2020年1月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.110』の対戦カード第一弾が、12月6日(金)都内で行われた記者会見で発表された。
スーパー・フェザー級で三輪裕樹(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs川口拓真(K-1ジム総本部チームペガサス)が決定。
三輪は20戦のキャリアを持ち、戦績は6勝(3KO)12敗2分。前戦は10月のKRUSHで聖也から判定勝ち。川口は13戦のキャリアで戦績は5勝(3KO)8敗。前戦は6月のKrushで佐野純平にKO負け。安保璃紅、里見柚己ら強敵を相手に現在5連敗。両者とも黒星が先行しているが、共にアグレッシブなファイトスタイルで「立場・状況が似ているのでここで勝って上に行くのがテーマ」だと中村拓己K-1プロデューサーは説明した。
川口は「久しぶりの試合で楽しみにしていて、大好きだった格闘技が嫌いになりかけていたこともあったんですが、一からやり直そうと勤めていた会社も辞めてハードな練習が出来ています。本当に楽しみにしているので皆さんもお楽しみに」と、かなりの心境や環境の変化があったようだ。
三輪は「今回の試合は川口選手が僕と戦い方とかアグレッシブさとか似ているなと思っていたので、全部上回って勝ちたいと思います。応援してくれる人の喜ぶ顔が見たいです」と話す。
すると川口は「似ているかな? 自分では思わなかったです。三輪選手も対策を練って僕との試合を迎えると思うので、僕もしっかり対策を立てて三輪選手と戦いたい」と答え、「格闘技が嫌いになりかけて2カ月くらい練習を休もうかなと思って地元の大阪に帰って。でも格闘技が好きで2カ月休むつもりが1週間後には大阪で練習しちゃって、やっぱり格闘技が好きだなって思いました。自分が楽しむことを忘れていたので、今回はワクワクして試合をできるのが久しぶりなので楽しみです」という。
その言葉に今度は三輪が「僕は楽しむつもりは全くない。練習してきたことを全部やって全部効かせて勝ちたいだけ」と言い放つ。
川口はそれに「楽しむことだから熱中して頑張れる。僕はしっかり楽しんで、僕を初めて見る人も僕の試合にしっかり注目して欲しい」と返答し、三輪は「僕は楽しむつもりは全くないが、お客さんは楽しませるので期待してください」とさらに返した。
2020年の目標を聞かれると、川口は「去年、一昨年と負けた相手にやり返したい。今トップにいるヤツらに喧嘩を売りに行きたいと思っています。今回勝って川口もいるんやと見せつけたい」、三輪は「前回4月にやらかしてしまったことがあって。それでも変わらず応援してくれる人がいるので喜ぶ顔が見たい。まずこの試合に勝ってみんなが喜ぶ顔を見たいし、応援してくれる人も増やしたい。先よりも今です」と、それぞれの目標を語った。
また、プレリミナリーファイト2試合も決定。スーパー・フェザー級で対戦する目黒翔大(優弥道場)は『格闘代理戦争』卒業生でデビュー戦に敗れての2戦目、鈴木一晴(キックボクシングアカデミーROOTS)は今回がデビュー戦。スーパー・バンタム級で対戦する片岡祐嘉(K-1ジム五反田チームキングス)も『格闘代理戦争』の卒業生で今回がプロデビュー戦、対する“狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム)は4連勝を飾っている斗麗の弟で今回がデビュー戦。リングネームの“狂拳”はKrushで活躍した“狂拳”竹内裕二から直々に譲り受けたものだという。