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【UFC】連日不満投稿の王者ショーン・ストリックランドが「誰も口にしない内緒の思い」を動画で語る

2026/10/09 12:10
【UFC】連日不満投稿の王者ショーン・ストリックランドが「誰も口にしない内緒の思い」を動画で語る

(C)Daiki Watanabe/GONG KAKUTOGI

 現UFC世界ミドル級王者のショーン・ストリックランド(米国)が2日連続で、UFCへの不満を投稿。さらに9日、動画でその思いを自身の口で語った。

 ストリックランドは、Xで報酬が低く正当に評価されていないとし、2021年以降1試合しかしていないコナー・マクレガーへの過剰な報酬や、ズッファ・ボクシングがコナー・ベンと契約したことなどを批判。契約満了後、ジェイク・ポールとの対戦を目指す考えを語っていた。

 また「MMAのトレーニングが過酷すぎて体がボロボロになっているからだと思う。俺の心がもうMMAに向いてないんだ。ボクシングの方が金になるし、何より遥かに楽だからな」と記すと、日本時間9日朝、インスタの動画で「これまで誰にも言えなかったこと」を公にした。

俺の心がもうMMAに向いてないんだ。ボクシングの方が金になるし、遥かに楽だから

 8日までのXでは、「正直に言うと、UFCの対応が変わらない限り、もうもううんざりだ。(コナー・)マクレガーは30秒の試合で3000万ドル(約45億円)も稼いでるのに、俺たちにはそのほんの一部すら払おうとしないんだ。マクレガーが3000万ってのはちょっと酷すぎるよ。何の取り柄もないボクサーが1500万ドル。俺はミドル級のベルトを返上して205ポンド(ライトデビー)級に移って、契約を早期に消化して、ジェイク・ポールと殴り合おうかと思ってる。そっちの方が楽しそうだ。あいつらと同じくらいの稼ぎを得るって考えは、かなり魅力的だ。

『契約書にはこう書いてあるけど……』って言われると笑えるよ。パラマウントの“フィルタなし”の新顔になるってのは、なかなか面白そうだな。それが俺の慰め賞になるのかな? 何かリクエストある? カニエ(ウェスト)にセコンドを頼もうかな(笑)

 俺が言いたいのは、これはテレビ放映される格闘技の全歴史のなかでも、一生に一度レベルの“クラッシュ・アウト(自暴自棄の破滅)”になるかもしれないってことだ……。パラマウントプラス、給料アップしてもらえないかな?

(ジェイク・ポールからの「ショーン・ストリックランド、メッセージは見たよ。でも契約は切れてるのか? 君の『プロモーター』にMVPに電話するよう伝えてくれ」を引用し)契約を完全にぶっ壊すかどうかはまだ決めてないけど、正直言って、おいジェイク、お前を殴る方が今のUFCにいるより遥かにマシに思えるのは確かだ……。

 よし、弱音を吐くのはもうやめだ。自分でなんとか解決する。時々、お前らみたいな物好きなフォロワーに話しかけるだけで、頭の整理になるんだ。というか、お前らだけが俺の友達みたいなもんだからな……。狭いサークルだが、俺たちは似た者同士だ。おやすみ。

 みんな、俺がただイライラしてるのは、MMAのトレーニングが過酷すぎて体がボロボロになっているからだと思う。俺の心がもうMMAに向いてないんだ。鼠径部の断裂に、肩の亜脱臼。本当に、もう心がMMAにないんだと思う。ボクシングの方が金になるし、何より遥かに楽だからな」と、投稿。

 日本でも、2024年6月に安保瑠輝也とのボクシングスパーリングを公開しているストリックランドだが、9日朝のインスタでは、動画であらためてボクシング戦への興味を語り始めた。

チャンピオンたちが、自分のレガシーを台無しにせざるを得なくなるのはなぜか

 動画冒頭でストリックランドは、「俺はタイトル戦に4回挑んだ。2回は勝った。他にも3人の“恐怖の相手”がいた。でも、この階級の半分とはすでに戦った。俺はボクシングをしたい。マントルピース(飾り棚)にクソッタレなボクシングのタイトルベルトを飾りたいんだ。俺にはそれだけの価値がある。MMAなんてやらない。ただボクシングをするだけだ。どんなボクサーにもパンチを食らわせてやる。

 ジェイク・ポールは、俺に大金を払って戦わせたいと言っている。俺は契約中だが、ズッファ“ボクシング”に行って、お前のクルーザー級王者なんて簡単に倒してやるよ」と、語り始めた。続けて、UFCがレガシーを築いたファイターに「辞めるだけの十分な報酬を支払ってくれない」と批判した。

「UFCについて一つ言わせてくれ。誰も口にしない内緒の話を、俺は声に出して言うよ。チャンピオンたち、このスポーツの野獣たちを見てみろよ。彼らは階級を支配していたのに、一度負けると復帰して3、4回戦っただけで、完全に息絶えちまうんだ。“おい、お前どうしたんだ?”って思うだろ? そうして気づくんだ、UFCのせいだって。そして、UFCが彼に何をしたのかが分かるんだ。彼らはもうどうでもいいと思ってる。

 UFCは、『人生は最高だ。俺は人生をこれに捧げてきたし、時間を注いできた』って言って引退できるほど、十分な金を払ってくれない。UFCはレガシーを築くために、選手をここに縛り付けておく。でも、レガシーを築く一方で、十分な報酬は出さないから、結局戻ってきて自分のレガシーを台無しにせざるを得なくなるんだ。俺はそんなことはしたくない。まるで、パッケージを変えただけのマクドナルドを頭からぶち込まれるようなものだ。もうそんなのには興味がない。

 もうこの世界には興味がない。戦いたい。試合がほしい。ボクシングもしたいし、ボクシングのタイトルを獲りに行きたい。だからその実現に向けて動いているところだ。

 でも、もしUFCが『おい、そんなのやらないぞ。俺たちが君の戦いを仕掛けてやる』なんて言うなら、まあ、俺は“スティック・アンド・ムーブ”(ヒット&アウェイ)でいくよ。君たちはブーイングするだろうね。いや、俺も戦っている間は君たちと一緒にブーイングするよ。とにかくスティック・アンド・ムーブで戦い、報酬を受け取って、次へ進むだけさ。まあ、今こうしてここにいるわけだしな」

 ドリカス・デュ・プレシには判定負けしたものの、26年2月にアンソニー・ヘルナンデスを3R TKOで再起。26年5月の前戦でハムザット・チマエフにスプリット判定勝ちでミドル級王座を獲得した35歳のストリックランド。

 トップ挑戦者のナッソージン・イマボフとの対戦も予想されているが、UFCは12月の『UFC 335』でチャールズ・オリベイラvs.ディエゴ・ロペスのメインカードを発表して、2026年のナンバーシリーズのメインイベントを確定させたばかり。

 ストリックランドとイマヴォフの試合が実現するとしても2027年以降になりそうだが、今後のことはまだ確定していないようだ。

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