スーパーフライ級王座への挑戦権を巡る2試合が行われる。（左から）風音、大崎、政所、松谷
2019年11月4日(月・祝）東京・後楽園ホール『RISE 135』の前日計量＆記者会見が、3日（日）都内にて14：00より行われた。計量は全選手が一度目でパスしている。
王者・田丸辰（平井道場）を頂点とするスーパーフライ級のカードが2試合組まれた。セミファイナル（第8試合）で対戦するRISEスーパーフライ級1位＆J-NETWORKフライ級王者・政所仁（魁塾）は52.85kg、WMC＆J-NETWORKスーパーフライ級王者・大﨑孔稀（OISHI GYM）は52.95kgで計量をパス。
初参戦の大崎は18勝4敗1無効試合の戦績で、18勝の内13勝がKO勝ちという攻撃力の持ち主の国内軽量級トップファイター。「明日は初参戦ですが、いつもKOを狙って試合しているのでKOしてインパクトを残して次も呼んでもらえるように頑張ります。政所選手は田丸戦を見ましたが、スピーディーで上手いなって印象ありますが、僕がそれを力でねじ伏せてKOで勝とうと思うので注目していただければと思います」とKO勝ち宣言。
5月に田丸に挑戦するも敗れ、王座奪取ならなかった政所は「相手は僕の弟に似ているなって印象です。いろいろな人に言われて、弟だと思って戦って負けられないのでボコボコにしようと思います。力でねじ伏せると言われましたが、力でも負けていないので逆にねじ伏せたろって思っています」とボコボコにすると言い返した。
RISEファイターとして外敵を迎え撃つ立場の政所は「1位として絶対に負けられないし、圧倒的に勝たないとメンツが保てないので、差を見せて勝ちます」と気合十分。
大崎は「政所選手が1位なので勝てばタイトルマッチに近づけると思いますが、それを意識して勝てるような甘い選手ではないので目先の政所戦に集中して、タイトルマッチの話が来ればやっていきたいと思っています」と、RISE王座が目標だがまずは政所の地位を奪うとする。
10月はKNOCK OUTに出場し、ほぼ月イチペースで試合をしているが「全然問題ないです。ペースは速いですが、いつもダメージなく終わって練習しての繰り返しなので、しっかり乗り越えてどんどん試合して、強い人を倒して53kgで日本1位になれればと思います」と、一気に日本最強へ駆け上がると意欲を燃やす。
第7試合で対戦する、NJKFフライ級王者・松谷桐（VALLELY KICKBOXING TEAM）は52.8kg、RISEスーパーフライ級4位・風音（TEAM TEPPEN）は52.95kgで計量をパス。
9勝（5KO）1敗の松谷は今回がRISE初参戦。以前からRISEルールでやりたかったと言い、「今まで首相撲やヒジありでやっていて、RISEルールは初めてですが、そのルールでも強いことを証明できたらと思います。相手の印象は前の試合でKOしていて勢いがあると思いますが、自分の方が若くて勢いあると思うので明日は必ず倒して勝とうと思います」と、大崎同様KO宣言。
10月の後楽園大会で元新日本キック王者の麗也をKOする番狂わせを起こした風音は、「（意気込みは）特にないですかね。言葉で言っても分からへんやろうし、明日見てもらえれば分かると思います。僕とはレベルが違うと思います。印象も若いなくらい。明日見といてくださいって感じです」と太々しいコメント。
RISEランカーとして外敵を迎え撃つことをどう思うかと聞かれると「外敵って何ですか？ 他の県から来た人ってことですか？」と天然ぶりを発揮し、「あんま考えても分からないので…僕はアホなので特にないですかね。よくアホって言われるんですが、アホって関西では誉め言葉やと思っているので、褒められていると思っています」と言って場内を笑わせる。同じ関西人の政所から「アホは関西でも誉め言葉じゃないと思います」とのツッコミも受けたが、「ランカーとしてボコるだけ。倒すだけです」と、逆にKOすると語った。
一方、松谷は「絶対に勝って次も呼んでもらえるようにインパクトを残します。53kgにはいっぱい強い選手がいるので、とりあえず明日は絶対に勝って他の強い選手とやらせてもらえればと思っています。田丸選手が王者ですが、そのうちタイトルマッチもやらせてもらえるようにやっていければ。明日は必ず勝つことを考えてやりたいと思います」と、やはり大崎同様にRISEのタイトルに標的を定めていると語った。
