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レポート

【Krush】児玉兼慎が大岩龍矢を破りライト級新王者に「やってやったぜ!」、非情な同門対決は大平龍が2度ダウンを奪いバンタム級新王者に「格闘技界をこれから引っ張っていく」

2026/10/31 23:30
Krush.1932026年10月31日(土)東京・後楽園ホール ▼メインイベント(第10試合)【日晴グループ株式会社 日晴建設PRESENTS】Krushライト級タイトルマッチ 3分3R延長1R×大岩龍矢(team VASILEUS/王者)判定0-3 ※29-30、28-29、28-30〇児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ/挑戦者)※児玉が第11代王座に就く。 大岩は幼少期に空手を学び、中学・高校時代はラグビーで活躍して愛知県代表にも選ばれたアスリート。大学在学中にキックボクシングを始め、卒業後にプロデビュー。2021年11月に第4代Bigbangライト級(-61.23kg)王座に就き、2024年7月に伊藤健人に判定勝ちしてKrushライト級王座を奪取した。2025年11月に篠原悠人から判定勝ちを収め、Krushライト級王座を初防衛。2026年5月のK-1では永澤サムエル聖光に判定負け。戦績は28勝(10KO)12敗。 児玉は2020年11月からKrushに参戦し、2戦目で提髪和希に判定で敗れるもその後は3連勝。2023年6月にKNOCK OUTの大谷翔司に判定で敗れ連勝はストップしたが、2024年1月には第6代Krushライト級王者・瓦田脩二からKO勝利、12月に第9代Krushライト級王者・伊藤健人に判定勝ち。2025年9月、大谷にリベンジを果たすも網膜剥離のため戦線離脱。2026年5月、RIZINでMMAに初挑戦もジョリーに腕十字で敗れた。戦績は9勝(3KO)3敗。  両者の応援団が大声援を送り、場内は盛り上がる。リングサイドには、5月のRIZINで児玉兼慎と対戦したジョリーも応援に駆けつけた。  1R、児玉はジャブを突いて左フック、大岩もジャブから右カーフ。児玉の右ハイには大岩が右ボディストレートを打つ。この右ボディストレートが何度も児玉を捉える。児玉が右ボディからの左フックを打つと、大岩は右ストレート強打を2連打。  右カーフの蹴り合いとなり、児玉が一発多く返す。さらに右フック。大岩は右ストレートをガードの上から叩きつける。大岩が右フックから右ストレート、さらに左ミドル。児玉は右ハイ。大岩が飛び込んでの右をヒットさせた。  2R、ジャブを突く児玉に大岩は右ストレート強打の一発。児玉は右ミドルを当ててスッと引く。大岩が右カーフを蹴ると、児玉が右カーフを返して大岩のバランスを崩す。児玉はまたも右フックからの左ボディ、さらに飛びヒザ蹴りを放つ。大岩が右カーフを蹴ると、児玉はすかさず右カーフを3連発して大岩のバランスを崩した。  ワンツーから右カーフを蹴る児玉は、奥足への右カーフで大岩のバランスを崩させる。チャンスと見た児玉は右ボディ、右カーフ、左右のアッパー。大岩も右を打ち返すが、児玉の右カーフに足が流れる。右カーフ、左ボディからの右カーフと児玉が右カーフと左ボディを狙っていく。右ストレートと右フックの連打で前へ出る大岩、一瞬下がった児玉だが右を打ち返した。完全に児玉のラウンドか。  3Rも右カーフを狙い撃ちにする児玉。さらに左右フック、左右アッパーも打つ。大岩は右の強打を叩きつけるが、児玉のブロックは強固だ。児玉は右ハイ。距離を詰める大岩だが児玉は右カーフ、さらにワンツー、左フックをヒットさせる。大岩は左ミドル。大岩はプッシュして児玉を下がらせようとするが、児玉は下がらず左右のアッパー。右ヒザを突き上げる大岩は、2発目をヒットさせた。  ワンツー、左フックを連打する児玉は右カーフで大岩のバランスを崩し、さらに連打。大岩もワンツーを打ち返すが、児玉の右アッパーがヒット。大岩も左フックを返す。打ち合いに持って行く児玉がワンツー、左フック。大岩も足を止めて打ち合うが、手数は児玉の方が多かった。  両者ともかなりの疲労ぶり、全力を出し尽くした一戦に。判定は3-0で児玉の勝利となり、大岩は明らかに不満な表情だったが、セコンドの武尊は児玉を笑顔で祝福した。ジョリーも嬉しそうな笑顔。  児玉はマイクを持つと「チャンピオンになりました、ありがとうございます。感謝する人が多くて」と感謝の言葉を述べる。「24年くらいしか生きてないですけれど、今日、今が一番幸せです。良かったです。長くなるのは嫌なので最後にひと言、やってやったぜ! ありがとうございました」と涙ながらに語った。 [nextpage] ▼セミファイナル(第9試合)第10代Krushバンタム級王座決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R〇大平 龍(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)判定3-0 ※30-26×2、29-26×長野 翔(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)※大平が第10代王座に就く。 大平は九州のKPKBでの活躍が宮田充Krushプロデューサーの目に留まり、“九州の武尊”として2024年10月にKrush初参戦を果たすがKO負け。2025年7月のK-1福岡大会では稟翔にKO勝ち。11月には心直に完勝。1月の1回戦では松谷梛を初回KO、3月の2回戦は体重超過の板橋武留を初回KO、7月の準決勝では石郷慶人に判定勝ちで決勝進出。戦績は8勝(4KO)5敗。 長野は2022年8月にデビュー。2024年10月、安尾瑠輝との再戦に勝利して2025年1月に大夢とのKrushフライ級タイトルマッチが決まっていたが、感染症により無念の欠場。2025年5月にバンタム級に階級を上げて再起戦を行ったが、白幡裕星に判定2-1で惜敗。7月のK-1では石郷慶人に判定勝ち。シード選手として3月の2回戦で早田吏喜、7月の準決勝で東虎之介にそれぞれ判定勝ちで決勝へ進出した。戦績は11勝2敗。  1R、大平の左カーフに長野は左ミドル。右の蹴りを出していく長野に、大平は右へ大きく回っていく。大平は飛び込んでのヒザ。大平のワンツー、長野が右を返そうとすると大平は回り込む。長野は左アッパーからの右ストレート、続く右ハイは空振りに。  大平は左インローからのワンツー、右カーフでは長野を転倒させる。大平の右カーフにバランスを崩す長野。大平の右ストレートに長野がジャンピングハイキックを合わせに行き、両者がニヤリと笑う。  2R、右へ回りながら右カーフを狙う大平に、長野も右カーフ。ジャブを突く長野。大平はしつこく右カーフを蹴っていき、左ボディも打つ。大平は左ボディから左フック、右カーフ、ワンツーからの左フック、さらに左フックで長野のバランスを崩すと右の飛びヒザからの左フックでダウンを奪う。  立ち上がった長野には顔面前蹴り、右アッパーからの左ボディ、左ボディからの左アッパーと攻撃をまとめる。さらに右カーフ、飛びヒザ蹴りと攻勢のままこのラウンドを終えた。  ハグをかわしてから3R開始。ジャブを突く大平に長野は左ハイを蹴るが、大平は右カーフ。左インローも蹴る。左ミドル、左インローとこのラウンドは蹴りが多い大平。長野は右ストレートを伸ばす。大平の左ボディからの右カーフにバランスを崩す長野。ワンツーの連打で前へ出る長野に、大平は飛び込んでのヒザ。  大平のワンツーに長野は右を返すが、そこへ大平がカウンターの右ストレート、長野は後方へバランスを崩す。すぐに打ち合いに行く長野だが、大平は右カーフを蹴る。ワンツー、右カーフで前へ出る大平に長野は右ストレートを打つが空振り、バランスを崩しているところに右フックからの左フックをもらい、この試合2度目のダウンを喫する。そして試合終了のゴング。  判定は3-0で2度のダウンを奪った大平が同門対決を制した。  ベルトを巻いて笑顔の大平は「第10代バンタム級王者の大平龍です。まず、今日戦った同門の翔、僕が上京してからずっと翔を超えようと思ってずっと練習していて。でも翔は強いし、試合前もめちゃくちゃ怖くて複雑な気持ちもありました。今日、僕が勝ちましたけれど、これからも翔とは永遠のライバルだと思っているので、翔、これからも一緒に強くなっていこう。そして格闘技を一緒に盛り上げましょう。  僕が上京してからずっとご指導してくれている大宮司さん、僕は格闘技のことだけじゃなくても人間としてめちゃくちゃ強くしてくれたと思います。これからも大きい壁に当たると思うんですけれど、大宮司さんとだったらどんな高い壁でも乗り越えられると思います。これからもよろしくお願いします」と、時折声を詰まらせながら感謝の言葉を述べる。  続けて「僕の家庭の事情になるんですけれど、僕が中学1年の頃に家族がバラバラになって。多分、もう家族一緒になることないと思っていたんですけれど、僕のこの試合で、7人家族なんですけれどそのたびに家族が集まってこうして一緒に今日も来てくれているんですけれど、こうして家族が7人揃うのは僕が格闘技しているから、格闘技があるからだと思っています。なので今後も格闘技で僕は恩返ししていこうと思っているので、僕がK-1、Krushだけじゃなくて格闘技界をこれから引っ張っていくので応援よろしくお願いします」と宣言。 「そして最後に、シルバーウルフにここ最近ベルトがなくて、僕が獲ったんですけれど、第一世代で大宮司さんや魔裟斗さんがシルバーウルフでご活躍していて、そこから(金子)晃大さんや(菅原)美優さんやKANAさんと続いて行ってるんですけれど、次、メインイベントで兼慎さんが見せてくれると思います。絶対、ベルトを2本目にしてくれると思うので最後まで応援していってください」とアピールした。 [nextpage] ▼第8試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R×三宅祐弥(Hacker GYM/第7代KPKBスーパーフェザー級王者)判定0-3 ※26-30、27-30×2〇関口功誠(ALONZA ABLAZE) ▼第7試合 Krushフェザー級 3分3R延長1R〇鬼山桃太朗(team VASILEUS/第6代Bigbangスーパーバンタム級王者)KO 1R 2分29秒×龍翔(EX ARES/MA日本キックボクシング連盟JAPAN CUPスーパーバンタム級王者) ▼第6試合 Krushフェザー級 3分3R延長1R×寺島 想(AX GYM/K-1カレッジ2020 -60kg王者)※26-30、27-30、28-30〇遥心(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1カレッジ2023 -60kg王者) ▼第5試合 Krushライト級 3分3R延長1R〇SEIYA(POWER OF DREAM)判定3-0 ※30-29、30-28×2×斎藤祐斗(JK TRIBE) ▼第4試合 Krushスーパー・バンタム級 3分3R延長1R〇内田 晶(チーム・タイガーホーク)KO 1R 2分56秒×藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER) ▼第3試合 Krushスーパー・フェザー級 3分3R延長1R×山本 陸(K-1ジム総本部チームペガサス)判定0-2 ※29-30、30-30、28-29〇瑠唯(リーブルロア/K-1甲子園2022 -65kg準優勝) ▼第2試合 Krush女子アトム級 3分3R延長1R〇加藤りこ(Stinger)判定3-0 ※30-26×3×原田ゆうな(SHINE沖縄) ▼第1試合 女子-46kg契約 3分3R延長1R×坂上りま(岡澤道場サイクロンジム大船)判定0-3 ※28-29、29-30×2〇田口永真(POWER OF DREAM/2023年第34回全国高校ボクシング選抜大会女子ライトフライ級優勝) ▼プレリミナリーファイト第2試合 Krushスーパー・バンタム級 3分3R〇森川 絆(POWER OF DREAM)判定3-0 ※30-27×2、30-28×高橋玲音(K-1ジム五反田チームキングス) ▼プレリミナリーファイト第1試合 Krushライト級 3分3R〇ケンジ・ザノリニ(ブラジル/Brazilian Thai)KO 2R 0分54秒×サミール“ヒマラヤンデビル” マハラジャン(ネパール/Y's glow)
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