▼セミファイナル(第9試合)第10代Krushバンタム級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R
〇大平 龍(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
判定3-0 ※30-26×2、29-26
×長野 翔(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
※大平が第10代王座に就く。
大平は九州のKPKBでの活躍が宮田充Krushプロデューサーの目に留まり、“九州の武尊”として2024年10月にKrush初参戦を果たすがKO負け。2025年7月のK-1福岡大会では稟翔にKO勝ち。11月には心直に完勝。1月の1回戦では松谷梛を初回KO、3月の2回戦は体重超過の板橋武留を初回KO、7月の準決勝では石郷慶人に判定勝ちで決勝進出。戦績は8勝(4KO)5敗。
長野は2022年8月にデビュー。2024年10月、安尾瑠輝との再戦に勝利して2025年1月に大夢とのKrushフライ級タイトルマッチが決まっていたが、感染症により無念の欠場。2025年5月にバンタム級に階級を上げて再起戦を行ったが、白幡裕星に判定2-1で惜敗。7月のK-1では石郷慶人に判定勝ち。シード選手として3月の2回戦で早田吏喜、7月の準決勝で東虎之介にそれぞれ判定勝ちで決勝へ進出した。戦績は11勝2敗。

1R、大平の左カーフに長野は左ミドル。右の蹴りを出していく長野に、大平は右へ大きく回っていく。大平は飛び込んでのヒザ。大平のワンツー、長野が右を返そうとすると大平は回り込む。長野は左アッパーからの右ストレート、続く右ハイは空振りに。

大平は左インローからのワンツー、右カーフでは長野を転倒させる。大平の右カーフにバランスを崩す長野。大平の右ストレートに長野がジャンピングハイキックを合わせに行き、両者がニヤリと笑う。

2R、右へ回りながら右カーフを狙う大平に、長野も右カーフ。ジャブを突く長野。大平はしつこく右カーフを蹴っていき、左ボディも打つ。大平は左ボディから左フック、右カーフ、ワンツーからの左フック、さらに左フックで長野のバランスを崩すと右の飛びヒザからの左フックでダウンを奪う。

立ち上がった長野には顔面前蹴り、右アッパーからの左ボディ、左ボディからの左アッパーと攻撃をまとめる。さらに右カーフ、飛びヒザ蹴りと攻勢のままこのラウンドを終えた。

ハグをかわしてから3R開始。ジャブを突く大平に長野は左ハイを蹴るが、大平は右カーフ。左インローも蹴る。左ミドル、左インローとこのラウンドは蹴りが多い大平。長野は右ストレートを伸ばす。大平の左ボディからの右カーフにバランスを崩す長野。ワンツーの連打で前へ出る長野に、大平は飛び込んでのヒザ。

大平のワンツーに長野は右を返すが、そこへ大平がカウンターの右ストレート、長野は後方へバランスを崩す。すぐに打ち合いに行く長野だが、大平は右カーフを蹴る。ワンツー、右カーフで前へ出る大平に長野は右ストレートを打つが空振り、バランスを崩しているところに右フックからの左フックをもらい、この試合2度目のダウンを喫する。そして試合終了のゴング。

ベルトを巻いて笑顔の大平は「第10代バンタム級王者の大平龍です。まず、今日戦った同門の翔、僕が上京してからずっと翔を超えようと思ってずっと練習していて。でも翔は強いし、試合前もめちゃくちゃ怖くて複雑な気持ちもありました。今日、僕が勝ちましたけれど、これからも翔とは永遠のライバルだと思っているので、翔、これからも一緒に強くなっていこう。そして格闘技を一緒に盛り上げましょう。

僕が上京してからずっとご指導してくれている大宮司さん、僕は格闘技のことだけじゃなくても人間としてめちゃくちゃ強くしてくれたと思います。これからも大きい壁に当たると思うんですけれど、大宮司さんとだったらどんな高い壁でも乗り越えられると思います。これからもよろしくお願いします」と、時折声を詰まらせながら感謝の言葉を述べる。
続けて「僕の家庭の事情になるんですけれど、僕が中学1年の頃に家族がバラバラになって。多分、もう家族一緒になることないと思っていたんですけれど、僕のこの試合で、7人家族なんですけれどそのたびに家族が集まってこうして一緒に今日も来てくれているんですけれど、こうして家族が7人揃うのは僕が格闘技しているから、格闘技があるからだと思っています。なので今後も格闘技で僕は恩返ししていこうと思っているので、僕がK-1、Krushだけじゃなくて格闘技界をこれから引っ張っていくので応援よろしくお願いします」と宣言。
「そして最後に、シルバーウルフにここ最近ベルトがなくて、僕が獲ったんですけれど、第一世代で大宮司さんや魔裟斗さんがシルバーウルフでご活躍していて、そこから(金子)晃大さんや(菅原)美優さんやKANAさんと続いて行ってるんですけれど、次、メインイベントで兼慎さんが見せてくれると思います。絶対、ベルトを2本目にしてくれると思うので最後まで応援していってください」とアピールした。





