▼ONEストロー級(-56.7kg)キックボクシング 3分3R
×プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
判定1-2
〇ワン・ジュングァン(中国/Yao Fight Team)

プラジャンチャイは元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級王者、元ルンピニースタジアム認定バンタム級&スーパーバンタム級王者。ボクシングでもWBAサウスアジア・バンタム級&フェザー級王座に就いている。スピードがあり、ハイレベルなテクニシャンタイプのムエタイトップファイターの一人。

2021年7月のONE初参戦で、いきなりサムエーに挑戦して判定勝ちでストロー級ムエタイ世界王座に就いたが、2022年5月の初防衛戦でジョセフ・ラシリにTKO負けで陥落。2023年6月にサムエーをKOして暫定王座に就くと、12月にラシリとの王座統一戦を初回KOでリベンジに成功し、王座返り咲きを果たした。
さらに2024年6月には“人生無敗の男”ジョナサン・ディベラに挑戦し、判定勝ちでストロー級キックボクシング世界王座も奪取。2025年2月にエリス・バダ・バルボーサをKOしてムエタイ王座の防衛に成功したが、10月はディベラとの再戦で敗れキックボクシング王座を失った。戦績は340勝52敗3分。ONEでは7勝2敗。また、プロボクシングでも3戦3勝。
ジュングァンは『武林風』で活躍し、2017年7月のKrushに初来日。里見柚己に判定勝ちし、9月には武尊とK-1タイトルマッチで対戦するも接戦の末に敗れた。2022年8月のK-1フェザー級世界最強決定トーナメントでは新美貴士に判定勝ち、斗麗に判定負け。2022年12月、軍司泰斗に判定負け。2019年10月のONE初参戦では那須川天心と対戦したフェデリコ・ローマに1RでTKO勝ちも、その後はサムエー、アスランベック・ジクレーブに連敗。今回は2020年11月以来のONE出場となる。

1R、ジャブと前蹴りで前へ出ていくジュングァンに、プラジャンチャイもジャブと左ミドル。ボディへのワンツーを打つプラジャンチャイにジュングァンはヒザ、左ボディ、前蹴りとボディを攻めていく。ジャブを出しながら距離を詰めてくるジュングァンにプラジャンチャイは左ミドル、ジュングァンは左右ボディから左右フックでプラジャンチャイにロープを背負わせる。

どんどん前へ出てプラジャンチャイにロープを背負わせると左右フックを打ち込むジュングァン。ヒザをアゴに突き上げての左右フックも打ち込む。

2Rも前に出て右ボディからの左フックを打つジュングァンは、プラジャンチャイがコーナーに詰まると後ろ蹴り。さらに右フックをクリーンヒットさせる。バックハンドブローの空振りから前に出たジュングァンの頭が当たり、バッティングで試合中断。再開後、ジュングァンは後ろ蹴り、バックハンドブローと回転技を連続で繰り出す。

振り回すようなワンツーから前へ出るジュングァンの頭が再び当たり、プラジャンチャイは嫌そうな顔。連打で前へ出るジュングァンにプラジャンチャイも連打を返すが、ジュングァンの左フックがクリーンヒット。ジュングァンの振り回す左右フックをかわしながら左ミドルを蹴るプラジャンチャイは右ストレートも打つ。

3R、ワンツーで前に出るジュングァンをテンカオで迎え撃つプラジャンチャイだが、ジュングァンは下がらず右を叩きつける。クリンチするプラジャンチャイは、テンカオと右ミドル。ジュングァンが左ボディを連打し、プラジャンチャイにロープを背負わせる。

左ヒザ蹴りの連打と左ボディの連打で、プラジャンチャイをコーナーで釘付けにするジュングァン。プラジャンチャイはクリンチするが、ジュングァンの攻撃は止まらない。左右フックで前進するジュングァンに、プラジャンチャイはロープを背負うのみ。ジュングァンはロープに押し込んで左右フックとヒザ。

判定2-1で約6年ぶりにONE復帰のジュングァンが、前王者を破った。

ジュングァンは勝利者インタビューで「とても嬉しいです。でも、これがゴールではありません。ベルトが欲しいんです。ここへ来るまでにたくさん努力しました。3年間競技から離れていましたし、ONEのリングに経つのも6年ぶりです。ここからどんどんベルトに近付きたいと思います」と語った。




