2026年7月18日(土)10時から、タイ・ルンピニースタジアムにて『ONE Fight Night 45』(U-NEXT配信)が開催される。女子ストロー級MMAにて、ビクトリア・ソウザ(ブラジル)と対戦する三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)がONEの試合前公式インタビューに応じた。
三浦は5連勝を重ねた後、26年4月の『ONE SAMURAI 1』で澤田千優との日本人対決で1R 一本負け。2カ月後の再起戦に挑む(※試合リポートはこちら)。
▼第2試合 キャッチウェイト(-54.0kg)MMA 5分3Rビクトリア・ソウザ(ブラジル/Ataque Duplo/Chute Boxe Floripa)三浦彩佳(日本/TRIBE TOKYO MMA) 2024年1月の日本大会で平田樹との日本人対決を制した三浦彩佳は、その後もマカレナ・アラゴン、リトゥ・フォガット、ジュリアナ・オタロア相手に3連続1R一本勝ち。ストロー級で戦った2023年11月のメン・ボー戦から5連勝を飾ったが、2026年4月にアトム級で澤田千優に一本負け。必殺のあやかロックを持つ柔道ベース。 ソウザはムエタイ、キックボクシング、ブラジリアン柔術を学び、ブラジル・キックボクシング選手権では3度優勝、パンアメリカンキックボクシング王者にも輝いた。2020年にMMAでプロデビューして5連勝、2021年9月にONEデビューを果たし、ビクトリア・リーにTKO負け、平田樹を1R1分31秒でギロチンチョークで失神させ、アリース・アンダーソンに判定勝ち。26年3月の前戦でアナスタシア・ニコラカコスに1RでKO負けと3勝3敗の戦績となっている。
三浦「10月の有明アリーナで、同じ場所でしっかり借りを返すような試合ができたら」
──今回の準備はいかがでしたか?
「昨日今日も追い込んでいます。いつもとそれほど変わらず、1週間前にはテーパリングに入ります。体重もいつも通りで、トレーナーの堀江(登志幸)さんがいるのでいい感じです。水抜きも全くないので、問題なく合わせられています」
──オファーが来た時はどんな状況でしたか?
「ONEの日本大会では私が所属するTRIBE TOKYO MMAから3人出場したんですが、その中での次のオファーが私が一番早かったので、こんなに早く来るんだと思いました。もう少し遅いと思っていてゆっくり調整しようとしていたところだったので、ありがたいと思いましたね」
──前回の澤田戦以降は、どのように過ごされていましたか?
「気持ちがずっと張り詰めていましたし、ザンボアンガ選手の件が発表されていなかったこともあって、ずっとしっくり来ていませんでした。でも、あれから全部すっきりして、もう一度立て直そうという気持ちになれました」
──前回の澤田戦のパフォーマンスをどう振り返りますか?
「試合直前がすごくバタバタしていて、スポンサーの帽子を忘れるなど準備が足りず、気持ちを落ち着けられないまま入ってしまいました。自分の顔もかなりテンパっていました。格闘技を始めて以来、あれほど落ち着けなかったのは初めてかもしれません。アップする時間もトイレに行く時間もなく、本当にバタバタしていました。」
──序盤に自分からタックルに行った場面についてはどう思っていますか?
「最悪でした。自分からタックルには絶対に行かないと話していたのに最初に行ってしまいました。テンパっている時に自分がタックルに行くと事前に伝えていたので、全部が駄目だったという感じです」
──“自分の日ではなかった”という感覚ですか?
「ずっと準備してきて最後がこれなのかという思いはありました。ただ、自分にも原因があり状況を整えられなかった何かがあったと思います。自分の日ではなかったというより、自分の日にできなかった自分が悪いと思っています」
──前回から2二カ月、どのように過ごしましたか?気持ちの切り替えのために何か特別なことはしましたか?
「山登りをしたり自然に触れたりしました。目まぐるしい日々だったので、なるべく自然のある場所へ行くようにしていました。FIGHTER'S FLOWの渡辺華奈さんが自然のある場所に誘ってくれたり、UFCファイターの魅津希ちゃんとたくさんコミュニケーションを取ったりしました。今回は魅津希ちゃんや村田夏南子ちゃんとずっと練習していて、女子選手と普段以上にコミュニケーションを取れたことも大きかったです」
──練習環境も変化しましたか?
「主にTRIBEとMe,Weです。Me,Weには週2回行かせてもらっていて、もう1回は魅津希ちゃんにパーソナルをしてもらっています。連絡もほぼ毎日取っています」
──気持ちの切り替えはできましたか?
「整わないまま前進すると結果的に後退することが分かりました。今回は一度止まってから前進するということをいろいろ実践し、学びました」
──ビクトリア・ソウザ選手の印象は?
「グラップラーなのかと思ったら打撃もしっかりやっている選手なので、満遍なく戦える選手という印象です」
──組みは柔術ベース、スクランブルもあるタイプ。比較的、相性が良い相手のように感じます。
「私は仕掛けてくれる相手の方が、やりやすい。相性はいいのかなと思います。彼女の前回の試合は調整不足が大きくて全く参考にならないと思っています。今回は54キロ契約なので前回より体は大きくなっていると思います」
──警戒している点は?「フロントチョークやバックテイクなど、これまでの試合で見せている技はもちろん警戒します。ただフィニッシュ率はそれほど高くない印象です。いろいろなものを警戒している、ということにしておきます」
──試合展開のイメージは?
「いろいろ作戦を練っています。磨きはかかっていると思います。今回は54kgで戦うので、少し力強くなっているはずで、いろいろな部分が強化されていると思います。試合を見て、楽しみにしてもらえたらと思います」
──今回のセコンドは?
「後輩の狩野優と、トレーナーの堀江さんです。長南(亮)さんや(山本)アーセンは同日に試合(RIZIN広島大会)があるので、物理的に難しい状況です」
──勝った後にリング上で伝えたいことはありますか?
「ずっと何かを背負っていたわけではないですが、そういうものが全部取れて、今はすべてに夢中になれています。とても充実した日々を送れているので、もう一度自分が爆発する姿を皆さんに見てもらいたいです。10月の有明アリーナで、同じ場所でしっかり借りを返すような試合ができたらうれしいと思っています」
──今は澤田選手へのリベンジとザンボアンガ選手との対戦、どちらが気持ちとして強いですか?
「今は何も考えていません。目の前の試合だけに集中しています。ただ結果的に澤田選手がタイトルマッチに進むと思いますし、自分も5連勝した中での1敗なので、もう一度やらせてほしいと言えるのかなとは思っています。ザンボアンガ選手(出産・育児で王座返上)については、向こうがキャンセルしたので向こうから言ってくるのが筋ではないかと思っています」
──最後にファンへメッセージを。
「いつも応援してくださって、ありがとうございます。早くも復帰戦が決まり、まだまだやれるということを皆さんの前でパフォーマンスとして披露できる場をいただきました。精いっぱいやり切って、もう一度タイトルマッチに進み、ベルトを獲りたいと思っています。ただ今は目の前のことに集中しています。7月18日の朝、ぜひ見てください。よろしくお願いします」