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【PANCRASE】サルドルフが林源平にTKO勝ちでミドル級王座防衛、フライ級次期挑戦者決定戦は猿飛流が眞藤源太との接戦制す、力強さ増した敢流がリアネイキドチョーク極める、カマチョが1RでTKO勝ち、平田旭が村山暁洋にKO勝ち

2026/09/06 12:09
 2026年9月6日(日)東京・立川ステージガーデンで『PANCRASE 365』(U-NEXT配信)が開催された(※写真追加あり)。 ▼キング オブ パンクラス チャンピオンシップ ミドル級 5分5R〇コシム・サルドロフ(Dorob Fight/タジキスタン)第16代KING OF PANCRASIST 7勝0敗 83.6kg[2R 4分58秒 TKO]×林 源平(和術慧舟會IggyHandsGym)1位/第15代ウェルター級KING OF PANCRASIST 14勝14敗1分 83.55kg※サルドロフが初防衛に成功。  サルドロフは、8年間フリースタイルレスリングに取り組み、2021年からMMAを開始。2024年のIMMAFミドル級優勝。25年7月の中国JCKではスコティシュツイスターを極めるなど4戦中3試合を1R フィニッシュで、25年9月にPANCRASE初参戦。  平田旭を1R TKOに下すと、12月に佐藤龍汰朗を4R リアネイキドチョークで極めて、デビュー以来6戦6勝・全フィニッシュという圧倒的な強さでミドル級王座まで駆け上がった。格闘技界に吹き荒れる中央アジア旋風は、PANCRASEミドル級をも席巻している。  対するは、第15代ウェルター級王者・林源平。26年3月大会では平田旭を右STで豪快に沈めると、「コシム、待ってろよ!」と王者への挑戦を表明。  盤石の強さを誇るサルドロフだが、一撃必倒の破壊力を持つ林の右が炸裂すれば、その牙城が揺らぐ可能性は十分。若き王者が貫禄を見せつけるか。百戦錬磨のベテランが番狂わせを起こすか。 サルドルフ「明日はこのベルトを守るために戦いたいと思います」 林「応援してくださる皆様の思いも込めて、思いっきりブッ倒します」→林源平の会見コメント  1R、両者オーソドックス。ジャブで牽制する林。右から左ハイ。サルドロフはパンチからタックルに入る。  受け止めた林は顔を剥がそうとするが、サルドルフは左で差してケージに押し込んみ。右小手の林。右でヒザ裏を掴み小内刈りでテイクダウンしたサルドロフ。  ハーフの林を押さえ込んでパウンドを入れていく。上半身を起こした林だが、サルドロフは上から体重をかけ、また押さえ込んだ。  ヒジを入れるサルドロフ。左で差して上体を起こす林だが、サルドロフは林の頭を抱え、両足で林の右足を挟んで立たせない。  パウンド・鉄槌で削るサルドロフ。残り15秒でマウント! しかし林はブリッジから股下から抜けて立ち上がった。残りわずかで林が前に出るが1R終了。  1Rはサルドロフがポイントを取ったうえに、パウンドで確実に削っていった。  2R、右から左ハイで出た林だが、サルドロフが四つ組みから支釣込足で崩して上を取る。  ハーフから林の頭部に鉄槌・ヒジを打ち込んでいく。さらに脇腹にヒザを打ち込む。体を起こした林だが、サルドロフは寝かせるとヒジ・鉄槌を打ち込む。  ガードに戻した林。腕十字を狙ったがディフェンスしたサルドロフ。またハーフにしたサルドロフ。  休まず鉄槌・ヒジを打ち込み続けるサルドロフ。足を抜いてマウントを取った。残り1分。ハーフに戻した林だが、サルドロフはヒジ・鉄槌を打ち込み続ける。ギアを上げたサルドロフ。強いパウンド・ヒジ・鉄槌を打ち込む。打たれ続ける林。残り2秒だったが、レフェリーが止めた。  2R4分58秒、サルドロフがTKOで王座防衛に成功。  サルドロフは試合後にマイクを取ると、英語で「7戦全勝で100%フィニッシュした。自分は世界に羽ばたいていくんだ」とカメラに向けてコメントすると、マットのUFCファイトパスのロゴを踏みつけ、UFC参戦をアピールする。  続けてタジク語で、「コーチからは、望みがあればできないことはない、勝利を目指して毎日頑張るだけだと言われてきた。タジキスタンで応援してくれているファン、コーチ、日本で応援してくれているファンにもお礼したい。リスペクトを持って接してくれていることに感動している」とコメントした。 [nextpage] ▼フライ級次期挑戦者決定戦 5分3R〇猿飛流(リバーサルジム川口REDIPS)1位/第7代KING OF PANCRASIST 11勝6敗 57kg[判定3-0]※29-28×2、30-27×眞藤源太(ボンサイ柔術)3位 8勝6敗 56.7kg  5月立川大会で岸田宙大との王座決定戦を制し、第11代キングに輝いたのは時田隆成。その時田への挑戦権を懸けた次期挑戦者決定戦が9月の立川大会で組まれた。元王者・猿飛流は、3月大会で大塚智貴をバックスピンキックからのパウンドで沈め、豪快なTKO勝利。  一方の眞藤源太は、6月大会で谷村泰嘉を相手の得意技でもあるニンジャチョークで仕留め、その進化を強烈に印象付けた。  ともに前戦では圧巻のフィニッシュで存在感を示した両者。次期挑戦者の座を掴むのは、卓越したテクニックと強靭なフィジカルを武器に再び頂点を目指す猿飛流か。持ち前のアグレッシブなファイトスタイルに、ボンサイ柔術で磨きをかけた極めの強さが加わった眞藤か。 ◆猿飛流「今が一番強い」×眞藤源太「チャンピオンに“やりたくないな”と思わせるような試合を」 1R、両者オーソドックス。お互いローで牽制。眞藤の関節蹴りにワンツーを返す猿飛流。飛び込んでパンチを打ち込む猿飛流に眞藤はバックステップで距離を取る。タックルに入った猿飛流。首を抱えてニンジャチョークを仕掛けようとした眞藤だが、猿飛流がケージに押し込んで外した。  入れ替えた眞藤。動きがなくブレイクがかかる。猿飛流が左ハイをヒット。眞藤はバックスピンキックをボディに入れる。残り1分。前蹴りを入れた眞藤。じわじわと詰める眞藤だが、先に手を出す猿飛流。1R終了。  お互い明確にペースを取ったとは言えず、様子見の1R。  2R、眞藤のカーフキックに合わせてシングルレッグに入った猿飛流。ボディロックに切り替えると、外掛けでテイクダウン。ハーフで固めた猿飛流。眞藤は下からホールドする。猿飛流が脇腹にパウンドを入れる。眞藤は下からホールドを続けるが、押さえ込まれてコツコツと殴られるまま時間が過ぎていく。 残り1分でフルガードに戻した眞藤。ケージを使って立とうとする眞藤だが、猿飛流はボディロックで押さえつけて立たせない。残りわずかで眞藤がギロチンを仕掛けたところで2R終了のホーン。  2Rは猿飛流がグラウンドコントロールで制した。  3R、眞藤のインローに右フックを合わせる猿飛流。猿飛流のローキックがローブローになりタイムストップ。再開。眞藤の蹴りの戻り際に詰めて組みついた猿飛流。両脇を差した。投げる猿飛流。背中を向けてこらえた眞藤だが、猿飛流がスタンドバックから投げる。また立ち上がった眞藤だが、猿飛流はバックからヘンゾフック。そのまま後方に倒れ込む。  反転しようとした眞藤より先に上になる猿飛流だが、眞藤もその瞬間に立ち上がった。引き剥がして離れる。残り1分半。眞藤が前蹴りで詰める。左右のパンチを打ち込んでいく。猿飛流は下がりながらパンチを返していく。最後に眞藤が詰めていくがタイムアップ。  両者ともに勝利の確信がない表情を浮かべ判定を待つ。  ジャッジは29-28、29-28、30-27の3-0で猿飛流判定勝ち。  試合後のインタビューでは、「眞藤選手、強かったです。やりたいことがやらせてもらえなかったですね。一度ベルトを取って、防衛戦で(鶴屋)怜くんに負けてから、引退も考えたんですけど、試合を見たいって言ってくれる人が多くて、また頑張ろうと思えてここまで来れました。あと1つですね。応援が力になるって、本当なんだなって思いました」とコメント。  実況席の現王者・時田には「一緒にいい試合をして、勝ち負けじゃなくて、『格闘技楽しいな、勇気をもらえるな、パンクラス楽しいな』って思える試合をしましょう」とメッセージを送る。  王者の時田がケージインすると、「次の試合、僕と一緒にパンクラスのフライ級を一緒に盛り上げていきましょう。お願いします」とコメント。それを受けた猿飛流は、「勝ち負けも大事なんですけど、楽しいな、元気をもらえるなっていう試合をしたいですね」と返すと、応援団からは「勝つんだよ!」と激が飛ぶ。それを聞いて、「あっ、一応、勝ちます」と、人柄が滲み出るコメントを残した。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R〇敢流(パンクラス大阪稲垣組)2位/2024年NBT同級優勝 9勝1敗 65.8kg[2R 1分36秒 リアネイキドチョーク]×遠藤来生(Power of Dream Sapporo)10位 17勝18敗5分 65.7kg※敢流がベストフィニッシュ(一本)を受賞  5月品川大会で平田直樹を怒涛のパンチラッシュで沈め、鮮烈なTKO勝利を飾った敢流。25年7月、木下尚祐戦で喫したキャリア初黒星を乗り越え、再起を果たすとともに、タイトル挑戦へ向けて大きく前進した。  対する遠藤来生は、25年6月のRIZIN北海道大会でザーシバーディンに勝利を収めているものの、PANCRASEでは木下尚祐、オタベク・ラジャボフ、三宅輝砂を相手に3連敗と苦しい状況が続いている。  王座戦線へさらに歩を進めたい敢流。上位ランカー撃破で一気に流れを引き寄せたい遠藤。互いに落とせない緊張感あふれるランキング戦。  1R、両者オーソドックス。強いカーフキックを入れた敢流。さらに前蹴り。強烈なカーフが入り、足が流れた遠藤。  遠藤がスイッチして蹴られた足を引くと、今度はミドル、ハイを蹴っていく敢流。間合いに入れない遠藤。左右のハイを連打する敢流。遠藤がタックルに入るが切られた。  引き込む遠藤だが、敢流は付き合わずに立たせた。ジャブ、右ハイを入れる敢流。三日月蹴り。バックスピンキック。さらに右ストレートが顔面にヒット。  右ハイ、カーフと連続で蹴る敢流。左が入り、ダウン気味に倒れた遠藤。ガードを取るが、敢流はまた付き合わずに立たせた。敢流がパンチ、ヒザ、右ハイを打ち込む。  残り30秒でパウンドを入れる敢流。遠藤は下から足関を狙う。敢流が回転して外そうと背中を向けたところで、遠藤が起き上がりタックルに入るが、がぶって切る敢流。1R終了。  敢流が圧倒した1R。  2R、敢流の右ハイで遠藤ダウン!すぐにバックに回りパウンドを入れる敢流。遠藤は正対してハーフにするが、敢流はヒジを打ち込む。  ガードを取った遠藤だが、敢流がパウンドを入れると背中を向ける。リアネイキドチョークに捕らえた敢流。がっちりと入り、遠藤タップ!  2R1分36秒、リアネイキドチョークで敢流が一本勝ち。  力強さが増した敢流が圧勝。試合後のコメントでは「次、タイトルマッチをお願いします。12月空いてるんで。待ってます。」とタイトル戦をアピール。「自分の打撃は武器なので、誰でも倒せるんで。次、ウルルでもラジャボフでも、誰でもKOします」と、自信のコメントを残した。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R×増田大河(セルフディフェンスアカデミー)7位 4勝4敗 57.05kg[1R 1分53秒 TKO]〇ジョセフ・カマチョ(SPIKE 22)9勝4敗 57.05kg  5月のNPH大会で、ベストバウトに選出された小林了平との壮絶な死闘を制し、ランキング入りを果たした増田。  その前に立ちはだかるのは、元王者・猿飛流からRNCで一本勝ちを収めた実績を持つ強豪、カマチョ。5月の立川大会で前王者・濱田巧に敗れており、再起を懸けてこの一戦に臨む。  フライ級屈指のストライカーを自負する増田の鋭い打撃が勝るか。それとも、カマチョが執拗な組みで主導権を握り、得意のフィニッシュへと持ち込むのか。対照的なスタイルの両者によるフライ級戦。  1R、オーソドックスの増田にサウスポーのカマチョ。カマチョがパンチで出てくるが、増田の右がヒット。タックルに入ったカマチョをがぶった増田。がぶりから頭部にヒザを打ち込む。離れた増田。  前に出てきたカマチョの左が入り、増田が崩れる。上になりパウンドを連打するカマチョ。ディフェンスできずに顔面に連続でもらった増田を見てレフェリーストップ!  1R1分53秒、カマチョのTKO勝ち。  勝ったカマチョは試合後のインタビューで、「本当に嬉しいです。日本が第2の故郷だと思っています。パンクラスに継続参戦している理由は、初めてパンクラスで試合をした時から、アットホームで最高の舞台だと思っていました。また試合をしたいといつも思っています。ランキング6位の選手に勝ったので、トップ5位の選手の誰でもやりたいです。強い選手をお願いします。」とコメントした。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R×村山暁洋(暁道場)4位/第9代KING OF PANCRASIST 25勝16敗9分 77.25kg[3R 1分44秒 KO]〇平田 旭(move)ミドル級2位/2025年NBTミドル級優勝 3勝3敗 77kg  元王者・村山は、25年9月大会でスパイク・カーライルに敗れて以来、約1年ぶりのパンクラス参戦。  46歳となった今も現役ファイターとしてケージに立ち続け、その存在感を示している。  対する平田は、昨年、岡村寿紀、長岡弘樹を破壊力抜群のパンチでKOし、一躍注目を集めた。しかし、その後はコシム・サルドロフ、林源平に敗れ2連敗。再起を懸け、今回はミドル級から階級を下げてこの一戦に臨む。  アグレッシブな平田に対し、村山が円熟の試合運びで迎え撃つ。ベテランの経験が勝るか、それとも平田が再起を飾るのか。  1R、オーソドックスの村山に、平田はスイッチを繰り返す。関節蹴りを出した平田。前手で距離を測る平田。じわじわと詰めてジャブをヒットさせる。村山もジャブを突く。お互い間合いに入れないまま時間が過ぎる。徐々に詰める平田。残りわずかでケージを背負った村山にパンチをヒットさせた。1R終了。  差がないラウンドだが、終盤にパンチを入れた平田に入っている可能性が高い。  2R、ミドルを出した村山。平田がジャブを顔面に入れる。村山がタックルに入るが切られた。平田の左ボディがヒット。ケージに詰める。さらに右ストレートが入った。平田が押していく。徐々に平田の打撃が当たり始めている。村山のパンチをかわして右を入れる平田。左ボディ、ジャブを入れる。さらに右ストレートが顔面を捉えた。下がる村山。手が出ない。2R終了。  2Rは明確に平田がリードしたラウンドに。  3R、開始と同時にシングルレッグに入った村山。平田は背中を向けて立ち上がる。スタンドバックを取った村山だが、正対した平田が押しつぶして上を取った。ハーフからパウンドを連打する平田。村山は下からホールドしてしのごうとする。   平田がヒジを連打。顔面に連続でヒット!さらに鉄槌を連打する。打たれ続ける村山を見てレフェリーが止めた。  3R1分44秒、平田のKO勝ち。  試合後のインタビューでは「今日は長いラウンドを戦いたいと思っていたので、それができて良かったです。もうちょっと早く仕掛けられたかなとは思うんですけど。連敗を脱出できて良かったです。村山さんは去年くらいから出稽古でお世話になっていたので、複雑な気持ちもあったんですけど、オファーが来た時に、村山さんも自分もファイターなので、絶対受けると思ったので、いつも以上に気合を入れて臨みました。一戦一戦、勝ち星を重ねて上まで行きます。押忍」とコメントした。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R×矢澤 諒(フリー)5勝10敗 61.6kg[1R 3分20秒 三角絞め]〇千種純平(パンクラス大阪稲垣組)7勝4敗 61.35kg  勝利した5試合すべてを1RKOで飾っているハードパンチャー・矢澤。  しかし、5月の立川大会ではバラカトゥロ・アサドゥラエフに判定負けを喫し、まさかの6連敗。約3年半ぶりとなる白星を賭け、背水の陣でケージに上がる。  対する千種は、デビューから破竹の5連勝を飾るも、その後は4連敗。しかし、6月大会では鈴木勇太朗を相手にRNCで秒殺一本勝ちを収め、復活を印象付けた。  21歳の新鋭・千種が、勢いそのままに矢澤を乗り越えるのか。それとも、矢澤が持ち前の強打で鬱憤を晴らす復活のKO劇を演じるか。  1R、両者オーソドックス。千種がハイキックを出したがスリップダウン。猪木アリ状態で足を蹴る矢澤。立った千種。カーフを蹴る矢澤。両者とも慎重。右を打ち込んだ矢澤。千種はジャブを返す。蹴りで牽制するが、矢澤は徐々に間合いを詰める。千種が右をヒット。そこからタックルにつなげたが、切った矢澤。  パンチで出た千種だが、矢澤の右がヒットしダウン!すぐに立って詰めるが、今度は左がヒット。下になった千種にパウンドを入れる矢澤だが、千種がガードから三角!パウンドを入れて抵抗する矢澤だが、三角ががっちりと入ってタップアウト!  1R3分20秒、三角絞めで千種勝利。  勝った千種は、「パンチを効かされて、やっぱり強かったなと思いましたが、練習でやってきた自分の動きが焦らずできました。ずっと前に宮城成歩滝選手に判定負けしているんで、一個一個登っていってやり返したいです」と、現暫定王者の宮城へのリベンジを宣言した。 [nextpage] ▼フェザー級 5分3R×畠山祐輔(ボンサイ柔術)6勝5敗 66.05kg[2R 0分16秒 KO]〇福里凱亜(トイカツ道場)5勝1敗 65.95kg※福里がベストフィニッシュ(KO)を受賞  PANCRASE初参戦となった6月大会で、亀井晨佑との激闘をパウンドによるTKO勝利で締めくくり、強烈なインパクトを残した畠山。  強豪がひしめくフェザー級戦線に、新たな実力者が名乗りを上げた。  迎え撃つのは、メインカード初登場となる福里。前戦は5月大会で沢木純也に判定勝ち。唯一の黒星は、25年のNBT決勝で清水博人に喫したスプリット判定による惜敗のみ。  高いポテンシャルを秘める新鋭が、いよいよ上位進出への一歩を踏み出す。ランキング入りを見据え、この一戦を飛躍の足掛かりとしたい両雄が対戦。  1R、サウスポーの畠山にオーソドックスの福里。タックルで飛び込んだ畠山。テイクダウンしたが、福里はケージを使って立ち上がる。なおもテイクダウンを狙う畠山。ヒザを入れた福里。離れた畠山にプレッシャーを掛けていく。畠山もジャブを突いていくが、福里がジャブをヒット。さらに右も顔面を捉える。  畠山が組みつくとボディロックに。ケージに押し込みながらテイクダウンを狙う。畠山がサバ折りで倒そうとしたが、倒され際に入れ替えて上を取った福里。残り1分。インサイドからヒジ・鉄槌を入れる福里。腕でブロックする畠山だが、右のパウンドが連続で顔面にヒット。足で離した畠山。1R終了。  1Rはパウンドでダメージを与えた福里が取ったか。  2R、すぐに圧を掛ける福里。インローを蹴る。詰めてきた畠山にテンカオ! みぞおちにヒットし、腹を押さえてうずくまった畠山。KO!  2R0分16秒、福里のKO勝ち。  初めてのメインカード登場でKO勝ちした福里は、「あまりヒザの練習はしていなかったんですけど、相手が来るなとわかって、自然と出せました。今はまだ下から上がっていくポジションなんですけど、上の人とも勝負できる実力があると思うので、今後どんどんランキングを上げて、上の人とも戦っていきたいです」と謙虚なコメントを残した。 [nextpage] 【プレリミナリーファイト】 ▼バンタム級 5分3R〇近藤悠真(NO FACE GYM)2勝2敗 61.5kg[判定2-1]※28-29、29-28×2×井川智貴(R-blood)0勝1敗 61.15kg  NO FACE GYM所属・近藤は24歳。1勝2敗。今年のネオブラでは一回戦負けしたが、6月のワンマッチで貫井義規に判定勝ちし、プロ初勝利を挙げている。  R-BLOOD所属・井川は22歳。0勝1敗。2月のネオブラ一回戦でプロデビューしたが判定負け。  1R、両者オーソドックス。井川がパンチで出る。カーフキック。さらに左右のパンチで出ていく。一転してタックルにつなげた井川だが、近藤は切った。ケージに押し込んだ井川は太ももにヒザを入れていく。入れ替えた近藤。バックヒジを入れて離れた。近藤がパンチで出るが、井川がタックルでテイクダウン。パスを狙う。ハーフガードに。  体を起こして立ち上がった近藤。ヒザを入れて離れた井川。タックルは切られたが、前蹴りからワンツーを入れる井川。残り1分。近藤はジャブを突いて出るが、井川のワンツーがヒット。またカーフキック。タックルを切って右を入れた近藤。蹴りをキャッチした井川がバックに回るが1R終了。  1Rは打撃で手数を出した井川のラウンド。  2R、ジャブを突く近藤。井川のタックルを受け止めてケージに押し込んだ。離れ際にパンチを入れる。近藤がシングルレッグでテイクダウン。ガードを取った井川。1Rにアグレッシブに攻めた分、スタミナの消耗が見える。近藤がバックに回ると立ち上がった井川。  バッククリンチからテイクダウンする近藤だが、井川はすぐに立ち上がるとケージ際で正対。離れたが近藤のワンツーがヒット。パンチを出す井川だが、振りが大きくかわされる。組んだ井川。ハーフバックに回ってパウンドを入れる。正対してテイクダウンを狙う近藤だが、井川がこらえて両脇を差すと、ケージに押し込んでヒザを入れる。2R終了。  お互い消耗した2R。どちらも明確に取ったとはいえない、僅差のラウンドに。  3R、井川がタックルに入ると近藤がギロチンに抱えた。スタンディングで絞めるが、ボディロックからテイクダウンして外した井川。押さえ込ませずに立った近藤。なおもテイクダウンを狙ったが、近藤がしのいで離れた。大振りの一発を狙う井川に対し、近藤はジャブからコンパクトに打撃を入れる。  井川がダブルレッグから抱え上げてテイクダウンするが、倒した際の勢いがつきすぎて下になった。すぐに立ってまたテイクダウンを狙う井川。スタンドバック。入れ替えて逆にバックに回った近藤だったが、雑に背中に乗ろうとして前に落ちた。立ち上がった近藤。井川のタックルを切って上を取ると肩固めへ。後転して亀になり外した井川だが、近藤は両足をフックしてバックマウント。反転した井川が上になる。近藤も立って残り20秒。両者テイクダウンを狙っていく。倒しても両者押さえ込ませずにタイムアップ。  ジャッジは29-28井川、29-28近藤、29-28近藤。2-1のスプリットで近藤が判定勝ち。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R〇木村耀人(UNITED GYM CHIBA)4勝2敗 61.65kg[1R 4分51秒 KO]×上野惇平(ハイブリッドレスリング八戸)5勝11敗 61.5kg  UNITED GYM CHIBA所属・木村は27歳。3勝2敗(1KO勝ち)。K太郎直伝の寝技が武器。ネオブラ一回戦はパウンドでKO勝ちしたが、二回戦ではリバーサルジム横浜グランドスラム・小宮に全ラウンド僅差の接戦の末、スプリット判定負けした。  ハイブリッドレスリング八戸所属・上野は34歳。5勝10敗(2一本勝ち)。パンクラスでは現在6連敗中だが、4月に初参戦したHEATではニンジャチョークで一本勝ち。約4年ぶりの勝利を挙げている。  1R、両者オーソドックス。ジャブを入れる木村。飛び込んでワンツーをヒットさせた。飛び込んでジャブから右フックを放つ。ジャブをもらった上野だが、打ち終わりに右を返した。詰めた上野がケージに押し込む。押し込まれた木村が右のパンチを入れたが、展開がなくなりブレイクがかかる。  木村が詰めて右を入れると、ケージに詰めて左右のパンチのラッシュ。ガードを固めて凌ごうとする上野。一瞬腰が落ちたが、ケージを背負いながら打ち返していく上野。しかし木村の連打をもらって動きが止まった。顔を背けて打たれる上野を見てレフェリーストップ!  1R4分51秒、木村のKO勝ち。 [nextpage] ▼バンタム級 5分3R×石原健流(ストライプル取手)2勝1敗 61.05kg[判定0-3]※27-30、28-29〇伊藤一輝(ボンサイ柔術)4勝1敗 61.45kg  ストライプル取手所属・石原は28歳。2勝0敗。バックボーンは柔術で、今年2月のプロデビュー戦、5月の2戦目はいずれも判定勝ちで連勝中。  ボンサイ柔術所属・伊藤は25歳。3勝1敗(1KO・1一本勝ち)。昨年4月のプロデビューから、地元の浜松と名古屋で行われたDEEPで4戦し、今回がパンクラス初参戦。  1R、オーソの伊藤に石原はサウスポー。前蹴りを出しながら詰めていく伊藤。タックルに入った石原だが、腕を小手に巻いて上を取ろうとする伊藤。引き込んだ石原。伊藤が離れてスタンドに。石原がタックルから引き込むが、伊藤は鉄槌を入れて離れる。石原がまたタックルから引き込む。足に絡んで足関を狙っていく。  立ち上がって回転して外した伊藤がパウンドを打ち込む。またガードを取る石原。伊藤が立って離れる。石原はすぐタックルに入り引き込むが、伊藤がパウンドを打ち込む。手首を掴んで腕十字を狙った石原だが、伊藤が持ち上げてスラムで叩きつける。ミドル・前蹴りを入れる石原だが、パンチからまたタックルに入り引き込む。ディープハーフからスイープに成功し、初めて上を取った。伊藤は下から蹴り上げる。パスした石原がパウンドを入れるが、伊藤がガードを取る。1R終了。  1Rは上から攻めた時間が長かった伊藤のラウンドか。  2R、蹴りを出した石原だが、スリップダウンして下になる。ガードから足関を狙う石原。伊藤が離れてスタンドに。石原がタックルに入るが、切った伊藤。猪木アリ状態からパウンドを入れた伊藤がバックに回る。石原はまた足関節を狙うが、伊藤がバックからパウンドを打ち込む。しかし石原が反転してマウント!横三角の体勢になったが、腕を抜いて上を取った伊藤がインサイドガードからパウンド。腕十字を仕掛ける石原だが、伊藤はすぐに腕を引いてディフェンス。  またガードからスイープした石原。すぐにマウントを狙ったが、亀になった伊藤のバックに乗ろうとして下に落ちた。猪木アリ状態でブレイクがかかる。伊藤がハイキックを出してスリップし、引き込むがブレイクがかかる。左ハイをヒットさせた石原。タックルからまた引き込むが、伊藤がパウンドを入れる。2R終了。  3R、石原がタックルから引き込むが、伊藤は付き合わずに立たせる。またタックルに。カウンターでヒザを入れた伊藤が下になった石原にパウンドを連打。ガードからの仕掛けでしのぐ石原だが、伊藤が離れてまたブレイクがかかる。お互い消耗が見える。ジャブを入れた石原。さらに三日月蹴り。左ハイ。タックルにつなげたが、石原はすぐに引き込んだ。  伊藤が立ってまたスタンドに戻る。三日月蹴り、ハイを出していく石原。伊藤も右を返したが単発。石原の蹴りをキャッチしてテイクダウンした伊藤は、猪木アリ状態で足を蹴る。立ち上がった石原がシングルレッグに入ったが切られる。最後に引き込んで腕十字を狙った石原。ディフェンスする伊藤。タイムアップ。  ジャッジは30-27、30-27、29-28の3-0で伊藤が判定勝ち。 [nextpage] ▼フライ級 5分3R×稲垣祐司(NATURAL 9)3勝2敗 57.15kg[1R 1分2秒 腕十字]〇獅道(THE BLACKBELT JAPAN)2勝1敗 57kg  NATURAL 9所属・稲垣は36歳。3勝1敗(2一本勝ち)。本格的にMMAを始めたのが30歳で、昨年プロデビュー。3連勝していたが、5月の前戦ではサツキジム横浜の天坂に2R肩固めで一本負けし、キャリア初黒星を喫した。  THE BLACKBELT JAPAN所属・獅道は20歳。1勝1敗(1一本勝ち)。プロデビュー戦となった今年2月のネオブラ一回戦ではダウンを奪われ判定負けしたが、5月の2戦目は、プロデビュー戦の香取道場・佐々木相手にガードからの三角→腕十字で一本勝ちしている。  1R、両者オーソドックス。タックルに入った稲垣。テイクダウンしたが、獅道はハイガードから三角を狙う。三角クラッチ。下からのヒジでカットした稲垣。腕十字に切り替えてタップアウト!  1R1分2秒、腕ひしぎ三角固めで獅道が2試合連続の一本勝ち。
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