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【PFL】AJ・マッキーがRIZIN王者シェイドゥラエフとの対戦を熱望「やろうぜ! ベルト統一こそが俺の目標」──10戦無敗・全試合フィニッシュのイスブラエフに完勝

2026/07/02 17:07

PFLには地球上で最も危険な145ポンド級ファイターがいる。誰であれ、試してみたいというなら、口だけでなく実際に見せてもらおう

──今回の試合まで10戦無敗・全試合フィニッシュ勝利のカザフスタンのサラマット・イスブラエフを下しました。対戦相手が早いラウンドでのフィニッシュで知られていることは承知しています。今夜、あなたの攻撃量は上がっていましたね。相手のペースを崩して、相手を働かせて、どこまで追い込めるか試そうとしていたのですか?

「間違いなく、ペースを上げようと狙っていた。序盤は少し動きが鈍かったかもしれない。相手は小柄だったけど動きが速かった。立ち技では非常に速かった。実は今回、減量がかなり過酷だった。2日間で20ポンド(約9kg)落としたので、今回はタフな減量だったんだ。打撃のキレは感じていたけど、本来のスピードが出せていなかったんだ。だけど、グラウンドで彼の組み技を感じたとき、“ああ、これなら自分のペースだ”と思ったよ。立ち技では思い通りにいかない部分もあったけど、全体としては、まあ、彼は強敵だった。少し過小評価していたかもしれないね。打撃面については特に。だけどレスリングとグラップリングに関しては、自分にはゲームの中でもエリート級の技術があることを常に理解しているよ」

──減量で今週、何か特別な方法や怪我などはありましたか?

「いや、怪我はなかった。すべて予定通りだった。ただ、キャンプ期間中ずっと体重が3?4ポンド重くて。父(アントニオ・マッキー)に『あと数ポンド重いぞ』と言われ、落としたと思っても、また水を飲んだらすぐ戻ってしまう。食事を小分けにするのが苦手なんだ。僕は食いしん坊だから、戦いが終わった直後はオレオやスニッカーズなど、アスリートとして食べるべきではないようなものまで食べてしまう(笑)。でも、一生懸命働いているから、終わった後は自分へのご褒美として楽しむんだ。キャンプ中は非常に厳格な食事制限をしているけど、満腹感を得たい。だから、一食分を二回に分けるより、一気に全部食べてしまう。父は『全部食べるのか?』と言うけど、自分にとっては満腹感がないと食事をする意味がないと感じてしまうんだ」

──PFLのCEO(ピーター・マレー)が、「AJこそが世界最高の145ポンド(フェザー級)だ」と言っていましたが、それを聞いてどう感じますか? また、誰であろうと自分こそが世界一の145ポンドだと信じていますか?

「間違いなく。文句なしに世界最高の145ポンド選手だと自負している。145ポンド級で負けたことは一度もないんだ(※22年のパトリシオ・ピットブルとの再戦で僅差判定でリベンジ許す。陣営は判定に不服を表明)。PFLには地球上で最も危険な145ポンド級ファイターがいる。誰であれ、試してみたいというなら、口だけでなく実際に見せてもらおうか」

──試合の振り返りをお願いします。

「序盤はスローペースな展開だった。自分の感覚では、相手は速く、重いパンチを投げてきた。パンチは避けらたが、立ち技で自分のコンビネーションを組み立てられなかった。でも、幅広いスキルセットを持つことの利点は、別のスキルに頼れることだ。テイクダウンを奪ってからは“ああ、これは楽だ。これなら自分の独壇場だ”と思ったよ。1ラウンドが終わった後、相手が座り込んでいるのを見て、勝機を感じた。2ラウンドに入っても僕は疲れていなかった。あえて相手をおびき寄せてカウンターを狙っていたけど、相手も疲れていて攻めて来なかった。最後は上に乗って、仕事をやり遂げるだけだ。3ラウンドは“殺るか・殺られるか”の精神で、持てる力のすべてを出し尽くすつもりだった」

──10戦無敗のイスブラエフについて、あなたがかつて「若手だった頃の自分を見ているようだ」と話していましたが、どう感じましたか?

「無敗であること、そして“自分が一番だ”という精神を持ち続け、厳しい状況でも粘り強く戦うこと。それは、毎日ひたむきに努力する中で、自分の中の怪物に餌を与えるようなものだ。無敗でランクを駆け上がっていく様子を見て、自分が初めてパット・カランと戦った時のことを思い出したよ。“これが最初のチャンピオンだ、絶対に倒してやる”という気持ちだった。1ラウンド目は僅差だったけど、何とかリードし、2、3ラウンドで決着をつける自信があった」

──今後の対戦について。アルフィー・デイヴィスを下したアレクサンドル・シャブリーの名前なども挙がっていますが、どう考えますか?

「誰とでも戦う準備はできている。シャブリーとは仲がいいけど、SNSで多少のトラッシュトークをしてショーを盛り上げることもある。でも、顔を合わせればお互いに敬意を払っているんだ。彼のスキルセットも大好きだし、彼は大きなことを成し遂げてきた。元々ライト級でも対戦する話はあったしね。ポール・ヒューズに負けたことなどいろいろあったけど、自分はもう一度、世界最高の145ポンド選手が誰なのかを思い出させるために、フェザー級に戻ってきたんだ」

──この団体(PFL)の顔として、この立ち位置をどう感じていますか?

「光栄だよ。タイトルマッチであろうとなかろうと、僕をメインイベントに抜擢してくれる団体が信頼を置いてくれていることに感謝している。アスリートとしても、ビジネスマンとしても、僕は観客を熱狂させ、ファンを楽しませるというやるべきことをやっているだけさ」

──地元のロングビーチから多くのファンが応援に来ていましたね。観客の応援は勝利の力になりましたか?

「モチベーションは常に天井知らずだった。サンディエゴは軍の街でもあり、僕の減量を手伝ってくれた元海兵隊の仲間も一緒に歩いてくれた。MMAでは、これほどの家族のような団結力や仲間意識を感じることは珍しいんだ。だからこそ、みんなが応援に来てくれる時はすべてを吸収しようとしている。USAのチャント(大合唱)が聞こえると、それが自分のために歌われているのだと分かるよ」

──10戦無敗のファイターに土をつけましたね。試合前は「相手は少し実力が未知数」と言っていましたが、15分間戦った今、その考えは変わりましたか?

「いや、彼は強敵だよ。以前も言ったように、彼のヘスス・ピネド戦での勝利を見て、彼に闘志があることは分かっていた。でも、同時に自分の中にも同じ闘志がある。彼が勝つには、僕を倒すしかない。殺るか・殺られるかだ。僕は決して折れないし、止まらない。最後まで持てる力のすべてをぶつけるだけだった」

──UFCだけでなく、世界中で「AJ・マッキー(ザ・マーセナリー=傭兵)」の名が知れ渡っていることについてどう感じますか?

「“マッキー”という名字のおかげでだろう。父は90年代から戦い続けており、僕はその系譜を受け継ぐファイターとしてノイズを立てている。我々の名字が、このゲームで相応の尊敬を集めていることは光栄さ。私たちはどこへも行かない。親子二世代にわたって、弟も成長している。俺たちは支配しに来たんだ」

──印象的だった入場曲(YGの『Who Do You Love? (feat. Drake)』)について教えてください。

「ロングビーチのことさ。俺たちは団結している。ロングビーチは最高のトップアスリートやアーティストを輩出してきた。何もないところから這い上がってきたからこそ、理解できることがある。“稼ぐこと”に中毒なんだ。金がすべてではないが、稼ぐことが重要だ。誰が私の前に立ちはだかろうと、関係ない」

──日本のRIZINにもフェザー級王者で19戦無敗のラジャブアリ・シェイドゥラエフがいます。対戦に興味はありますか。

「やろうぜ。僕はベルト統一が大好きなんだ。最高の選手同士の実力を試すのが最高なんだ。子供の頃のPRIDE時代から、日本は僕のお気に入りの試合会場の一つだった。わかるだろ? 日本は最高に盛り上がる試合をしてくれるし、あのルールセットも大好きだ。サッカーキックで相手を蹴り飛ばせるなんて、まさに野蛮だ。まるで現代のグラディエーター、戦士のような戦い方だ。俺にとって、そういう試合が最高なんだ。そういうスタイルの試合が好きなんだ。

 わかるだろ? ダメージが勝敗を分ける、攻撃力が勝敗を分けるんだ。日本のファンは本当にすごいよ。今まで戦ってきた中で、あんなに素晴らしい観客は他にいない。唯一匹敵するのは、地元で戦う時くらいかな。本当にそれしかない。でも、それさえも違う。サブミッションを狙えば拍手喝采、サブミッションから逃れれば拍手喝采。彼らはこのスポーツのあらゆる局面を理解してくれる。わかるだろ? MMAに込められた技術をね。日本のファンベースは驚異的で、世界で最も超現実的な空間さ」

──あなたのキャリアにおける次のステップを教えてください。

「僕は傭兵(マーセナリー)だ。仕事が必要な時に呼んでくれればいい。僕の焦点は一つ、“世界最高になること”。チャンピオンになることはその通過点だ。そこに行き着くまで、また団体が僕を準備完了と認めるまで、僕は自分が得意とすること、つまり“ケツを蹴り上げ、名前を刻む”仕事を続けるだけさ」

──友人たちはあなたの成功をどう見ていますか?

「彼らは僕の兄弟だ。僕がマーセナリーになる前から、僕が何者になれるかを知っていて、僕を押し上げてくれた。僕がクラブで酒に溺れていた時も、“お前は世界最高のファイターだろ、酒なんか飲むな、しっかりしろ”と言ってくれた。数年前から禁酒しているけど、彼らのおかげだ。彼らは僕自身よりも僕の可能性を信じてくれていた。これこそが真の友人だ」

──若い頃は短気だったそうですが?

「ああ、昔はホットヘッド(短気)だったよ。でも歳を重ねて少し賢くなった。彼らは“俺たちのようになるな。もっとマシな人間になれ”と導いてくれた。いつも彼らとは愛がある関係なんだ」

──26戦のベテランとして、10戦無敗の相手に格の違いを見せつけることはモチベーションの一部でしたか?

「経験だけじゃない。もっと深いところだ。自分がどこから来て、何を乗り越えてきたか。精神的に折れそうな時でも、自分に“進み続けろ”と言い聞かせる。それが多くのファイターと僕の決定的な違いだ。状況が悪化すればするほど、僕は前進し続ける」

──序盤はスローだったと言っていましたが、パフォーマンスには満足していますか?

「軍事戦術と同じで、あらゆる角度をカバーしなければならない。うまくいかない時でも、別の手段を用意しておく必要がある。パフォーマンスには満足しているよ。仕事はやり遂げた。もちろん改善すべき点は100%ある。5秒でノックアウトしても反省点は見つかるものだ。欠点を見つけ、常に向上し続けること、それが最高になる方法だから」

──PFLで次に対戦したい相手はいますか?

「名前のリストはない。ただの数字だ。ナンバーワンだけ。もし僕が2位なら、僕の前に1人がいる(※ティムール・ヒズリエフ)。そいつを倒すだけさ」

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