2026年8月22日(日本時間23日)、米国フロリダ州タンパのベンチマーク・インターナショナル・アリーナで開催の『PFL Tampa presented by Visit St. Pete-Clearwater』メインイベントとして、女子フェザー級世界王者クリス・サイボーグ(ブラジル・29勝2敗1NC・40歳)が「引退試合」を行うことが、PFLから発表された。王座を賭けて戦う対戦相手は、UFCベテランでPFL初参戦のケトレン・ヴィエラ(ブラジル・16勝5敗・34歳)となる。
サイボーグはインスタグラムで「キャリア通算30勝目を目指している。MMA界で通算30勝を挙げている女性は他にいない」と意気込み。1週間前には新団体旗揚げを表明したスコット・コーカー代表との2ショット写真をアップし、「ファンの皆さんとファイトでお会いできるのを楽しみにしています!」と記しており、MMAラストファイトとなるか、PFLラストファイトとなるのかは不明だ。
クリス・サイボーグは、女子MMAのパイオニア的存在。現PFL世界女子フェザー級王者&同級スーパーファイト王者、元Bellator世界女子フェザー級王者、元UFC世界女子フェザー級王者、元Invicta FC世界フェザー級王者、元Strikeforce女子フェザー級王者と、これまでサインしたすべての団体でタイトルを獲得し、8年間無敗という輝かしいキャリアを築いてきた。
今回のサイボーグの「引退試合」にして王座戦に、対戦相手のヴィエラはレジェンドであるサイボーグに有終の美を飾らせまいと、タイトル奪取を狙う。
サイボーグは、MMA29勝で79%のフィニッシュ率を誇る。MMAでの2つの黒星は、MMAデビュー戦と、その後、20連勝で迎えた2018年12月のUFC世界女子フェザー級タイトルマッチ・アマンダ・ヌネス戦でのもの。以降、UFCでフェリシア・スペンサーに勝利し、再起を飾るとBellatorに移籍。24年からのPFLも含め9連勝中だった。プロボクシング6勝無敗、キック2勝1敗。MMAでの前戦は25年12月のPFLでサラ・コリンズに3R リアネイキドチョークで一本勝ち。その後、ボクシングで26年3月に3R KO勝ちしている。
(C)Zuffa LLC/UFC
PFL初参戦となるケトレン・ヴィエラは、柔道・柔術がバックボーンでUFC10勝5敗。26年5月の前戦では、UFC5連勝中だったジャケリン・カヴァウカンにバンタム級で判定勝ちで初黒星をつけていた。オクタゴン勝ち越しでPFLに初参戦。フェザー級に階級を上げて王座に挑む。
今回のマッチアップにPFLジョン・マーティンCEOは、「PFLタンパは、我々のチャンピオンであるクリス・サイボーグの引退試合を行う特別なイベントになります。彼女は女子MMAだけでなく、MMA全体における先駆者であり、彼女をチャンピオンとして迎えられたことはPFLにとって光栄です。彼女はPFLのケージで最後にもう一度メインイベントを務めます。対峙するのは、確固たる使命を持つ挑戦者、ケトレン・ヴィエラです。その使命とは、サイボーグの引退試合を台無しにし、タイトルを奪うことです。これはサイボーグの輝かしいキャリアの結末であり、彼女がMMAの歴史を作る姿をケージサイドで見届けられることを楽しみにしています」とのコメントを発表した。
PFLが「サマーシリーズ」をキックオフ:8週間で6大会を開催、全米で新たなファン交流イベントも展開
PFLは、今後6週間のファイトウィーク期間中、ファン向けの限定体験や舞台裏へのアクセスを提供する新しい取り組みを開始する。iHeartMediaおよびHaymakersと提携しての試みとなる。
PFLサマーシリーズは、6月27日に開催される「PFLサンディエゴ」からスタート。その後、7月中旬の「PFLオースティン」を皮切りに、「PFL D.C.」、「PFLニューヨーク」と続き、8月の「PFLシャーロット」および「PFLタンパ」で幕を閉じる。
この8週間のアクション満載の期間中、PFLはアスリートとの交流会、写真撮影会、ウォッチパーティ、儀式的フェイスオフ、レストランやバーのジャックイベントなど、幅広いファン向けイベントやメディア向けイベントを開催する。