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【RIZIN】新王者トニー・ララミー「例え自分が危険なポジションになったとしても、それでもフィニッシュに行きたかった」2年前と変わったのは「シラフになったこと」=試合後全コメント

2026/11/08 23:50

試合後、兄にアホみたいに怒られた


――そもそもどういう試合プランだったのか、具体的に教えていただけますか。

「自分はちゃんとしたゲームプランはいつも立ててないです。過去にゲームプランを立てても、全くその通りにいかないということに気づいたので、自分がその時にできること、その時に通用するものを試合中に探していくスタイルになってます。

 強いて言うならば、今回は打撃戦にしたかったんですけれども、結局グラウンドの展開が多くなってしまったので、自分はいつも練習で、とにかく全てにおいてレベルが上がるような練習をしています。例えるならば、自分の持ってる全ての武器で台を切れると、そういったことを目指しています。だから自分のゲームプランは、試合を受けてリングに上がって、与えられた機会でその都度そこで勝っていく、というのがプランです」


――レスリングでもスクランブルの展開が非常に多い試合でしたけれども、神龍選手のレスリング力、グラップリング力は、どう感じましたか。

「神龍選手のレスリングだったりグラップリングは、良かったんじゃないかなと。ただ自分のほうが上でした。常にスクランブルの展開では、自分のほうが有利なポジションでいられたんじゃないかな。サブミッションの機会も何度も行こうと思いました。

 神龍選手が良いポジションを取れたときは、自分がちょっと無理をしてサブミッションに行ったり、アグレッシブに行ったがゆえにポジションを与えてしまったときが多かった、と思います。試合後、兄にアホみたいに怒られました。そういったことはやるな、と言われているんですけれども、やはり榊原社長だったりRIZINのファンのために、フィニッシュを見せたかったので、そういう戦い方をしました」


――判定が割れたのは想定内だったのか、驚いたのか、どうでしたか。

「白人の男が日本で戦ってるので、何が起きても驚かない、とは思っていました(笑)。最初に自分の名前が上がったときは、これはもう3-0だろうな、と思いました。ただ、次に神龍選手の名前が上がったときには『マジか、これはやられるかも』とちょっと思ったんですけれども、日本のジャッジを信用して、日本のジャッジが何を見てるのかっていう部分をしっかりと把握していれば、この試合は自分が勝つんじゃないかと思っていましたし、実際そうなったので、自分の中でははっきりと勝った試合だと思います」


――これまでの試合で、スクランブルもテイクダウンも見せたと思いますが、今回のように神龍選手を相手にバックを取りに行くとは、正直驚きました。手足の短いララミーが、寝技に持ち込もうと思ったのは、それだけ自信があったんでしょうか。

「先ほども言ったように、そのせいでめちゃくちゃ兄貴から凄く怒られました。そういうことはやるなと。結局、そういうことをすると、苦い思いをするのは自分なんだから、そういうのはやっちゃいけない、と後ですごく怒られたんですけれども。自分自身としてはフィニッシュがほしくて、圧倒的なポジションっていう部分も狙いにいきたかったです。

 それで例え自分が危険なポジションになったとしても、それでもフィニッシュに行きたかった。自分のアグレッションで試合で負けることになっても、実際危なかった部分はあるかもしれないけれども、負けることになったとしてもそれでも自分はリスクを負って、そういったポジションにアグレッシブにいきたいと思っていました。

 ただ、そんな中でリアネイキドチョークもアームバーも、いろいろとアグレッシブに攻めて、いろいろと仕掛けることはできた、と思うので、それを全部やった結果、勝てたということです」


――試合前に、困難があっても乗り越えて成功できることを、同じ境遇の人たちに証明したいと言いましたけど、この試合でそれを証明できたと考えますか。

「いい仕事はできたんじゃないかな、と思います。ただ、これはただの始まりなので、自分にとってこのタイトルマッチはもうすでに過去のものになっていて、自分は前を向いて次の試合にもう向かっています。とにかく自分でやれること、自分でリミットという部分もどんどん上げていって、自分を高めていく。自分の精神、もしくは体が壊れるまで挑戦し続ける。自分が試合前に言ったことは体現できたと思うんですけれども、こんなところではまだまだ終わっていないので、自分の仕事はまだ全然終わってないと思います」


――2年前の村元選手との試合から始まったRIZINのキャリアが、来日して試合をするたびに強くなっている印象を持っているんですけど、この2年間でMMAへの取り組み、生活習慣とかも含めて、何かプロとして変えた部分はあるんですか。

「何が変わったかと言うと、シラフになったほうがいいです。本当にシラフになって、自分にとって何が一番いいのかっていう部分を考えたときに、こういう結果が如実に出るようになりました。RIZINが自分の命を救ってくれたって言いましたけれども、それは冗談でも嘘でもなんでもなくて、本気で思っていることです。RIZINのこのキャリアが始まってから、自分が本来あるべき自分になるために導き出してくれたと思っています。

 自分の人生に実りを与えてくれたのはRIZINと契約してからだと本気で思っています。それ以来、毎回より対戦相手のレベルも上がりますし、より自分のパフォーマンスも上がっているので、ここでまだまだ終わってないし、ここからどんどん良くなっていくと思います。皆さん、また大晦日にお会いしましょう」

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