RISE 2032026年11月8日(日)東京・後楽園ホール
▼第11試合 第5代RISEスーパーフライ級(-53kg)王座決定戦 3分5R延長1R〇政所 仁(魁塾/同級1位)判定3-0 ※49-45×2、49-44×数島大陸(及川道場/同級2位)※政所が第5代王座に就く。
政所はバルカン砲とも称される回転の早い打撃と、相手の意表をつく技を武器に多くの強豪を破りJ-NETWORKフライ級王座、WBKF世界スーパーフライ級王座を獲得。2023年11月の「RISE NEW WARRIORSトーナメント」の準決勝で花岡竜をKO、決勝で長谷川海翔を破って優勝。2024年6月に大﨑一貴とのタイトルマッチを実現させたが、判定で敗れた。
12月には花岡と第3代RISEスーパーフライ級王座決定戦を争うも、判定負けでまたも王座に手が届かず。2025年5月、フライ級からの挑戦者・数島大陸にスプリット判定で辛勝したのも束の間、8月に那須川龍心に判定で敗れた。12月に酒寄珠璃をKOして再起すると、2月にONE FF初参戦でエドゥアルド・マルカリアンをハイキックでKO。9月の2戦目はアルセン・ソイルカスに判定負け。戦績は24勝(9KO)14敗1無効試合。
数島は2020年9月にプロデビューすると軽量級でも倒す選手として注目され、2021年7月大会にはラジャダムナン王者の竜哉・エイワスポーツジムと対戦しドローとなったもののダウンを奪い一躍名を挙げた。2022年4月から開幕したフライ級王座決定トーナメントでは10月の決勝戦で初代スーパーフライ級王者の田丸辰に敗れて王座戴冠を逃した。
2023年10月に第2代王座決定戦を松本天志と争い、判定勝ちで王座に就いたが、11月の初防衛戦で那須川龍心に敗れ王座を失った。その後は松本天志を返り討ちにするも、政所仁と棚澤大空に連敗。スーパーフライ級に階級を上げて2026年6月に麗也に判定勝ち。8月には那須川龍心とスーパーフライ級王座を争った長谷川海翔を2RでKOしてみせた。戦績は16勝(8KO)3敗2分。
政所は今回が4度目の王座挑戦。悲願のRISE王座を魁塾にもたらしたいところ。数島は2階級制覇を懸けた戦いとなる。
1R、政所が右ミドル、右インローで先制。気合いの入った力強い攻撃。サウスポーの数島は右へ回り込みながらの左インカーフ、右ロー。右ストレートを顔面とボディへ伸ばす政所。インローの蹴り合いから政所がワンツー、右の三日月。
政所が右ストレートを放つと左のクロスを狙う数島。右ストレートを狙う政所に数島の左ストレートがヒット、らに右フック。政所はヒザを蹴る。スピードの乗った右ミドルをヒットさせると、政所はガッツポーズ。オープンスコアは10-10×2、10-9で政所。
2R、政所がワンツー、右ストレートを思い切り打ち込んでいく。それを左ストレートで迎え撃つ数島。政所は右ミドルを随所で蹴る。右の三日月を蹴る政所だが、数島が左ストレート。政所は右で入ってから顔面へヒザを蹴り上げる。政所の右ミドルに数島は左インカーフ。政所の後ろ蹴りには数島が前蹴りを返し、政所の右ストレートをかわしての左ストレートを当てていく。
政所の右ストレートが空を切り、数島の左ストレートを被弾する場面が目立ち始めたところで、数島の左右連打が政所を捉える。しかし、そこで左ストレートを右にヘッドスリップしてかわした政所が右ストレートでダウンを奪う。もんどり打って倒れた数島。一気に詰める政所が左右フック、数島もコーナーを背にして左右フックで応戦。OPスコアは10-8×3。
3R、右ミドルを蹴りながら前に出ていく政所は、接近すると右ヒザを顔面へ突き上げる。政所の右ボディストレートには数島が左ストレート。政所は右ストレートを打ち抜き気味に行き、数島も左ストレートで応戦。右と左が何度も交錯する中、政所は飛びヒザ、バックハンドブロー。数島の左ストレートが政所の顔面を捉えるが、政所は右ストレートを思い切り打って行く。
数島の左ストレートを被弾した政所だが、すぐにワンツーを打ち返す。数島が下がり、政所は飛びヒザからラッシュをかける。政所の左ストレート、左アッパー連打が数島にヒットするが、数島も負けじと左ストレートを打ち返した。OPスコアは10-9×3で政所。
4R、数島が左ミドルハイから左インロー、そこから左ストレート。政所も右ミドルを蹴り、数島の左ストレートに右ストレートを返す。数島の左ストレート、政所の右ストレートが何度も交錯。数島がワンツーの連打で前に出て、政所を下がらせる。
左ストレートでのけ反る政所。数島はワンツーで政所をロープ際に追い込むが、政所は右ストレートを返す。被弾が目立つ政所は疲労を感じさせ、数島が攻めてラウンドを終える。
5R、前に出る数島が左ストレート、右フック。ロープを背負う政所はワンツー、数島が左ハイキック。政所が顔面前蹴りも数島は下がらずワンツーを打って行く。政所はもらいながらも右ショートを打つ。かなり来る牛居表情の政所だが、前に出てくる数島へ飛びヒザ。
数島は左を打つが、政所がダッキングでかわす。右ストレートからワンツー、左アッパーからの左フックと政所が攻め、数島の左ストレートをヘッドスリップでかわした政所が右ストレートでダウンを追加する。数島をコーナーに詰めて左右フックを連打する政所。最後まで攻撃の手を休めず、数島をロープへ釘付けにした。
悲願であったベルトを巻いた政所は「長らくお待たせしました。スーパーフライ級チャンピオンの政所仁です。いやあ、長かった。8年かかりました。RISEに初めて参戦してから僕はずっとスーパーフライ級チャンピオンになることを目指してやってたので、長かった。4回目ですか。3回失敗しても、最後に絶対獲ったらそれは報われたことになるので。皆さんも諦めそうになる時は最後まで成功するまでやってみてください。獲れるので。本当に長く応援してくれた皆さん、魁塾のみんな、家族、友だち、みんなありがとうございます。お待たせしました」と笑顔全開。
「ただ、僕はここで泣いたりしないので。ここからがスタートやと思ってるので。これ獲っていろいろ発言権やったり、地位もやっとゲットしたってことで、RISEの皆さんもありがとうございます。やっと僕がチャンピオンになったので、一番RISEのベルトが似合うと思うので、ここから僕がこの価値を上げてRISEも格闘技界も引っ張っていきたいと思います。こっからなので楽しみに待っていてください。数島くんのおかげでいい試合出来たと思うので、辛かったですけれどありがとうございました」と、さっそく先を見ていた。
[nextpage]
▼第10試合 SuperFight! アトム級(-46kg)3分3R延長1R〇島田知佳(team VASILEUS/RISE QUEENアトム級王者)判定3-0 ※30-26×3×MARI(ナックルズGYM/ISKA K-1ルール世界女子アトム級王者) 島田は武尊率いるteam VASILEUS唯一の女子選手で、伝統派空手をバックボーンに持つ。元・航空自衛隊横田基地の所属。2024年7月にRISEでプロデビューすると、岩永唯伽との無敗対決を制するなど4戦全勝。2025年5月のトーナメント1回戦では奥村琉奈に初KO勝ちすると、8月の準決勝で風羽、12月の決勝戦で平岡琴を破り第3代王座に就いた。2026年6月にはパンケックに2RでTKO勝ちし、戦績を7勝(2KO)無敗とした。
MARIは高校生でプロデビューし、2018年に初代ミネルヴァ認定ピン級王座を獲得。K-1、KNOCK OUT、シュートボクシングなど様々な団体に出場して小林愛三、MIO、高梨knuckle美穂、MISAKI、ぱんちゃん璃奈といったトップ選手たちと対戦。ミネルヴァではアトム級王座、ライトフライ級王座も獲得して3階級制覇を達成した。2025年6月、ヤデ・パレットを破りISKA世界王座を奪取。戦績は18勝(1KO)29敗5分。
7戦全勝で世界を目指す島田が、52戦ものキャリアを持つ大ベテランの世界タイトルを持つMARIに挑む。
1R、サウスポーの島田にMARIは右インロー、島田は右カーフを蹴る。さらに左カーフも。島田は右カーフを蹴り、MARIの返しの蹴りはバックステップでかわす島田。MARIのワンツーもかわして右フックを打つ。
ジャブを打って距離を取り、右カーフを蹴る島田は、小さいステップでMARIの返しの攻撃をかわす。島田の右カーフ、左ミドル、左右の連打。MARIの攻撃はほとんどステップでかわしていった。
2R、島田は右カーフを蹴り、ジャブを打って右へ回り込む。MARIが前へ出てワンツーを打ってくると、島田は一気に回転を上げて連打を繰り出す。MARIはワンツー、左ロー。島田はジャブを伸ばし、右カーフを蹴る。
MARIの右ストレートを最小限の動きでかわす島田は、左のフェイントから左ミドルをヒット。そこから一気に前へ出て左右の連打。右フックでのけ反らせ、左フックでダウンを奪う。
3R、MARIは頭を下げ気味にワンツー、島田も左ストレートからの連打を繰り出して前へ。左ボディ2発から左インロー、MARIは右の三日月。島田の右カーフが強く入り、MARIの返しのワンツーはかわす。
ジャブ、右カーフ、左インカーフでMARIのバランスを崩す島田は、連打でもMARIを圧倒する。左ストレートからの連打を何度も繰り出す島田に、MARIはクリンチ。
30-26×3の完勝を収めた島田だが、その表情は納得がいかない様子。
島田はマイクを持つと「KOして言いたかったことがあるんですけれど、KO出来なかったんですけれどダウン取れたのでちょっとひと言。伊藤代表、YURA選手がRISE宮崎大会をお願いしていたと思うんですけれど、それに乗っかる感じになってしまうんですけれど、格闘技人生の中で限られている短い時間の中で、自分宮崎出身なんですけれど地元・宮崎で試合が出来ることって本当にないと思っているので。宮崎にRISEという素晴らしい団体があることを知って欲しいし、宮崎の子供たちにもRISEの舞台を目指すきっかけになればいいなと思うのでRISE宮﨑大会のご検討をよろしくお願いします」と、宮崎県大会の開催をYURAに続いて直訴。
続いて「あと倒す、倒すって自分口だけになってしまっているんですけれど、これからもそこは変わらずKO出来る試合を目指して頑張っていくので、まだまだ実力不足ですけれど、これからも応援とご注目よろしくお願いします」と、KO出来る試合を目指していくと語った。
[nextpage]
▼第9試合 ミニフライ級(-49kg)3分3R延長1R〇パヤーフォン・バンチャメーク(タイ/Banchamek Gym/同級1位、初代K-1女子アトム級王者)KO 3R 2分43秒 ※右フック×林 美菜(日本/FORWARD GYM/同級3位、CKC 2025 女子-49kgトーナメント優勝) パヤーフォンは2017年11月に初来日するとムエタイの試合で3連勝。2019年からはK-1グループに参戦し、2022年6月の「K-1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」の1回戦でMIO、決勝では菅原美優を破り、タイ人女性初のK-1王者に就いたが、2023年3月の初防衛戦で菅原美優にリベンジを許し、王座を失った。ムエタイに復帰すると2024年10月、伊藤紗弥を破りラジャダムナンスタジアム認定女子ミニマム級初代王座に就いた。同王座は2025年4月の防衛戦でモンクットペットに奪われている。 2026年4月、RISEに初参戦すると7戦無敗だったRISE QUEENミニフライ級王者・宮本芽依から2度のダウンを奪う圧勝で判定勝ち。当初、今大会では宮本とRISE QUEENミニフライ級タイトルマッチで再戦する予定だったが、宮本が体調不良のため来年に延期された。戦績は72勝(12KO)18敗。 林は2025年2月の『DEEP☆KICK』でプロデビュー。そのデビュー戦では花田麻衣に判定で敗れたが、2戦目でこまちに初回KO勝ちすると快進撃を開始。3戦目も初回TKO勝ちを飾ると、12月の5戦目では青木繭に判定勝ちでAJKN日本Girlsミニマム級王者となった。さらに2026年1月のCKC女子-49kgワンデートーナメントでは、RISEの常連である岩永唯伽、愛結菜を連続撃破して優勝。5月にはRISE初参戦を果たし、HIYORIに判定勝ち。戦績は7勝(2KO)1敗。 現在32歳と遅れてきたホープだが、林は元々バレーボールで活躍。神戸親和女子大学時代は西日本インカレ3位、卒業後は9人制バレーボールの実業団パイオニア レッドソニックスでアタッカーを務め、「化け物みたいなジャンプをする」と対戦チームから恐れられていたという。バレーを引退して2年後にキックボクシングを始め、アマチュア大会を経てプロデビューした。
1R、サウスポーの林はパヤーフォンが左ミドルを蹴ってくると長いリーチから左ストレートを合わせる。パヤーフォンは右インローと右ミドル。林の左ストレートを右ヘッドスリップでかわしていく。林は左の三日月を狙っていき、パヤーフォンは左へ回り込んでいく。
飛び込むパヤーフォンはバッティングをしてしまう。再開後、強い前蹴りを打つパヤーフォン。林が近付いてくるところに左ローを連打、右ミドルからの右ストレート。林が左を打とうとすると前蹴り、打ってきたら右ヘッドスリップでかわす。パヤーフォンは左へ動きながらの右ボディを打つが、またもバッティングに。
2R、パヤーフォンがワンツーから右ミドル、さらにワンツー。左ロー、右インローを蹴りながら左へ回り込んでいくパヤーフォン。左の前蹴りからすかさず右ストレートを打つ。じりじりと近付く林に、パヤーフォンは右ミドルを蹴って左右の連打。パヤーフォンは左ロー、右ショート。
林が左ストレートで前へ出るとパヤーフォンは下がっていくが、ロープに詰まったところで近付いてきた林に右の縦ヒジを顔面に見舞ってしまう。パヤーフォンの前蹴りに林は近付いて左右フック。
3R、パヤーフォンは左の前蹴りをボディへ連打してからの顔面前蹴り。左カーフ、右ミドルから右ストレート、すぐに左ミドル。林は前へ出て左ストレートを狙うが、先にパヤーフォンが攻撃を出してくる。右ストレートをクリーンヒットさせ、組むとヒザを見舞うパヤーフォン。林は左ストレートもパヤーフォンは前蹴り。林の左ボディストレートがヒットし、パヤーフォンは組んでヒザを蹴る。
残り30秒、パヤーフォンは右前蹴り、右ボディストレートからロープを背負った林に左フック。動きが止まった林に連打を当て、左右フックでKO。最後は爆発力を見せつけた。
パヤーフォンは「KO勝利が出来てとても嬉しいです。日本のファンの皆さん、タイのファンの皆さん、声援が力になりました。ありがとうございます。宮本選手とタイトルマッチをやりたいです」と、今大会で再戦する予定だった宮本芽依とのタイトル戦をアピール。
宮本もリングに上がり、「年内にパヤーフォン選手と試合をするってなっていたんですけれど、私の体調不良で出来なくなりました。本当にすいません。でもパヤーフォン選手とタイトルマッチが決まって、私も心が引き締まります。ベルトを獲らせるわけにはいかないので、パヤーフォン選手との試合でベルトを懸けて戦うと私にはリベンジマッチにもなります。試合をするのが凄い楽しみです。楽しみに待っていただければと思います」と、自分も2027年の再戦が楽しみだと話した。
[nextpage]
▼第8試合 ライト級(-62.5kg)3分3R延長1R×髙橋聖人(TRIANGLE/同級2位)KO 延長R 1分50秒〇奥平将太(KSR GYM/同級5位、第7代Bigbangスーパーライト級王者)
▼第7試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R×パヌワット・TGT(TARGET/同級1位)判定0-3 ※28-29、29-30×2〇龍斗(RAUSU GYM/第6代Bigbangフェザー級王者)
▼第6試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R×伊藤澄哉(戦ジム/ライト級3位、同級5位)判定0-3 ※27-30、26-30×2〇野村太一(K’Bスポーツジム/同級9位、第7代Bigbangウェルター級王者)※2Rの野村がダウン奪取。
▼第5試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R〇森本現暉(猛者連精華支部華一門/同級6位)判定3-0 ※30-26、29-26、30-25×久保田有哉(TARGET)※1Rに森本が2度のダウン奪取。
▼第4試合 ウェルター級(-67.5kg)3分3R延長1R〇和田哲平(FASCINATE FIGHT TEAM/同級5位)KO 2R 1分55秒×金田大嵩(INFINITY/STRIKE NEXUS第2代ウェルター級王者)
▼第3試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R×SAIGO(TARGET SHIBUYA/同級7位、STRIKE NEXUS初代フェザー級王者)KO 2R 0分45秒〇星 憂雅(IDEAL GYM/初代KROSS×OVER KICK -53kg王者)
▼第2試合 アトム級(-46kg)3分3R延長1R〇小林穂夏(NEXT LEVEL渋谷/同級6位)判定3-0 ※30-28×3×岩本 蘭(修徳会/第4代 KROSS×OVER KICKアトム級王者)
▼第1試合 フライ級(-51.5kg)3分3R延長1R×小池 空(IDEAL GYM)判定0-3 ※27-30×3〇南原士龍(龍士會)※3Rに南原がダウン奪取。