修斗修斗
MMA
レポート

【NEXUS】千春が高須将大を1R TKOでフェザー級王者に。榊原CEOがケージイン「RIZINで待ってます」、元UFCジョーダン・ライトが悠太を右ハイKO、たまよせゆきとが初回TKO、CRAZY RULE 植村真弥が田馬場貴裕をMMAでTKO、下田凛太郎が小倉卓也を26秒KO

2026/07/03 16:07
 2026年7月3日(金)東京・後楽園ホールにて『NEXUS MANIA 2026 2nd ROUND in 後楽園ホール』が開催された。 全8試合中、メインイベントは「第5試合」の「Fighting NEXUS 第3代フェザー級王座決定戦」(5分3R)で、千春(FREEDOM@OZ)と高須将大(UNITED GYM TOKYO)が対戦。 ▼メインイベント 第5試合 クラウドWi-Fi presentsFighting NEXUS 第3代フェザー級王座決定戦 NEXUS MMA5分3R フェザー級65.8kg契約〇千春(FREEDOM@OZ)[1R 2分52秒 リアネイキドチョーク]×高須将大(UNITED GYM TOKYO)※千春がフェザー級王者に  第2代Fighting NEXUSフェザー級王者の横山武司(Swells)が「目の怪我のため」ベルトを返上。今回のフェザー級王座決定戦が組まれた。  MMA6勝1敗とした千春(聖民)は、現Fighting NEXUSライト級王者・賢民の兄。柔道&ムエタイベースで地下格闘技から、23年8月にFighting NEXUSでプロデビュー。ベテラン岩松哲也のテイクダウンに立ち上がるも後頭部への打撃を落として反則負けと苦い敗戦を経て、現在は6連勝中。  25年6月にONE Friday Fights帰りのファビオ・ハラダに2R、右ストレートを効かせて右ヒザによるTKO勝ちで4試合連続フィニッシュ勝利をマークすると、25年12月の前戦でアポロ中山に判定勝ち。  11月に須藤拓真に判定勝ち防衛を果たしている王者・横山武司への挑戦権を得ていた。  試合後、千春は「僕の弟・賢民がセコンドについてくれて前回(賢民が)BreakingDownに出て、僕ら兄弟にとって挑戦する年で、すごいキツいこともいろいろあって……ただ、ここまで来れたのは自分ひとりの力じゃないんで、弟もそうだし、先輩・後輩、ジム、関係者の方々、皆さんほんとうに感謝しかありません。来年、もっとデカい舞台で戦えるように注目しておいてください。ありがとうございました」と語り、26年は賢民とともにベルトを巻き、ステージを上げると決意を語っていた。  対する高須は、MMA11勝5敗3分。2016年11にZST SWAT!でプロデビュー戦はドローも、以降は5連勝。しかし、プロ初勝利直後の17年6月に肝臓がんが発覚。24歳でステージ4Bの宣告を受け、余命3カ月とされるも、治療と再発を繰り返し、20年頃から経過観察となっている。  20年は活動を停止したZSTからGRACHANに主戦場を移して、現王者の伊藤空也にTKO負けするなどGRACHAN3勝3敗2分け。25年5月からFighting NEXUSに参戦し、石川健吾、梅津ガブリエル、26年3月の前戦では村井和道に、いずれも判定勝ちで3連勝をマーク。今回の「王座決定戦」抜擢となった。  その間、ストライプル茨城、パラエストラ柏を経て、現在は中村K太郎率いるUNITED GYM TOKYOに所属している。  高須は30日、自身のSNSで、「いよいよ僕の大一番、タイトルマッチに向け、計量2日前っていうことで、今はお腹減っていて結構しんどいですけど、僕はもともと余命3カ月の肝臓がんでした。ステージ4Bって宣告されたし、肺にも転移したし、再発も何回もしました。お腹も切ったし、手術も何回もしました。その時はもう未来のことなんて、全然考えられなかったです。今こうして3日後(7月3日)にタイトルマッチが控えてるっていう今の状況がすごく幸せです。目標に向かって頑張れてるっていうのが本当に幸せです。ただね、タイトルマッチやるだけじゃないです。必ず勝って、自分自身の目標のチャンピオンになるっていうのを必ず達成したいと思ってます。僕は元々、大病を患っているんで、僕がベルトを巻くことが出来たら、同じ病気の子だったり、壁にぶち当たってる人に少しでも勇気を与えられるんじゃないかなって思ってるんで、そういう気持ちも含めて、必ずベルト巻きたいと思って。必ずチャンピオンになるんで応援よろしくお願いします」と、意気込みを語っている。  ストライカーとグラップラーの戦いだが、千春はグラップリングを強化し、強いテイクダウンディフェンスを磨いてきた。ともにオーソドックス構えで右のカーフキックは千春のペースを握る打撃となるか。  高須のグラップリングはコントロール力が強く、粘り強い組みで相手をドミネートするスタイル。スタンドでも打ち合うハートを持っている。2R制の試合が多かった両者だが、今回の王座決定戦は3R。15分でどちらがより削れるか。同級には、MMA5勝1敗でNEXUS2連勝中の元グレコ全日本王者の堀江耐志らも控えるなか、ベルトを巻くのは千春か、高須か。注目のメインイベントだ。  1R、ともにオーソドックス構え。左を振ってケージに詰めてシングルレッグの高須。左を差し入れて上げる千春に、高須は一転、もぐって左足をすくってテイクダウンを奪うと外掛けで足関節狙い。左足を右ヒザ裏に組んで伸ばされない千春。高須はまだ完全にはサドルロックには組めていない。ともに上下から鉄槌。高須は外がけから三角に組んで、左足を脇に挟んで内ヒール狙いから、ストレートフットロックもヒザは曲がっている千春。ヒザを抜いて外してスタンドに。  背中を見せたところでバックにつこうとした高須だが、立って向き直ってスタンドの千春。左から右で前に出ると、高須は再び半身からカニ挟み的に足をすくってテイクダウンを狙うが、今度は潰した千春が鉄槌連打。  インバーテッドの形で顔面に被弾する高須から脇を差して押さえ込み、マウントを奪いパウンド、高須が背中を向けるとボディトライアングルでリアネイキドチョークへ。後ろ手を剥がしにつかんだ高須だが、千春はパームトゥパームの要領で自分の手首を掴んで絞めてタップを奪った。  試合後、千春は「弟が前回ライト級のチャンピオンになって、自分もあとを追う形になっちゃって正直プレッシャーがありましたが、この2二カ月間、格闘技と対話できて、やっぱり格闘技と対話している自分が一番好きだし、あらためて格闘技最高だなって思います。チャンピオンになったけど、もっと上の舞台に行きたいと思っていて。榊原さん、いますか。リングの中にどうですか」とケージサイドで観戦したRIZIN榊原信行CEOに呼びかけた。  榊原CEOは、「千春、最高です。NEXUSを代表してRIZINで待ってます。日本を、世界をいわしてください」とRIZIN参戦を承諾。  山田峻平代表から「暴れてきてくれ」と後押しも受けた千春は、弟の賢民とともにベルトを肩に記念撮影に収まった。  試合後、あらためて榊原CEOはXに、視察の目的を「お目当てはズバリ、千春選手の試合でした! ハングリーで、ギラギラした千春選手には、以前から注目してましたが、今夜も見事な勝ちっぷりでした。Fighting NEXUSを代表し、RIZINへのチャレンジをお待ちしています! RIZINの舞台でも拳一つで成り上がっていく千春の生き様を見せつけて欲しいです」と期待を寄せている。 [nextpage] NEXUS MANIA 2026 2nd ROUND 速報 ▼第8試合 NEXUS KICK 特別ルール スーパーフェザー級60.0kg契約 3分3R〇瀬川 琉(稲城キックボクシングジム/全日本キックボクシング協会スーパーフェザー級王者)61.85kg[判定3-0] ※30-28, 30-27, 29-28×杉本 祥(TARGET SHIBUYA)62.00kg  全日本キックボクシング協会スーパーフェザー級王者の瀬川琉と、RISEを主戦場とするTARGET SHIBUYAの杉本祥が、ケージでのヒジ・ヒザありルールで対戦。  試合は1R、サウスポー構えの瀬川は左インローから。さらに左ストレートを上下に突く。その入りに左ジャブ、右テンカオを狙う杉本。瀬川は左ミドル、左ハイをヒット。タフな杉本はそのローに右ストレートを合わせる。  2R、杉本の右に、右外足に出て左ストレートを突く瀬川。組み際のヒジ、カウンターの左縦ヒジで杉本がカット。杉本も左ボディ、左ジャブはカウンターをもらうが、右ミドルで押し戻す。杉本は出血。  3R、左ミドル、左ハイの瀬川に、右腕を赤くさせた杉本も左右フックで前進も瀬川はその入りに左を当てて杉本を崩す。被弾しながらも右のスーパーマンパンチなどで果敢に飛び込む杉本。瀬川はカウンターを狙うなか、ケージに詰めた杉本は打ち合いに。  判定は、3-0(30-28, 30-27, 29-28)で瀬川が勝利した。 [nextpage] ▼第7試合 NEXUS MMA 5分2R(延長1R)ミドル級83.9kg契約 ※選手名から前戦×悠太(ALLIANCE)[1R 2分44秒 TKO] ※右ハイ→パウンド〇ジョーダン・ライト[Jordan Wright](Dynamix MMA)※UFC2勝5敗、LFA2勝0敗  1R、右カーフ、ジャブから左アッパーのコンビネーションを何度も当てるライトに、悠太は左ジャブ、右クロスを返すが、ライトは組んでも首相撲から右ヒザを腹に突き刺す。さらに右から左を突いて右ハイでダウンを奪うとパウンド。TKO勝ち。  セコンドのUFCファイターのヴィクター・ヘンリーから祝福を受けたライトは、ジェイク・ウィルキンスの通訳で「NEXUSでベルトを獲りたい」と語った。 [nextpage] ▼第6試合 NEXUS MMA 5分2R(延長1R)無差別級契約〇たまよせゆきと(AXION)[1R 1分41秒 TKO] ※パウンド×小倉有人(フリー)  1R、たまよせは、左右ローからダブルレッグテイクダウン。立つ小倉を足払いテイクダウンから右足で越えてマウント、パウンドで101秒TKO勝ち。  たまよせは、来場したRIZIN榊原CEOと、ヘビー級GP担当のチャーリー柏木氏に「僕、もともとウェルターとミドルで戦ってたんですけど、みんなとRIZINで戦うためにヘビー級でやってます。僕はフィニッシュ狙う戦い方をします。『負ける勇気を持って勝ちに行け』──そのような戦いが僕は出来るので、若手のヘビー級の僕、ぜひ使ってみてください。約束を裏切らないんで、よろしくお願いします」とアピールした。 [nextpage] ▼メインイベント 第5試合 クラウドWi-Fi presentsFighting NEXUS 第3代フェザー級王座決定戦 NEXUS MMA5分3R フェザー級65.8kg契約〇千春(FREEDOM@OZ)[1R 2分52秒 リアネイキドチョーク]×高須将大(UNITED GYM TOKYO)※千春がフェザー級王者に  1R、ともにオーソドックス構え。左を振ってケージに詰めてシングルレッグの高須。左を差し入れて上げる千春に、高須は一転、もぐって左足をすくってテイクを奪うと足関節狙い。左足を右ヒザ裏に組んで伸ばされない千春。高須はまだサドルロックには組めていない。ともに上下から鉄槌。高須は外がけから三角に組んで、左足を脇に挟んで内ヒール狙いから、ストレートフットロックもヒザは曲がっている千春。ヒザ抜いて外してスタンドに。  インバーテッドの形で顔面に被弾する高須から脇を差して押さえ込み、マウントを奪いパウンド、高須が背中を向けるとボディトライアングルでリアネイキドチョークへ。後ろ手を剥がしにつかんだ高須だが、千春はパームトゥパームの要領で自分の手首を掴んで絞めてタップを奪った。  試合後、千春は「弟が前回ライト級のチャンピオンになって、自分もあとを追う形になっちゃって正直プレッシャーがありましたが、この2カ月間、格闘技と対話できて、やっぱり格闘技と対話している自分が一番好きだし、あらためて格闘技最高だなって思います。チャンピオンになったけど、もっと上の舞台に行きたいと思っていて。榊原さん、いたら上がってきてください」とケージサイドで観戦したRIZIN榊原信行CEOに呼びかけた。  榊原CEOは、「千春、最高です。NEXUSを代表してRIZINで待ってます。日本を、世界をいわしてください」とRIZIN参戦を承諾。  山田峻平代表から「暴れてきてくれ」と後押しも受けた千春は、弟の賢民とともにベルトを肩に記念撮影に収まった。 [nextpage] ▼第4試合 NEXUS CRAZY RULE 3分3R 無差別級契約 1R:ムエタイ 2R:MMA 3R:ベアナックル ※インターバル2分間〇植村真弥(BANG BANG GYM)[2R 2分10秒 TKO] ※パウンド×田馬場貴裕(IMPACT)  1R、ムエタイルール。ともにオーソドックス構え。左フックの田馬場に、植村は左右ボディから首投げ。立つ田馬場を再三こかす。  2R、MMAルール。詰める植村がボディロックテイクダウンでハーフからパウンド。亀になる田馬場に植村がグラウンド状態で頭部に反則のヒザ。中断。植村にイエローカードで再開。  シングルレッグの田馬場を切って、ヒザの植村。今回は有効打だが追打を躊躇する植村。立つ田馬場は払い腰を狙うが、潰した植村がパウンド。サイドバックから連打し、田馬場の身体が伸びて、レフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼第3試合 NEXUS MMA 5分2R(延長1R)バンタム級61.2kg契約×小倉卓也(スカーフィスト)[1R 0分26秒 KO] ※左フック〇下田凛太郎(DOBUITA)  小倉は25年5月のNEXUSで西将希に1R 腕十字で一本勝ち。11月の青森GFGでの前戦で奥村健太郎に腕十字で敗れている。  下田は、25年11月のNEXUSで中桐涼輔と「バンタム級王座決定戦」に臨み、判定負けで戴冠ならず。今回が再起戦となる。  1R、ともにオーソドックス構え。左ロー、ミドルハイの下田。ケージに詰めて右から左フック! 小倉が後方に倒れ、すぐにレフェリーが間に入った。試合後、下田はDOBUITAセコンドの雑賀ヤン坊らの祝福を受けた。 [nextpage] ▼第2試合 NEXUS MMA 3分2R 68kg契約×佐藤理巧(漢気)[1R 1分18秒 TKO] ※鉄槌連打〇小泉真坊(ABLAZE八王子)  1R、ともにオーソドックス構え。佐藤の左右フックに小泉がダブルレッグテイクダウン。首抱える佐藤に抜いた小泉がハーフからまたぎ、ニアマウントで鉄槌連打! レフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼第1試合 NEXUS KICK 3分2R スーパーウェルター級70.0kg契約〇奈良一心(チーム力石)[判定3-0] ※20-18×2, 20-19×鈴木大和(拳心會)  1R、ともにオーソドックス構え。奈良は右ミドルで前に。鈴木も右ローで反撃。右フックのダブルに奈良はクリンチ。奈良は右カーフを効かせるが、鈴木のローブローを被弾。中断。再開。鈴木は右ハイを当てるも浅く、奈良が左右で詰めてゴング。  2R、奈良の右ローに左ジャブを突く鈴木。鈴木の首相撲ヒザに、奈良もテンカオ。奈良のローに左右を振る鈴木。ともに動きが落ちる中、最後に鈴木が右を当てて前に。ゴング。判定3-0(20-18×2, 20-19)で奈良が勝利した。
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.345
2026年7月23日発売
9.10『超RIZIN.5』でRIZIN&PFLダブル王座戦のシェイドゥラエフ&AJ・マッキー独占インタビュー。榊原CEO、野村駿太、クレベルも。K-1 朝久泰央×大久保琉唯×木村萌那
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント