2020年2月24日(月・祝)東京・後楽園ホール『Krush.111』の対戦カード第一弾が、23日(月)都内で行われた記者会見にて発表された。
スーパー・バンタム級3分3R・延長1Rで、第2代Krushバンタム級王者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)vs林勇汰(FLYSKY GYM)が決定。
軍司はK-1甲子園2016 -55kg王者で、2017年9月には第2代Krushバンタム級王座を獲得。二階級制覇を狙ってスーパー・バンタム級王座決定トーナメントに出場したが、2019年2月の決勝戦で玖村将史に敗れた。10月の再起戦ではその玖村の兄・修平と再起戦を行って勝利を収めている。戦績は11勝(3KO)4敗1分。
林は5勝(1KO)6敗1分1無効試合の戦績だが、パンチを主体とするアグレッシブなファイトスタイルで常に会場を沸かせる。6月30日に開催された「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」のリザーブファイトでは小倉尚也を左フックで2度ダウンさせて初回KO勝ちを収めたが、8月の金子晃大戦、11月の玖村将史戦(Krushスーパー・バンタム級タイトルマッチ)と連敗中。
林は「今年は強い選手とやらせてもらったんですがもうちょっとで勝てなかったので、来年こそは軍司選手に勝ってトップに連勝していきたいです」、軍司は「今年は怪我があって2回しか出来なかったんですが、2020年一発目なのでインパクトを残してトップ戦線に行けるようにここで勝ちたいと思います」と、それぞれの想いを語った。
お互いの印象を聞かれると林は「パンチが上手、打ち合っているイメージあるので打ちあってくれれば面白い試合になるかな」、軍司は「僕と似たタイプの戦い方しているなっていうのと、パンチが強くてパンチ中心でやる選手かなと思っていました」と、お互いにパンチの印象が強いようだ。
ということは打ち合いになるのかと聞かれると、「パンチで打ち合いたいと思います」(林)、「ここ最近の試合はパンチの選手、打ち合ってくれる選手がいなかったので、この試合はいいパンチの打ち合いになればいい試合になるかなと思っています」(軍司)と、それぞれ打ち合う気十分。
ではお互いのパンチのスキルをどう評価しているかと聞かれると、林は「上手やなと思うけれど、見ただけでは強そうか重そうかは分からない、実際に受けてみないと。でもパンチが効いたことがないので大丈夫」、軍司は「凄いハードパンチャーだなって思う。スピードとか受け返しの速さはある」とそれぞれ評する。
2020年に懸ける想いを聞かれると、林は「タイトルマッチで負けてしまったので、来年こそはチャンピオンになりたいと思っています」とタイトルへの再挑戦、軍司は「自分はベルトとかではなく、負けた相手が3人いるので来年中にやりたいと思っています」とリベンジを目標に掲げた。
そのスタートとなる今回の試合、どういう勝ち方がふさわしいかとの問いには「一発KOでインパクトある倒し方がしたい」(林)、「お互いパンチを持っているので、パンチの打ち合いで最終的にはKOという形で終わりたいです」(軍司)と、両者KO決着を狙っていくと宣言した。