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【K-1 KRUSH】レオナ・ペタスがKO防衛で武尊に宣戦布告、弟・虎於奈も牧平圭太をKO

2019/12/15 22:12
「K-1 KRUSH FIGHT.109」2019年12月15日(日)東京・後楽園ホール ▼メインイベント(第8試合)K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級タイトルマッチ 3分3R・延長1R〇レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/王者)KO 2R 2分08秒 ※3ノックダウン×山本直樹(優弥道場/挑戦者)※レオナが初防衛に成功。  レオナは“石の拳”と称される強打を武器に、大雅、山本真弘、朝久泰央らを撃破し、今年6月のK-1ではK-1 WORLD GP第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント準優勝(優勝は武尊)の実績を持つ小宮山工介をもKOした。9月16日の『K-1 KRUSH FIGHT.105』で西京佑馬を下し、第9代王座に就いたばかりで今回が初防衛戦。戦績は25勝(10KO) 5敗1分。  山本はK-1 WORLD MAXで活躍した山本優弥の弟で、2015年4月にプロデビュー。兄と同じくパンチ&ミドルキックのスタイルで、日本vs中国の対抗戦では2年連続でワン・ジュンユーに勝利している。戦績は9勝(3KO)6敗1分。  1R開始と同時に山本は意表を突き、パンチで一気に襲い掛かる。この猛攻に飲み込まれるレオナだが、いつも通り距離を取って前後にステップを踏み始めると、右フックの3連打でダウンを奪う。その後も山本はパンチでラッシュを仕掛け、レオナも打ち合いに応じる。  2Rも前に出て右ストレートを中心にパンチを放ってくる山本に、、レオナは右フックでグラついた山本を右ミドルで転倒させてダウンを奪うと、ジャブで距離を取りながら打ち合い、両者フルスイングのパンチを交差させる。右のショートでレオナがダウンを追加、そしてまたも打ち合いになりレオナのパンチとヒザ蹴りで山本が倒れ込んだところでストップ。  KO勝ちで初防衛に成功したレオナはマイクを持つと「僕、やっぱ強いでしょ。弟も強いでしょう。僕の後にこのベルトを渡すつもりはないし、弟も次はタイトルに挑戦したいと言っているので、弟の一歩先を行きたいと思っていて。武尊選手、Krush王者としてK-1王者のベルトを懸けて戦ってもらえないですかね? 僕、K-1のベルトをかあちゃんが元気になれるように獲りたいのでやってもらえると嬉しいです。武尊選手、中村プロデューサー、待っています」と、武尊に挑戦をアピールした。 [nextpage] ▼セミファイナル(第7試合)K-1 KRUSH FIGHTウェルター級 3分3R・延長1R×牧平圭太(HALEO TOP TEAM/第3代K-1 KRUSH FIGHTウェルター級王者)KO 2R 2分48秒 ※左フック〇加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS)  牧平はサウスポーから繰り出す蹴り技を武器にKRUSHのトップ戦線で活躍。2014年4月に山本優弥を破り、王座に就いた。2015年7月に開催された初代K-1スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントでは一回戦で強豪ディラン・サルバドールを撃破。日本人として唯一のベスト4進出を果たした。KRUSH王座は2016年1月の防衛戦で敗れて失い、その後は連敗が続いたが2017年3月にKENJIからTKO勝利を奪うと再び波に乗った。前戦は4月に松岡力に敗れ今回が再起戦。戦績は20勝(7KO)14敗2分。  対する加藤はレオナ・ペタスの弟で、2017年12月にKRUSHでプロデビュー。左右どちらにも構え、豊富な運動量で動き回る独特な戦い方で戦績は3勝(2KO)2敗。前戦は7月の日本vs中国対抗戦で敗れ、同じく今回が再起戦となる。  1R、加藤が左右に構えを変えながら変則的な動きでパンチと蹴りを出す。牧平は左ミドルで応戦し、加藤のローに左ストレートを合わせてダウンを奪う。それでも加藤は細かく手を出しながら前進し、左ストレートでダウンを奪うが、これはゴング後と判断されてノーカウント。  2R、まだダメージが残る牧平だが、ロー、ヒザ蹴り、左ストレートで加藤の手数に対抗する。加藤はパンチを次々と繰り出し、左ハイがかすめると牧平はバランスを崩す。そこへ加藤がパンチをまとめて左フックでダウンを奪い返す。  最後も左右フックの連打で牧平をダウンさせた加藤がKO勝ち。激闘にピリオドを打った。  加藤はマイクを持つと「まさか倒れるとは思思わなかったです。面白かったですね。弟がこんな感じで勝ったので兄ちゃんもやってくれるでしょう。次、元チャンピオンをKOしたってことで化け物ですが木村選手、タイトルマッチをお願いします」と、木村“フィリップ”ミノルに挑戦状を叩きつけた。 [nextpage] ▼第6試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級 3分3R・延長1R〇島野浩太朗(菅原道場/第7代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王者)判定3-0 ※28-26、28-26、27-26×SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)  島野はMA日本キックボクシング連盟をホームリングに、2011年からK-1 JAPAN GROUPに参戦。強打を武器にトップ戦線で活躍し、北井智大、レオナ・ペタスらをKOし、皇治、卜部功也、卜部弘嵩らトップファイターたちと拳を交えてきた。2018年6月に郷州征宜を破り第7代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王座に就くと、同年12月に大岩龍矢を退けて初防衛に成功。しかし、2019年3月の2度目の防衛戦で西京佑馬に敗れ、ベルトを失った。KRUSHにはそれ以来の参戦となる。戦績は22勝(13KO)13敗。  対する成合はまだキャリア4戦ながらも、戦績は3勝(3KO)1敗でK-1 JAPAN GROUPでの3試合はいずれもKO勝ち。今回の試合は成合からの「もっと上の選手と戦いたい」とのアピールがあって元王者との対戦が実現したもの。  1R、右のカウンターを狙ってくる成合に恐れず、前へ出て左ボディ、右ストレートを放つ島野。お互いのパンチがクリーンヒットするが、両者とも下がらずローを蹴り合う。  2R、右を連続ヒットさせた島野がパンチで前へ出ていく。これに成合も打ち合いに応じて左フックでダウンを奪う。立ち上がった島野はさらに打ち合いに出て、ヒザ蹴り、そしてロープ際に追い詰めての右フックでダウンを奪い返す。両者の激しい打ち合いに場内は熱狂。  3Rも打ち合う両者。成合のフック、飛びヒザ蹴りをもらっても怯まず前へ出て打ち合う島野。成合の左フックをもらって大きく後退した島野だったが、右を当てて左フックの連打でダウンを追加する。それでも成合は立ち上がり、またも打ち合う。島野の左フックで成合の頭が大きく仰け反って試合終了。  期待通りの打ち合いは島野が判定3-0で制した。 ▼第5試合 K-1 KRUSH FIGHTライト級 3分3R・延長1R〇瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス/第4回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -65kg優勝)KO 1R 2分40秒 ※右フック×稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン)  瓦田はアグレッシブなファイトスタイルでデビューから5連勝。現在は連敗となっているが、7月の日本vs中国対抗戦では日本チームの先鋒戦に抜擢された。戦績は6勝(4KO)3敗。  対する稲垣はAbemaTVで放映された『格闘代理戦争 4thシーズン』の卒業生で、今年9月にプロデビュー。キャリアで優る相手を左ストレートで初回KOに仕留め、幸先のいいスタートを切っている。今回が2戦目。  1R、サウスポーの稲垣は蹴りを中心に前へ出る。瓦田は長いリーチのワンツーを放ち、稲垣の蹴りに対抗。瓦田の右ストレートと稲垣のヒザ蹴りが交錯する。  伸びあがるように打つ瓦田の右ストレートに稲垣もパンチで対抗し、打ち合う場面も。稲垣がヒザで押し始めたかに見えたが、瓦田の右フックが炸裂。ダウンした稲垣は立ち上がることができず、10カウントを聞いた。  瓦田はマイクを持つと「ここまで来るのにいろいろな人の支えがあって自分だけの力じゃなかったのでここは何としても勝たないといけないと思って。福岡出身選手が無茶苦茶盛り上げているので自分も福岡でやることになったら選ばれたいのでこれからも盛り上げていきたいです」と、ジムの会長や関係者にお礼を述べた。 [nextpage] ▼第4試合 K-1 KRUSH FIGHTフェザー級 3分3R・延長1R〇桝本翔也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)判定2-0 ※30-29、29-29、30-29×安達元貴(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/第15回K-1アマチュアAクラス -60kg優勝)  1Rから2R中盤まではハイキックを始めとする蹴り技を多用する安達がリード。ガードを上げてじりじりと近寄ってくる桝本のガードの隙間を縫うようなジャブ、右ストレートもクリーンヒットさせた。しかし、2Rに桝本が左ボディをめり込ませると明らかに嫌がる安達。  3Rもボディとローで攻めていく桝本は頭部へのフックもヒットさせていく。安達もパンチで応戦し、ハイキックの相打ちも。桝本が判定2-0で勝利を収めた。 ▼第3試合 K-1 KRUSH FIGHTスーパー・バンタム級 3分3R・延長1R×内田 晶(チーム・タイガーホーク/拳聖空手)KO 1R 1分33秒 ※右後ろ廻し蹴り〇璃明武(=りあむ/K-1ジム総本部チームペガサス/第15回K-1アマチュアAクラス -55kg優勝)  1R、強いローを蹴り合う両者。右ストレートの相打ちでダウンしたのは内田の方。立ち上がった内田は逆転を狙って一気にパンチを連打して突っ込む。璃明武もこれに応じるが、璃明武が放って右後ろ廻し蹴りのカカトがモロにヒット。内田がバッタリと倒れ、担架で運ばれる鮮烈なKO勝ちで璃明武が勝利した。  璃明武はマイクを持つと「どうですか俺の試合。今のは狙っていたので作戦通りって感じです。来年KRUSHの60kgのベルトを狙っているので注目しておいてください」と、2020年のベルト獲りを宣言した。 [nextpage] ▼第2試合 K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級 2分3R・延長1R×C-ZUKA(T-GYM/NJKFミネルヴァ アトム級王者)判定0-3 ※28-30、27-30、28-30〇菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)  デビュー前からメディアで取り上げられるなど注目を集めていた菅原は、今回が本戦初出場。第5回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-50kg優勝、第6回・第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-45kg優勝の実績を引っ提げて2019年1月にプロデビュー。プレリミナリーファイトで豊嶋里美から左フックでダウンを奪ってKO勝ち、2戦目は延谷美智子にKO負けを喫するが、3戦目でチャン・リーに判定勝ちしてプロ戦績を2勝1敗とした。  4戦目となる今回、対戦相手のC-ZUKAは2016年10月に王座決定戦を制してNJKFミネルヴァ アトム級王者となり、同王座は2017年9月の防衛戦で敗れ失った。2018年1月からはKRUSHに参戦し、これまでK-1 JAPAN GROUPでの戦績は2勝2敗。前戦では高梨knuckle美穂との第2代K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級王座決定戦に敗れて王座を逃している。戦績は6勝(1KO)6敗1分。  1R、前蹴りを出しながら前へ出る菅原は強い右ローを蹴り、入り込むと離れ際に右ストレートをヒットさせる。サイドキックを織り交ぜながら積極的に手を出す菅原。  2R、C-ZUKAは前蹴りから前へ出ようとするが、菅原のパンチ連打に押し戻される。C-ZUKAもパンチを出すが菅原の手数の多さに押され気味の展開が続く。  3R、パンチとローで押していくのは菅原。C-ZUKAが前へ出ようとするとサイドキックで押し戻す。ワンツーの連打で前へ出る菅原がC-ZUKAの前蹴りをもらってもパンチを放っていく。攻撃の姿勢を3R貫いた菅原が判定勝ち、本戦初勝利を飾った。 ▼第1試合 K-1 KRUSH FIGHTバンタム級 3分3R・延長1R×藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)判定0-3 ※28-30×3〇峯大樹(若獅子会館)  1Rはジャブの差し合い、2Rに峯が右ハイを蹴ってからの右ストレートでダウンを奪う。3R、左ボディで逆転を狙う藤田だったが峯も左フックで応戦。ダウンを奪った峯の判定勝利となった。 ▼プレリミナリーファイト第3試合 K-1 KRUSH FIGHTフェザー級 3分3R△勝輝(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)ドロー 判定0-1 ※28-28、28-29、28-28△知良(RBアカデミー) ▼プレリミナリーファイト第2試合 K-1 KRUSH FIGHTライト級 3分3R×高口賢史郎(K-1ジム蒲田チームキングス)KO 1R 2分22秒 ※左ヒザ蹴り〇志村力輝(兼清流総本部) ▼プレリミナリーファイト第1試合 K-1 KRUSH FIGHT女子アトム級 2分3R△豊嶋里美(TEAM OJ)ドロー 判定0-0 ※29-29×3△森川侑凛(K-1ジム大宮チームレオン)
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