【WAKO】K-1の松本海翔がWAKO世界大会で日本人初の金メダルを獲得！SAHOは3位、中野大輝も健闘＝11.21～29アブダビ

WAKO World Championship 20252025年11月21日(金)～29日(日)アラブ首長国連邦・アブダビ 　2025年11月21日(金)～29日(日)にアラブ首長国連邦・アブダビで開催された『WAKO World Championship 2025』（アマチュアキックボクシング世界大会）に、K-1グループよりSAHO(闘神塾/K-1女子フライ級王者)、松本海翔(TAD)、中野大輝(TAD)が出場した。 　キックボクシングの世界組織WAKO（世界キックボクシング団体協会）は、ARISF（IOC承認国際競技連盟連合）、GAISF（国際スポーツ団体連合）に加盟している。またWAKOは5大陸146の加盟国があり、そのうち105か国は各国のオリンピック委員会や関連スポーツ当局によって公式に認められている。 　そのアマチュア世界選手権世界大会（シニア＝19-40歳）は2年に1回、ジュニア（-18歳）大会も2年に1回、1年ごとに交互に実施。今大会は4,000人（選手2,000人）の参加があり、かなりの規模で開催された。 　同世界大会はK-1ルールで行われ、ヘッドギア、脛パッド、グローブは10オンス着用、2分3ラウンドの3人ジャッジ制のフルコンタクトルールを採用。男子12階級、女子7階級に分かれ、基本はK-1ルールに準じて行われた。 　男子K-1ルール-63.5kgに出場した中野大輝は一回戦負けを喫したものの、女子K-1ルール-56kgにエントリーしたSAHOは順当に勝ち進んだ。準決勝でSAHOは、WAKO国際大会で経験を積んでいる強豪のポリーナ・ガリノヴァ（ブルガリア＝2016・2018WAKO世界王者）と対戦し、惜しくも判定負けも3位入賞でK-1王者としての意地を見せた。 (C) saho_kick 　日本代表が海外勢の洗礼を受ける中、快進撃を続けたのは松本海翔だった。松本は11月15日のK-1で永坂吏羅をKOした後、すぐにWAKO世界大会へ参戦。スピードを活かした戦い方で勝ち上がっていく。28日の準決勝では経験豊富なマハンマド・イマノフから逆転勝ちを収めて決勝へ進んだ。 （C）haruto__matsumoto 　そして、29日の決勝ではカザフスタンのザンドス・ナザルベコフと対戦。パンチからの素早いローキックを次々と決めていった松本は、3-0圧勝の判定でナザルベコフを破り、WAKO世界大会で初優勝。金メダルを獲得した松本は「5日間の計量・試合でとても身体の限界もありましたが諦めずに戦いました！ そしてこの大会は日本が初出場で初の日本代表として金メダルを取れた事が本当に嬉しいです！本当に沢山の応援ありがとうございました」とコメントした。 ■出場選手データ ◇女子K-1ルール -56kgSAHO(日本/闘神塾) Saho1999.10.15生/兵庫県加西市出身/26歳/159cm/オーソドックス/22戦20勝(1KO)2敗＜主なタイトル歴＞第3代K-1 WORLD GP女子フライ級王者S1レディース世界 バンタム級王者S1レディースジャパン バンタム級王者WMC日本女子スーパーバンタム級王者元NJKFミネルヴァ スーパーバンタム級王者 ◇男子K-1ルール -60kg松本海翔(日本/TAD) Haruto Matsumoto2006.6.21生/兵庫県伊丹市出身/19歳/170cm/サウスポー/8戦7勝(5KO)1敗＜主なタイトル歴＞K-1甲子園2022 西日本予選 -55kg優勝第12回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -55kg優勝第41回K-1アマチュア チャレンジAクラス -55kg優勝 ◇男子K-1ルール -63.5kg中野大輝(日本/TAD) Hiroki Nakano1998.12.27生/大阪府大阪市/26歳/172cm/サウスポー/2戦2勝＜主なタイトル歴＞2021年世界選手権 団体出場2021年全日本選手権 無差別第三位2022年シリーズAカイロ 第三位2022年プレミアリーグバクー 第五位2022年シリーズAジャカルタ 第三位2023年全日本体重別選手権 準優勝2023年プレミアリーグカイロ 第五位2023年プレミアリーグラバト 第五位2023年プレミアリーグ福岡 第七位2023年 年間世界ランキング 第七位2024年プレミアリーグトルコ 第五位2024年全日本体重別選手権 第三位2020年～2023年 ナショナルチーム所属