? 「そうですね。階級が下すぎる選手でなければ基本的に受けるようにしています。最近の選手は相手を選ぶことが多いようですが、道を歩いていて喧嘩を売られて相手を選びますか? 出られるチャンスがあればそれを喜んで受けるだけです」 ――坂本選手とはいつか対戦するとは思ってました? 「僕はウェルター級メインで試合をしていますが、マツシマ タヨリ戦(2017年6月16日)などスーパーウェルター級でオファーが来ることもあり、いつかそのうち当たるんじゃないかなとは思ってましたね」 ――坂本選手についてはどのような印象がありますか? 「ひたすら前に出てくるイメージがあります。坂本選手のペースにならないようにその対策はバッチリ出来ているので期待して下さい」 ――2019年の目標を教えてください。 「現在、僕の階級のウェルター級では王座が空位なので、ベルトを狙います。ここで坂本選手を倒せば間違いなくいいアピールになると思っています。あと、一昨年にはカナダ、香港で試合をさせてもらっていて、海外での試合オファーがあれば積極的に出たいとも思ってます」 ◆坂本優起「僕が追う展開になるでしょうね。距離を取って戦うと相手の距離になる」 ――昨年は4戦3勝1敗の戦績でしたが、ご自身にとってどのような1年でしたか。 「8月にモンゴルで試合をやらせてもらい、(タバヤー・ウリジバトに)負けてしまいましたが海外で試合をしたことは凄く経験になったので実りのある1年だったと思います。10月には地元・函館で試合をやらせてもらい勝つことは出来ましたが(白神武央戦)、自分の力量不足で倒せなかったので課題の残る試合となりました」 ――次の試合に向けて練習ではどこを強化していますか? 「ボクシングのトレーナーにも見てもらっていて、打ち方を変えるなどパンチを強化しています。詳しいことは言えませんが、以前と比べて技のバリエーションが増えたりとプラスになっていることが多いです」 ――今回の相手、奥山選手についてはどのような印象がありますか? 「階級がそもそも違うので対戦相手として意識して試合を見たことはなかったのですが、そのうち階級を上げて戦うこともあるのかなと思ってました。強い印象はあります。奥山選手が昨年RIZINに出て70kg契約で試合をしたのは見ました。1R目にいい打撃を見せていて、あの攻撃は警戒しないといけないなと思いましたね」 ――どういう試合展開をイメージしてますか? 「僕が追う展開になるでしょうね。距離を取って戦うと相手の距離になるので僕がやられる可能性も出てきます」 ――坂本選手はフルラウンド手数を出し続けるファイトスタイルが特徴的ですが、あの驚異的なスタミナはどのように作られるのでしょう。 「シーザージムで練習していれば練習量が凄いので嫌でも付きます(笑)。シーザージムの若手は小さい頃からやっているだけに凄く育っています。僕は20歳から格闘技を始めて若手のようなうまさはないので、スタミナでカバーしたいなと」 ――笠原兄弟、村田聖明選手とシーザージムの若手選手が育っていますが、焦りはありませんか? 「全くないです。自分のやりたいことをやるだけです。ですが、僕のスーパーウェルター級(70kg)は昔注目されていた階級なのでまた注目してもらえるように頑張るだけです」 ――2019年の目標は何でしょう。 「年を重ねるたびに試合数が減っているので出来るだけ試合をたくさんこなしたいですね。今年は7~8試合はしたいので、後楽園大会だけでなく、浅草大会にもどんどん出たいです」 ――ベルトを奪った北斗(拳太郎)へのリベンジはどう考えてますか? 「これからいい試合をして勝っていけばタイトルマッチの声がかかると思っているので頑張るだけです」 ――ちなみにプライベートの目標はありますか? 「麻雀のプロを目指そうかなと(笑)。試合では相手はどういうことを考えて戦っているのだろうと頭を使うことが多く、そういうところが似ているので麻雀も好きかもしれませんね。もしシュートボクサーで麻雀でやる方がいたらシューボクサーだらけの麻雀大会をやりましょう(笑)」
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