第10代Krushバンタム級王座は大平(左)と長野の同門対決で争われる
2026年10月31日(土)東京・後楽園ホール『Krush.193』の対戦カード発表記者会見が、8月25日(火)都内にて行われた。
「第10代Krushバンタム級王座決定トーナメント」の決勝戦が行われる。1月からスタートしたトーナメントの決勝戦は、大平龍と長野翔のK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ同門対決で争われることとなった。

大平は九州のKPKBでの活躍が宮田充Krushプロデューサーの目に留まり、“九州の武尊”として2024年10月にKrush初参戦を果たすがKO負け。2025年7月のK-1福岡大会では稟翔にKO勝ち。11月には心直に完勝。1月の1回戦では松谷梛を初回KO、3月の2回戦は体重超過の板橋武留を初回KO、7月の準決勝では石郷慶人に判定勝ちで決勝進出。戦績は8勝(4KO)5敗。

長野は2022年8月にデビュー。2024年10月、安尾瑠輝との再戦に勝利して2025年1月に大夢とのKrushフライ級タイトルマッチが決まっていたが、感染症により無念の欠場。2025年5月にバンタム級に階級を上げて再起戦を行ったが、白幡裕星に判定2-1で惜敗。7月のK-1では石郷慶人に判定勝ち。シード選手として3月の2回戦で早田吏喜、7月の準決勝で東虎之介にそれぞれ判定勝ちで決勝へ進出した。戦績は11勝2敗。
トーナメントならではの同門対決に、宮田充Krushプロデューサーは「伸びてるのは大平、安定しているのは長野。トップが決まる以上KOが見たい。KOで決まってこそと思う。同門対決だからこそ残酷なKO決着が見れたら勝ちかなと思う」と、KO決着を望んだ。

長野は「意地でも勝とうと思います」、大平は「今回、同門の翔とタイトルマッチということで、ここは必ず勝って僕がベルトを巻こうと思います」とそれぞれ意気込み。
実際に同門対決が決勝になったことに関して、長野は「龍の成長をジムで見てきたんで、大夢選手がいなくなったりとか、菊地君が欠場したりとかもあって、龍が上がってくるだろうなと思ってたので想定内です」、大平は「誰もが僕が決勝に上がるとは思っていなかったと思うんですけれど、自分自身を信じてずっとやってきたので。翔が上がってくるなっていうのはずっと思ってたので、僕も想定内だったなって思います」と、両者とも想定していたと話す。

どういう勝ち方をしたいか、との質問に長野は「バチバチのKrushみたいな、バチバチの判定勝利」と堂々の判定勝ち宣言。それに対して大平は「あまりそういう試合はしたくないので、僕は必ずKO、もう1RでKOするぐらいの気持ちで1Rからぶっ飛ばしていこうかなと思っています」と1Rから倒しに行くと宣言した。
これまで13戦して1度もKO勝ちがない長野だが、「判定で」と断言。それはもはや信念のようなものなのかと問われると「KOって、たまたま一発バーンと当たっちゃったKOってあるじゃないですか。そういう相手いたんですよ。勝率で7割KOみたいな。KOしてるから強いって言われてたんですけれど、試合をやったら俺が完封みたいな感じだったので。KOが正義ってあまり俺は思いたくなくて。格闘技ってもちろんKOで派手に映るのもあるんですけれど、やっぱり芸術なので。判定で完封して、その芸術を見せたいです」と持論を展開。

これに大平は「僕は全然違くて、判定でも面白い試合をするんだったらいいんですけれど、(長野は)全然クソつまんない試合なので。だから僕が絶対KOで勝った方が盛り上がるし、今後のこの格闘技界、キックボクシング界に絶対に影響していくので、僕は必ずKOで潰そうかなと思っています」と言い放つ。
「おい!」と突っ込んだ長野は「みんなそう言ってきましたよ、でも、みんな俺に完封された。まあ、楽しみにしといてください」と、大平の思い通りにはならないとした。

同門ということで、スパーリングをした時の感覚として相手との差はどうだったのか、と聞かれると長野は「今年の1月にトーナメントが決まったので。そこからもうしてないんですよ。やったのは去年とかになるので、あまり覚えてないです」と、決勝で当たる可能性があるためもう長くやっていないという。
これに大平は「トーナメントが決まってからはしてないと思うんですけれど、僕がシルバーウルフに2年前ぐらいに入ってきて、その時は翔が上の存在で、スパーでも結構ボコされてて。でも最近のスパーでは全然僕が勝ってたんじゃないかぐらいのスパーはしたと思うんで自信はあります」と言ってのける。

長野は「いえいえ、そんなことないですけどね。記憶にないので、あんま大したことなかったかな」と言うが、大平は「さっきから周りがちょっとクスクス笑ってますけれど、全然面白くないんで。試合もつまんないですけれど、プライベートもつまんないヤツなんで、ここは僕が盛り上げて必ず勝ちます」と、同門とは思えない辛辣な言葉。
すると長野は「マジで許さんからな。絶対ぶっ倒すから。俺、KOでいいです」と前言を翻してのKO宣言。「反則のヒジ打ちでも何でも絶対にぶっ倒すぞ。急に倒したくなりました」と、初のKO勝ちを同門の大平相手に飾るとした。

最後にも長野は「去年タイトルマッチが決まったんですけれど、それを自分の病気で流しちゃったので、皆さんには1年ぶりにこうやってベルトを見せられることを本当に嬉しく思います。絶対にぶっ倒します」とKO宣言。
大平は「必ず僕がベルトを巻いて、しょっぱい試合はせずに、僕が1Rから思いっきりぶん殴って思いっきり倒しに行くので、皆さん応援お願いします」と、倒してベルトを巻くのは自分だと語った。





