最強挑戦者を退けた後は、ONE世界王者との王者対決を実現させたいとした志朗(C)RISE
2026年3月28日(土)東京・両国国技館『RISE ELDORADO 2026』(ABEMA PPVでLIVE配信)のメインイベントにて、RISE世界バンタム級(-55kg)タイトルマッチ3分5R延長1Rで大﨑孔稀(OISHI GYM)の挑戦を受ける王者・志朗(BeWLLキックボクシングジム)のインタビューが主催者を通じて届いた。
結構タフな戦いにはなるんじゃないかな

――今回も試合前恒例の合宿に行かれていたようですが、今回行ったのは沖縄ですか?
「今回は沖縄です。いつも3月の前に沖縄に行ってます」
――濃い合宿となりましたか?
「スパーリングメインでやって、僕は18ラウンドくらいやりましたね。2対1とか3対1で2ラウンドずつやったんですけど、それをずっと今も続けているので、今回は試合前に100ラウンド行っちゃうんじゃないですかね」
――かなりラウンド数をこなしているんですね。
「はい。それが最近メンタル的にキツイです(笑)」
――ちょうど疲労が溜まってきている頃ですかね。
「ちょうどきていますね」
――志朗選手が沖縄に行かれた後に、対戦相手の大﨑孔稀選手も沖縄に行かれていたみたいですね。
「そうですよね。でもそのタイミングで僕は名古屋に行ってたんですよ」
――大﨑選手とも交流のある田中恒成(ボクシング世界4階級制覇王者)さんの所に行かれていたんですよね。
「そうなんですよ」
――矢吹正道(ボクシング世界2階級制覇王者)さんの所にも行かれてたんですか?
「矢吹さんの所に初日と3日目に行って、2日目に田中恒成さんの所に行きました。恒成さんも引退していますけど、対面練習でマスをやってもらって、スピードを体感してみたかったのでお願いして行きました」
――貴重な時間を過ごしたんですね。
「今でもすごく速かったですね」

――前回、大﨑選手と戦った時から3年半が経ちますけど、今と以前の大﨑選手を比べてどのように評価されていますか?
「やっぱり-55kgの中で1番勢いもありますし、挑戦者で来ることには納得しています。挑戦者に相応しいと思います」
――この3年半、大﨑選手に追いかけ回わされていたような感じで事あるごとに志朗選手の名前を出されたりしていましたけど、正直どう思っていましたか?
「試合を決めるのは俺じゃないんだからRISEに言ってよって思ってました(笑)」
――ワンマッチや防衛戦を含めて数々の強敵を退けてきましたけど、今まで対戦してきた選手と比べて大﨑孔稀選手の存在はどれくらいになってきていますか?
「勝ってはいるけどお互いに強くなっていますし、過去にこだわらないようにはしていますね。勝っているって思いがあると油断してしまうので。今回は最大6ラウンドになるからミットやスパーリングも全部6ラウンドでやっていて、結構タフな戦いにはなるんじゃないかなと想定しています」
――今回の試合は一般のファンの方もコアなファンの方からも期待度が高い試合なのかなと思うのですが、逆に初めて格闘技を見るような人がこの試合を見るとしたらどんな所に注目したらいいですか?
「どうしても打ち合いの場面が増えると思うので、内容は分かりやすいと思いますよ。これが-55kgの最強を決める戦いだというのを見せられると思います」
――3度目の防衛戦になりますが、守り切るというよりは攻めていくようなスタイルになりますか?
「毎回守るというよりは、相手に勝つっていうのが大前提なので、ベルトはその次でいいかなという思いでやっています。まずは今回大﨑くんに何がなんでも勝たないといけないですね」
――大﨑選手が事あるごとに世代交代みたいなことを言っているのですが、そこに対しては“まだ早いよ”っていう思いが強いですか?
「まだ早いよって思っていますね」
――下からの突き上げみたいなものを感じる時はありますか?
「ランカーでも上は上で止まっているので下から来ているのはあまり感じないですかね。うちの加藤有吾も負けちゃっていますし(笑)」
――そういう意味だと国内は一択ですか?
「大﨑くん一択ですね。最近の試合を見ていてもKOが多いですし、本当に挑戦者として1番相応しいと思います」
――ここをクリアしたら国内に相手はいますか?
「いないと思いますね」

――そうなると具体的に次について考えているプランはありますか?
「やっぱりONEのチャンピオンに挑戦したいなっていう思いはありますよね。プラジャンチャイもそうですし、ジョナサン・ディベラもそうですし、その2人がRISE以外だと強いと思うのでそこは挑戦したいなと思いますね」
――それはキックルールですか?
「はい。キックルールでやってみたいなと思います」
――逆にムエタイや肘ありのルールに興味はないですか?今RISEではRWSと交流していたりしますが。
「この間の試合(大﨑一貴)を見てしまったらあれですよね(笑)。タイ人寄りだなって、自分がタイにいた時のムエタイだなって思っちゃいましたね。5~6年前の“首相撲で組んだら勝ち”みたいな感じになっているなと思います」
――逆にONEでムエタイに挑戦というのは考えていないですか?
「オープンフィンガーはちょっと…。UFC並みにグローブが硬いらしいのでみんな怪我してますからね。オープンフィンガーはハイリスクハイリターンだなって思っちゃいました」
――見てる方は興奮して見れますよね。
「やってる方からしたらちょっと…。やってダメージを負って1年試合ができないとかなると結構キツイので、だったらリスクは背負いたくないなと思います」

――大﨑選手も今まで結構絡んできていたと思うのですが、防衛戦が決定してからは気持ちが収まったのか“正々堂々と”みたいなナイスガイな雰囲気を出していますけど、そこについてはどう思っていますか?
「ちょっと前はちょいちょい炎上していましたよね。あれは良かったですけどね。他人の炎上は良いなと思って見てました(笑)。ただ炎上の仕方が下手というか、なんでそこ行くのって感じだったり、面白いのにやめちゃったので最近は落ち着いてしまいましたよね」
――もう1回炎上してもらった方が良さそうですか?
「そうですね。どっかに喧嘩を売ってもらったら盛り上がるなと思います」
――常に6ラウンドを戦える準備をしているというお話もありましたが、勝負はどういう風に決めたいというのはありますか?
「隙ができたり集中力が切れた瞬間は狙いたいなと思っていますし、お互いに早い段階で決めたいと考えていると思うので、1ラウンドからいく練習もしていますし、6ラウンドまでいける想定もしています」
――志朗選手から見て、大﨑選手の穴というのは結構ありそうですか?
「結構あるというか、彼の方が自信満々だと思うのでその自信を上手く突きたいなと思っています。そこで隙が生まれて雑になってきたりすると思うので。逆に彼が警戒して出てこなかったら自分も選択肢が増えるので、序盤は駆け引きになるんじゃないかなと思っています」
――先ほど仰っていたプラジャンチャイやジョナサン・ディベラとかに挑戦するには今回当然勝たなければいけないと思うのですが、この試合は相当大事な1試合になるのではないでしょうか。
「大事ですし、自分がRISEの初代世界チャンピオンなので、自分がこのベルトをずっと持ってなければいけないなと思っています」
――去年の玖村戦では多くのダウンを奪って勝利しましたが、今回もパンチを磨いてきたとなるとパンチでダウンを奪れそうなイメージはありますか?
「ダウンを奪れそうなパターンはあるんですけど、そこに対して攻撃にいくときのリスクも考えないといけないと思います。やっぱり蹴りの選手でもあるので、先々週くらいはボクシングのスパーリングも行っていましたけど、今週からは蹴りメインに切り替えてやっています。今回パンチは狙いに行きますけど、上だけの攻撃になっちゃうと蹴りで狙われてしまうので、その他に下の攻撃も入れながらというのをテーマにしています」
――相手もパンチや蹴りを全て使って戦ってくると思いますか?
「お互いに似ている部分が多いので、“ボクシングキック”というよりかは“キックボクシング”の試合を見せられるんじゃないかなと思います」
――先ほどONEの話もありましたが、ONE SAMURAIも始まりますがそちらに関心はありますか?
「日本に市場が来たという事なので、そこは出たいなと思います。でもまずは目の前の試合を勝たないといけないし、勝って自分の結果を残さないとダメですし、価値を自分が出していかないといけないと思っています。でもONEが毎月日本でやるんだったら出てみたいなという思いはありますね」
――以前はK-1の金子選手との試合について話していましたが、今はあまり考えていないですか?
「あまりK-1の名前を出しちゃうと炎上してしまうので、そこは大﨑くんが炎上してくれるのを待っています(笑)。でもK-1は自分の中では別世界になったって感じがするんですよね。外国人のカテゴリーになったというか。そこよりかはONEの方が可能性が高いと思うので、ONEの選手と戦いたいなと思っています」
――最後にファンにメッセージをお願いします。
「3月28日は-55kgは志朗が最強というのを証明したいと思いますので、皆さん応援をよろしくお願いします」



